近年、音楽や動画をもっと自由に楽しむために、ワイヤレスイヤホンが多くの人に選ばれるようになりました。ケーブルがないことで、通学やスポーツ、家事をしながらでも邪魔にならず、快適に使えるのが魅力です。
しかし、ワイヤレスイヤホンと一口に言っても、実はさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。例えば、左右一体型や完全ワイヤレス、片耳タイプなどがあり、使用目的や好みによって選ぶべきタイプが異なります。
この記事では、ワイヤレスイヤホンの種類や特徴、選び方のポイントをわかりやすく解説し、コスパの良いおすすめ製品も紹介します。自分にぴったりのワイヤレスイヤホンを見つける参考にしてください!
ワイヤレスイヤホンとは?
ワイヤレスイヤホンとは、音楽や音声を楽しむためのイヤホンで、ケーブルを使わずにBluetoothという無線技術でスマートフォンやタブレットなどと接続するものです。従来の有線イヤホンと異なり、コードがないため絡まる心配がなく、持ち運びや使い勝手の良さが特徴です。
たとえば、通学中にリュックを背負いながら音楽を聴く場合でも、ケーブルが邪魔になることがありません。また、ジョギングや筋トレといった運動中にも、自由に体を動かせるので便利です。
価格帯は2,000円程度の手頃なモデルから、数万円の高音質モデルまでさまざまです。バッテリーは1回の充電で3~10時間程度使用できるものが多く、充電ケースを使えばさらに長時間使える製品もあります。ただし、充電を忘れると使えないという注意点もあります。
ワイヤレスイヤホンは、音楽をもっと自由に楽しみたい人にとって、便利で快適なアイテムです。初心者でも簡単に使えるため、多くの人に選ばれています。
ワイヤレスイヤホンの種類には何がある?
ワイヤレスイヤホンには、形状や使い方によっていくつかの種類があります。それぞれの特徴や用途を知ることで、自分に合ったイヤホンを選ぶことができます。
ここでは、下記3つの種類を詳しく解説します。
- 左右一体型ワイヤレスイヤホン
- 完全ワイヤレスイヤホン
- 片耳タイプのワイヤレスイヤホン
左右一体型ワイヤレスイヤホン
左右一体型ワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホンがケーブルでつながっているタイプです。このケーブル部分は首にかける形になっており、安定感があります。また、ケーブル部分に操作ボタンやバッテリーが内蔵されていることが多いです。
例えば、バッテリー持ちは一回の充電で約8~12時間程度が一般的で、通勤や通学中に使っても十分な時間使用できます。また、運動中に首からずれ落ちにくく、音楽を聴きながら軽いジョギングをする人に向いています。
完全ワイヤレスイヤホン
完全ワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホンが独立しており、ケーブルが一切ないのが特徴です。軽量で持ち運びがしやすく、耳へのフィット感が高いデザインが多いです。特に通勤や通学、仕事中の利用に最適で、スマートな印象を与えるため人気が高いタイプです。
バッテリー持ちは約3~6時間程度ですが、充電ケースが付属しており、ケースに収納するだけでイヤホンを繰り返し充電できます。
片耳タイプのワイヤレスイヤホン
片耳タイプのワイヤレスイヤホンは、片方の耳にだけ装着するシンプルなデザインで、主に通話用として利用されます。軽量で長時間使用しても耳が疲れにくいのが特徴です。
例えば、ハンズフリー通話に便利で、運転中や仕事中に周囲の音を聞きながら使える点が魅力です。バッテリーは約6~10時間程度の製品が多く、通話専用にしては十分な持続時間と言えます。
ワイヤレスイヤホンの種類別メリット・デメリット
ワイヤレスイヤホンにはいくつかの種類があり、それぞれに利点と欠点があります。
ここでは、下記3つの種類のメリットデメリットを詳しく解説します。
- 左右一体型ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
- 完全ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
- 片耳タイプのワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
左右一体型ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
左右一体型ワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホンがケーブルでつながっているタイプです。このデザインは安定感があり、運動や長時間の使用に向いています。
・ケーブルがあるため、イヤホンを紛失しにくい。
・バッテリー容量が比較的大きく、一回の充電で約8~12時間使えるモデルが多い。
・首にかけるデザインで、簡単に取り外しや装着ができる。
デメリット
・ケーブル部分が動くことで音が聞こえることがある。
・完全ワイヤレスと比べると少しデザインが野暮ったい印象になる場合がある。
ジョギング中にイヤホンを落とさずに使いたい場合や、長時間の音楽再生を重視する人に最適です。
完全ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
完全ワイヤレスイヤホンは、ケーブルが一切ないため、スタイリッシュで軽量です。現在最も人気があるタイプです。
・ケーブルがないため、非常に軽量で快適に装着可能。
・充電ケース付きで、ケースを使えば20~30時間分の充電ができる製品もある。
・デザインがスマートで目立ちにくい。
デメリット
・紛失しやすいので注意が必要。
・バッテリー持ちはイヤホン本体だけでは3~6時間程度と短め。
・ケースから出し入れする手間が発生する。
通勤やカフェで使いたい人におすすめです。音楽だけでなく、動画視聴やゲームにも向いています。
片耳タイプのワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット
片耳タイプは、片方だけで使うイヤホンで、特に通話や作業中の利用に適しています。
・軽量で耳が疲れにくい。
・周囲の音が聞き取りやすいため、安全性が高い。
・長時間通話が可能で、バッテリー持ちが良い(6~10時間程度)。
デメリット
・音楽鑑賞には不向きで、ステレオサウンドを楽しめない。
・通話専用として割り切る必要がある。
運転中や仕事中に、ハンズフリーで電話をしたい場合に便利です。
それぞれのタイプには特徴があり、使う場面や目的に応じて選ぶと快適に使えます。ぜひ自分に合ったタイプを見つけてみてください!
ワイヤレスイヤホンの選び方
ワイヤレスイヤホンを選ぶときは、使用する場面や自分の好みに合わせて考えることが大切です。
ここでは、下記5つの選び方を解説します。
- 形状(タイプ)で選択する
- バッテリー性能をチェックする
- 音質やコーデックで選ぶ
- 装着感とフィット感を確認
- 防水性能を比較する
形状(タイプ)で選択する
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際には、形状(タイプ)を確認することが重要です。
主に、「カナル型」「インナーイヤー型」「耳掛け型」「骨伝導型」があり、それぞれのタイプには特徴や使いやすさの違いがあります。
カナル型:耳の穴にしっかり差し込むタイプで、外の音を遮断しやすいです。音漏れが少なく、音楽を集中して楽しめます。電車や図書館など静かな環境に適していますが、耳が圧迫されやすいという欠点もあります。
インナーイヤー型:耳に軽くのせるタイプで、装着感が軽く長時間使っても疲れにくいです。周囲の音が聞こえやすいので、安全性が求められる場所で便利ですが、遮音性や音漏れ対策は弱めです。iPhoneのAirPodsがこの形状の代表例です。
耳掛け型:耳に引っ掛けるタイプで、運動中に外れにくいのが特徴です。ジムでのトレーニングやランニングに適しています。ただし、少し大きめで、メガネをかけている人には不便な場合があります。
骨伝導型:骨を通して音を伝えるイヤホンで、耳をふさがないため外の音も聞こえます。自転車やジョギング中に便利ですが、音質は他のタイプに比べてやや劣ります。
自分の使い方に合った形状を選びましょう!
バッテリー性能をチェックする
バッテリーの持ちは、どれくらい長く使えるかに直結します。イヤホン単体での再生時間や充電ケースを含めた合計時間を確認しましょう。
一般的に、完全ワイヤレスイヤホンは単体で約3~6時間、充電ケースを使えば合計20時間以上使える製品が多いです。長時間使用したいなら、左右一体型やバッテリー容量の大きなモデルが向いています。
特に、通学や外出が長い人は、充電の手間が少ないモデルを選ぶと便利です。
音質やコーデックで選ぶ
音質にこだわりたい場合は、対応している音声コーデックをチェックしましょう。音声コーデックとは、音のデータを圧縮する方式のことで、種類によって音質が異なります。
AAC: iPhoneユーザーに最適で、高音質で遅延が少ないです。
aptX: Androidユーザー向けで、さらに高音質を求める人におすすめです。
自分のスマホがどのコーデックに対応しているか確認しておくと安心です。
装着感とフィット感を確認
長時間使う場合は、装着感が重要です。イヤホンが耳に合わないと、痛くなったり、すぐに外れてしまったりすることがあります。購入時は、イヤホンの形状やサイズが自分の耳に合うか試してみましょう。
完全ワイヤレスイヤホンでは、複数サイズのイヤーピースが付属しているものがおすすめです。快適に使えるイヤホンを選ぶことで、日常の使用がストレスフリーになります。
防水性能を比較する
防水性能があると、雨の日や汗をかくスポーツ中でも安心して使えます。防水性能は「IPX〇」という規格で示され、数字が大きいほど耐水性が高いです。
IPX7以上: 一時的な水没にも耐えられるので、運動時やアウトドアに最適です。
特に運動やアウトドアで使用する場合は、防水性能を確認して選びましょう。
コスパ抜群のワイヤレスイヤホンおすすめ10選!
ワイヤレスイヤホンは価格帯や機能が幅広く、選び方に迷うことがあります。ここでは、コスパに優れたおすすめモデルを厳選して10種類ご紹介します。
【VGP2024 SUMMER 金賞】 【aptX HD & AAC 対応】SOUNDPEATS
SOUNDPEATSは、高音質とコスパで知られるブランドです。本製品は、aptX HDとAACに対応しており、Android・iPhoneどちらでも高音質を楽しめます。ドライバーには10mmダイナミック型を採用し、迫力のある低音が特徴です。
再生時間はイヤホン単体で8時間、ケース込みで最大30時間使用可能。特に音楽鑑賞や動画視聴が多い方におすすめです。加えて、防水規格IPX5を備えており、雨の日や運動時にも安心して使えます。
オーディオテクニカ ATH-CKS330XBT BG ワイヤレスイヤホン
日本の老舗ブランド、オーディオテクニカのATH-CKS330XBTは、重低音を重視した設計が特徴です。専用設計のドライバーが深い低音を再現し、ポップスやクラブミュージックに最適です。
連続再生時間は最大20時間と、長時間使用にも対応。Bluetooth 5.2対応で安定した接続が可能です。手頃な価格帯ながら、音質と耐久性のバランスが良く、エントリーモデルとしても最適です。
【2024革新 ネックバンド型 イヤホン・Bluetooth 5.3】
ネックバンド型のこのモデルは、長時間の使用と安定した装着感を求める人におすすめです。Bluetooth 5.3対応で、省電力かつ途切れにくい接続を実現しています。再生時間は最大18時間と、通勤や運動に十分なバッテリー持ちを誇ります。
さらに、IPX7の防水性能を備えており、汗や雨に強いのもポイントです。首にかけるスタイルは、ランニングやジムトレーニング中でも便利です。
ソニー ワイヤレスイヤホン WI-C100:Bluetooth対応
ソニーのWI-C100は、高音質と使いやすさを両立したモデルです。専用アプリで音質をカスタマイズでき、自分好みのサウンドを楽しめます。再生時間は最大25時間と、長時間の利用にも最適。
IPX4の防滴性能があるため、軽い運動や雨の日でも安心して使えます。デザインもシンプルで、初めてのワイヤレスイヤホンとしてもおすすめです。
Anker Soundcore P40i (Bluetooth 5.3)
AnkerのSoundcore P40iは、手頃な価格ながら高音質を提供するモデルです。Bluetooth 5.3対応で接続の安定性が高く、音ズレも少ない設計です。
イヤホン単体で約8時間、ケース込みで最大32時間の再生が可能です。AIノイズキャンセリング機能を搭載し、通話時にもクリアな音声を届けます。防水性能IPX5で、運動時にも安心して使用可能です。
【VGP金賞】EarFun Air Pro 3 ANC搭載完全ワイヤレスイヤホン
EarFun Air Pro 3は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しており、周囲の雑音を遮断して音楽に集中できます。10mmのダイナミックドライバーがクリアでバランスの良い音質を提供します。
連続再生時間はイヤホン単体で9時間、ケース込みで最大45時間と非常に長持ち。さらに、ワイヤレス充電に対応しており、利便性も抜群です。
【VGP 2024 金賞】EarFun Air Pro 4
EarFun Air Pro 4は、最新技術を詰め込んだ高性能モデルです。独自のAI通話ノイズリダクション機能を搭載し、クリアな通話音声を実現。
再生時間はイヤホン単体で8時間、ケース込みで最大40時間です。アクティブノイズキャンセリング機能も強化されており、雑音が気になる環境でも快適に音楽を楽しめます。
ソニー 完全ワイヤレスイヤホン WF-C510
ソニーのWF-C510は、コンパクトで持ち運びしやすい完全ワイヤレスイヤホンです。高音質コーデック「DSEE」を搭載し、圧縮音源でも高品質な音を楽しめます。
連続再生時間は最大10時間、ケース込みで最大30時間と、日常使いに十分なバッテリー持ちです。IPX4の防滴仕様で、雨や汗にも耐えられる設計です。
エレコム(ELECOM) Bluetooth ヘッドセット
エレコムのBluetoothヘッドセットは、片耳タイプのワイヤレスイヤホンです。軽量で長時間装着しても疲れにくく、通話専用として設計されています。
バッテリー持ちは最大10時間で、ビジネスシーンや移動中のハンズフリー通話に最適です。Bluetooth 5.0対応で安定した接続が可能です。
JVCケンウッド KENWOOD KH-M700-B
JVCケンウッドのKH-M700-Bは、音質重視のカナル型イヤホンです。8.5mmの高性能ドライバーを搭載し、クリアでバランスの取れた音を提供します。
最大再生時間は9時間、ケース込みで最大32時間使用可能です。IPX4の防滴仕様で、軽い雨や汗にも対応。コスパの良い高音質モデルとして人気です。
まとめ
ワイヤレスイヤホンは、音楽や動画をもっと自由に楽しむための便利なアイテムです。この記事では、ワイヤレスイヤホンの種類や選び方、そしておすすめ製品について解説しました。
それぞれのイヤホンには特徴やメリット・デメリットがあり、自分のライフスタイルや使用シーンに合わせて選ぶことが大切です。
例えば、遮音性を重視するならカナル型、装着感を優先するならインナーイヤー型がおすすめです。また、運動中に使う場合は耳掛け型や防水性能の高いモデルが安心です。
さらに、バッテリーの持ちや音質、ノイズキャンセリング機能なども選ぶ際のポイントになります。
今回紹介したおすすめ製品は、価格と性能のバランスが取れており、初心者から上級者まで満足できるラインナップです。自分に合ったイヤホンを見つけて、快適なリスニング体験を楽しみましょう!