タブレットはサブモニターとして使えるの?
タブレットは、PCのサブモニターとして使うことができます。サブモニターとは、メインのモニター(PC画面)のほかに、作業領域を広げるために使う補助的な画面のことです。
タブレットをサブモニターにすることで、2つの画面で別々の作業を行えるため、効率が上がる場合があります。
例えば、以下のような使い方が可能です。
・メイン画面で動画を見ながら、タブレットでメモを取る
タブレットをサブモニターとして使うには、以下の2つの接続方法があります。
ワイヤレス接続:Wi-FiやBluetoothで接続する方法です。ケーブル不要で自由度が高いですが、ネット環境が必要で、場合によっては動作が遅くなることもあります。
また、WindowsやMacでの設定方法もそれぞれ異なるため、使う機器によって接続方法を選ぶ必要があります。最近では専用のアプリも登場しており、設定を簡単にしてくれるものも多く、iPadであれば「Sidecar」などを利用できます。
タブレットをサブモニターとして使うメリットとは?
タブレットをサブモニターとして使うと、デスクワークや勉強の効率が上がるうえ、デスクのスペースも有効に活用できます。また、持ち運びが簡単なタブレットは、出先でもサブモニター環境を手軽に作れるのが魅力です。それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
作業効率が向上する
タブレットをサブモニターとして使うと、同時に複数の画面を表示できるため、作業の効率が上がります。たとえば、メインのPC画面で文章を書きながら、サブモニターのタブレットで資料やウェブページを参照することができます。
また、以下のような場面でも活躍します。
プログラミング作業:メイン画面にコードを表示し、サブモニターにドキュメントや参考資料を開いておくと便利です。
このように、作業のスピードが上がることで、時間を効率的に使えるようになります。
デスクスペースを有効活用できる
タブレットをサブモニターとして使うと、デスク上のスペースを有効に活用できます。従来のPC用モニターに比べてタブレットは薄く、軽量なため、置き場所を選ばずにすみ、デスクを広く保ちながらモニターを追加できます。特に以下のような環境で有効です。
片付けが簡単:作業が終わったら、タブレットは簡単に片付けられるため、デスク上が散らかりにくく、いつもすっきりとした作業環境を保てます。
たとえば、幅60cmほどの小さなデスクでも、タブレットを立てかけるだけでサブモニター環境が整います。限られたスペースで作業している人にとって、デスクスペースを取らないタブレットは便利です。
どこでも手軽にサブモニター環境を構築できる
タブレットは持ち運びがしやすく、いつでもどこでもサブモニターとして使えるのもメリットです。自宅やカフェ、旅行先など、場所を問わずにPCと一緒にタブレットを利用することで、作業環境を広げられます。
特に出先での作業や勉強に役立ちます。
移動中にも便利:電車やバスなどの移動中でも、コンパクトなタブレットなら周囲に邪魔をかけずに使えます。
たとえば、カフェで作業するとき、タブレットがあるとPCのメイン画面に作業を表示しつつ、サブモニターで必要な資料を確認できるため、効率的に作業が進められます。このように、タブレットは手軽に持ち運びができる点で、サブモニターとしての利便性が高いです。
タブレットをサブモニターとして使うデメリットとは?
タブレットをサブモニターにすると作業が便利になる反面、デメリットもいくつかあります。接続や設定に手間がかかることや、モニターとしての画質が劣る場合、さらにバッテリーが早く消耗する点などです。
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
接続や設定の手間がかかる場合がある
タブレットをPCのサブモニターとして使うには、接続方法や設定が必要で、慣れていないと少し手間がかかることがあります。たとえば、USB-CやHDMIケーブルを使っての接続や、Wi-FiやBluetoothを使うワイヤレス接続には、それぞれ準備や初期設定が必要です。また、以下のような手順が含まれます。
PCやタブレット側での設定:WindowsやMacで表示設定を行い、タブレットをモニターとして認識させます。
初心者にとっては、設定画面を行き来したり、アプリを入れたりするのが少し大変に感じるかもしれません。慣れるまでに時間がかかるため、手軽に始めたい人には注意が必要です。
動作や画質がPC用モニターに劣ることがある
タブレットは本来PC用のモニターとして作られていないため、サブモニターとして使うときに動作が遅くなったり、画質が劣ったりする場合があります。特にWi-Fi接続で使うと、インターネットの状況に影響を受け、画面がカクついたり遅延が発生することもあります。
以下の点で、専用モニターとは異なる部分があります。
画質の差:タブレットの解像度は高くても、画面が小さいためPC用の大画面モニターに比べて、細かい文字や画像の表示が見えづらいこともあります。
例えば、デザインや動画編集など、動きや画質が重要な作業には不向きな場合もあるため、使用用途によっては注意が必要です。
バッテリー消耗が早くなる可能性がある
タブレットをサブモニターとして使うと、通常の使用時よりもバッテリーの消耗が早くなります。特にワイヤレス接続の場合は、Wi-FiやBluetooth機能を使い続けるため、バッテリーが通常の2倍以上の速さで減ることもあります。以下のような影響が考えられます。
充電しながらの使用が必要:作業中にバッテリーが切れないよう、充電ケーブルを繋げて使うことが多くなるため、手軽さが減ります。
たとえば、4時間の会議中にサブモニターとして使うと、バッテリーが足りなくなることも。頻繁に充電する必要があるため、持ち運びの自由度が制限される場合があります。
PCに繋げる方法を紹介
タブレットをPCのサブモニターとして使うためには、接続方法や設定が必要です。有線接続やワイヤレス接続の違いに加え、WindowsとMacでの設定方法もそれぞれ紹介します。
有線接続(USB-CやHDMI)
タブレットをPCと有線で接続する方法は、安定した接続ができる点で人気です。主にUSB-CやHDMIケーブルを使って接続します。この方法では、専用アダプターが必要な場合もあるため、タブレットやPCの端子を確認してから準備しましょう。
HDMI接続:HDMI対応のタブレットやPCであれば、HDMIケーブルで接続可能です。特に、映像が高画質で表示されるため、動画や画像の表示に最適です。
有線接続は、安定した映像表示ができるため、遅延が少なく、作業に集中しやすいメリットがあります。ただし、ケーブルが必要なので、デスク周りが少しごちゃごちゃすることもあるかもしれません。
ワイヤレス接続(Wi-FiやBluetooth)
ワイヤレス接続は、ケーブルが不要でデスク周りをすっきりさせたいときに便利です。Wi-FiやBluetoothでPCとタブレットを繋ぎ、サブモニターとして活用します。ただし、接続状況により動作が遅くなる場合があるため、ネット環境が重要です。
Bluetooth接続:Bluetooth接続も可能ですが、Wi-Fiに比べると遅延が大きくなる場合が多いです。簡単なメモ表示や静止画の表示には向いていますが、動画にはあまり適していません。
ワイヤレス接続は、持ち運びに便利で、どこでも簡単にサブモニター環境が作れる点が魅力です。ただし、通信状況によっては画面の動きが遅くなることがあるため、作業内容に合わせて選びましょう。
Windowsでの設定方法
Windowsでタブレットをサブモニターとして使う場合、設定が少し必要です。ここでは、基本的な手順を紹介します。
接続の設定:アプリを起動し、接続したいデバイスを選択します。有線ならケーブルで接続、ワイヤレスならWi-FiやBluetooth設定を行います。
ディスプレイ設定:PCの「設定」→「システム」→「ディスプレイ」から、タブレットの位置(左、右、上下)や解像度を調整します。
これで、タブレットがWindowsのサブモニターとして使えるようになります。調整ができるので、自分の作業スタイルに合わせて画面配置を変えてみましょう。
Macでの設定方法
Macでタブレットをサブモニターにする場合も、設定手順を確認しておきましょう。特にiPadを使う場合、Appleの「Sidecar」機能が便利です。
専用アプリのインストール(その他のタブレット):iPad以外のタブレットは、Windowsと同じく「Duet Display」などのアプリをインストールし、接続を設定します。
画面設定の調整:「システム環境設定」→「ディスプレイ」でタブレットの位置や解像度を設定し、自分に合った配置に調整します。
Macでは、iPadのSidecar機能を使うと簡単にサブモニター化でき、安定した表示も期待できるため、Apple製品同士での利用がおすすめです。他のタブレットでも専用アプリで設定できるので、用途に合わせて選択しましょう。
サブモニターとして使えるタブレットのおすすめ10選
Zwide windows11 タブレットPC 10.5インチ N4120 2in1 8GB RAM+256GB ROM
「Zwide Windows11 タブレットPC 10.5インチ N4120 2in1」は、Windows 11を搭載した10.5インチのタブレットPCで、サブモニターとしても使いやすいモデルです。CPUにはインテルのCeleron N4120を採用しており、基本的なPC作業やウェブ閲覧、Office作業に適しています。
メモリは8GBと十分な容量があり、複数のタスクをスムーズに実行できます。また、256GBのストレージを備えているため、ドキュメントやアプリ、ファイルをしっかり保存できる点も魅力です。
サブモニターとして利用する際は、コンパクトな10.5インチサイズがデスク上で邪魔にならず、簡単に配置できます。また、Windows 11が動作するため、PCとの互換性が高く、画面のミラーリングや拡張表示もスムーズに行えます。
さらに、2in1タイプなので、キーボードを取り外せばタブレットとして使え、取り付ければ小型のノートPCとしても活用可能です。
ASUS Chromebook クロームブック Detachable CM3 10.5インチ 2in1 タブレット
「ASUS Chromebook Detachable CM3」は、Chrome OSを搭載した10.5インチの2in1タブレットで、サブモニターとしても利用しやすいモデルです。このモデルは、軽量で持ち運びやすいデザインが特徴で、タブレットとキーボードを取り外して使えるため、用途に応じて柔軟に活用できます。
解像度1920×1200のディスプレイは鮮やかな表示が可能で、テキストの読みやすさやグラフィックの美しさに優れています。CPUにはMediaTek 8183を採用し、シンプルなタスクやウェブブラウジング、軽めのアプリ操作に適しています。
また、4GBのRAMと最大128GBのストレージを備えているため、一般的な作業やファイル保存も問題ありません。Chrome OSはシンプルで操作性が良く、起動も高速でスムーズなので、サブモニターとしてPCと連携しやすいのもポイントです。
2022 Apple 10.9インチiPad (Wi-Fi, 64GB) - シルバー (第10世代)
「2022 Apple 10.9インチ iPad(第10世代)」は、シンプルで使いやすいiPadシリーズの最新モデルの一つで、サブモニターとしても活用できる高性能なタブレットです。10.9インチのLiquid Retinaディスプレイは解像度2360×1640ピクセルで、鮮やかな色彩とクリアな映像を表示します。
作業用のサブモニターとしても十分な画面サイズで、メインのPCで作業しながら、このiPadで資料やブラウザを表示するなどの活用が可能です。このiPadにはA14 Bionicチップが搭載されており、パフォーマンスが高く、アプリの起動やマルチタスクもスムーズです。
サブモニターとして使用する際に遅延を感じることなく、快適に利用できます。また、バッテリーの持続時間も最大10時間と長く、長時間の作業でも安心です。必要に応じて「Sidecar」機能を使えば、iPadをMacの拡張ディスプレイとして無線接続できるため、Apple製品を多く使うユーザーには特におすすめです。
CHUWI i5-10210Y UBook XPro 2023windows11 タブレットPC 13.0インチ 8GB RAM+512GB ROM
「CHUWI UBook XPro 2023」は、Windows 11を搭載した13インチのタブレットPCで、サブモニターとしてもパワフルに活用できるモデルです。CPUにはインテルのCore i5-10210Yを採用し、メモリは8GB、ストレージは512GB SSDを搭載しているため、一般的な作業や軽めの動画編集、マルチタスクもスムーズに行えます。
ストレージが大容量のため、資料やアプリケーションを多く保存する必要があるビジネスユーザーにもおすすめです。解像度は2160×1440で、13インチの広めの画面に鮮やかな表示が可能です。デスクトップPCやノートPCのサブモニターとして利用すれば、メイン画面での作業効率が大きく向上します。
たとえば、メインのPCで作業しながら、CHUWIタブレットでリファレンス資料やチャット画面を開くなどの活用が可能です。また、Windows 11が搭載されているため、他のWindowsデバイスとの連携もスムーズです。
2021 Apple 10.2インチiPad (Wi-Fi, 64GB) - スペースグレイ
「2021 Apple 10.2インチ iPad(Wi-Fi, 64GB)」は、コストパフォーマンスに優れたモデルで、サブモニターとしても使いやすいタブレットです。このiPadは10.2インチのRetinaディスプレイを搭載し、解像度2160×1620ピクセルで、鮮明で美しい映像を表示します。
特に、書類やウェブサイトの表示に適しており、サブモニターとしてPCの隣に置いて使うのにちょうど良いサイズです。パフォーマンス面では、A13 Bionicチップを搭載しており、アプリの起動やブラウジングがスムーズです。
サブモニターとして活用する際も、アプリの動作が軽快で、遅延なく作業が行えるため、メインのPCで作業しながら、資料表示やメモ取り、動画視聴などに活用できます。また、Appleの「Sidecar」機能を使えば、Macと簡単にワイヤレス接続してサブモニターとして利用できるため、特にMacユーザーにとっては便利です。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook ZA6F0019JP MediaTek Helio P60T/メモリ4GB
「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook ZA6F0019JP」は、手頃な価格でChromebook OSを搭載した10.1インチの2in1タブレットで、サブモニターとしても活用しやすいモデルです。このモデルは、ディスプレイ解像度が1920×1200ピクセルで、10.1インチのコンパクトサイズでも鮮明な映像が楽しめます。
キーボードが着脱可能で、作業内容に合わせてタブレットとしてもノートPCとしても使えるのが魅力です。プロセッサにはMediaTek Helio P60Tを搭載しており、基本的な作業やウェブブラウジング、資料閲覧などに適しています。
メモリは4GB、ストレージは64GBなので、軽めの作業には十分です。例えば、メインのPCで動画編集など重い作業をしながら、サブモニターとしてこのタブレットにブラウザを表示し、資料や動画を確認する使い方が可能です。
ALLDOCUBE iPlay50 mini タブレット Android 13 8.4インチタブレット 1920×1200FHD
「ALLDOCUBE iPlay50 mini」は、コンパクトな8.4インチサイズでAndroid 13を搭載したタブレットです。解像度1920×1200ピクセルのFHDディスプレイを備えており、サブモニターとしても鮮明で見やすい画面が魅力です。
このサイズ感は、デスクに置いても邪魔にならず、メインPCの横に置くサブモニターとして非常に便利です。パフォーマンス面では、UNISOC T606オクタコアプロセッサを採用し、日常のブラウジングや動画視聴、ドキュメントの表示には十分な処理能力を発揮します。
メモリは4GB、ストレージは64GBと一般的な用途には適しており、さらにmicroSDカードで最大512GBまで拡張可能なので、追加のファイルやアプリも問題なく保存できます。
2022 Apple 11インチiPad Pro (Wi-Fi + Cellular, 1TB) - シルバー (第4世代)
「2022 Apple 11インチ iPad Pro(第4世代)」は、Appleの最新技術を搭載した高性能タブレットで、サブモニターとしても多機能で使いやすいモデルです。このiPad Proは、11インチのLiquid Retinaディスプレイを備え、解像度2388×1668ピクセルで鮮やかで美しい映像表示が可能です。
ProMotionテクノロジーによる120Hzのリフレッシュレートに対応しており、画面の動きが非常にスムーズで、動画編集やグラフィック作業にも最適です。さらに、AppleのM2チップを搭載しており、処理能力が非常に高く、パソコン並みのパフォーマンスを発揮します。
サブモニターとして利用する場合も、遅延や動作の重さを感じさせないため、特にクリエイターやプロフェッショナルユーザーに適しています。また、1TBの大容量ストレージを搭載しているため、大きなファイルやアプリを多く保存でき、長期間快適に使えます。
Intehill モバイルモニター 13.3インチ 有機el モニター OLEDパネル自発光 1080P 10Bit DCI-P3 100%
「Intehill モバイルモニター 13.3インチ」は、OLEDパネルを採用した高品質なモバイルディスプレイで、サブモニターとしての利用に最適です。解像度はフルHD(1080P)、OLED(有機EL)パネルにより、自発光で鮮やかな色彩を表現します。
DCI-P3カバー率が100%で、一般的なモニターよりも色域が広く、動画編集やグラフィックデザインの用途にも対応できるプロフェッショナルな仕様です。このモニターは10ビットカラーに対応しており、滑らかな色調の変化を表示できるため、色の階調が非常に美しく、細部まで正確に映し出します。
また、OLEDパネルはコントラスト比が非常に高く、黒が深くはっきり表示されるので、映画鑑賞などでも画質に満足できます。リフレッシュレートは60Hzで、一般的な作業や映像視聴には十分です。
【Amazon限定ブランド】VisionOwl モバイルモニター 10.5インチ 超軽量249g 高輝度450nits 100%sRGB広色域
「VisionOwl モバイルモニター 10.5インチ」は、コンパクトかつ高性能なモバイルモニターで、サブモニターとしての利用に非常に適しています。重量はわずか249gと超軽量で、持ち運びが容易なため、外出先でも気軽にサブモニター環境を構築できます。
また、10.5インチサイズは、PCの横に置いても邪魔にならず、画面の配置が簡単です。このモニターは450nitsの高輝度ディスプレイを搭載しており、明るい場所でも画面が見やすく、鮮明に表示されます。
さらに、100% sRGBの広色域対応により、色の再現性が高く、画像編集やデザイン作業においても実際の色に近い表現が可能です。解像度はフルHD(1920×1080)で、テキストや画像もくっきりと表示され、仕事の効率を高めます。
まとめ
この記事では、タブレットをPCのサブモニターとして使う方法について解説しました。サブモニターとして使うと、作業効率が上がったり、デスクスペースを広く使えたり、どこでもサブモニター環境を作れるといったメリットがあります。
一方で、接続や設定に手間がかかったり、PC用モニターに比べて動作や画質が劣ること、バッテリーが早く消耗するなどのデメリットもあるため、使い方によっては注意が必要です。タブレットをサブモニターとして使うことで、作業が効率的に進む一方で、画質やバッテリーに気を付ける必要があるので、自分の使い方に合った方法を選びましょう。
タブレットをサブモニターにすることでPC作業が快適になり、より集中して取り組めるようになるかもしれません。自分に合った設定で、タブレットを活用してみてください。