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タブレットを初期化したらどうなる?各端末の初期化方法や注意点を紹介

この記事では「タブレットを初期化したらどうなる?各端末の初期化方法や注意点を紹介」についてご紹介します。

「タブレットの不具合が続いているので初期化したい」「タブレットを売却または譲渡したいので初期化したい」「タブレットを初期化したいけれど不安」というような方に役立つ内容となっていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

タブレットを初期化したらどうなる?

はてな

タブレットを初期化すると、端末が工場出荷時の状態に戻ります。つまり、購入したときのようなまっさらな状態になるのです。

初期化では、保存されているデータやアプリ、設定がすべて削除されます。たとえば、写真や動画、インストールしたアプリ、Wi-Fiの接続情報、ゲームの進行状況などが消えてしまいます。

たとえば、32GBのタブレットを使っていて、20GBのデータを保存していた場合、初期化後はすべて消えるので、使用可能な容量が32GBに戻ります。ただし、SDカードやクラウドに保存したデータは初期化の影響を受けません。

初期化の良い点として、動作が遅くなったり、アプリが頻繁に落ちるような場合に、初期化で問題が解決することが多いです。また、ウイルスや不具合が原因で正常に使えなくなった場合にも効果的です。しかし注意点もあります。

データが完全に消えるため、事前に大切な写真や書類を別の場所にバックアップしておかないと二度と取り戻せません。初期化は便利ですが、準備を怠らないことが大切です。

タブレットのログインパスワードを忘れたら初期化するのが良い?

ログイン

タブレットのログインパスワードを忘れてしまうと、デバイスにアクセスできなくなり、とても困ります。このような場合、初期化が解決策になることがありますが、その前に他の方法を試してみることが大切です。

まず、パスワードを忘れた場合、多くのタブレットではパスワードを数回間違えると「パスワードを忘れましたか?」といったリンクが表示されることがあります。このリンクをタップすると、GoogleアカウントやApple IDを使ってパスワードをリセットできる場合があります。

リセットの際は、タブレットがインターネットに接続されている必要があるので、Wi-Fiがオンになっているか確認しましょう。しかし、これでもパスワードがリセットできない場合は、初期化を検討する必要があります。

初期化を行うと、タブレットのデータがすべて削除されてしまいます。これは、保存している写真、アプリ、ゲームの進行状況、Wi-Fiの設定などがすべてなくなり、タブレットが購入時の状態に戻ることを意味します。

そのため、初期化を行う前に、もし可能であればバックアップを取ることが大切です。初期化後、タブレットを再度使用するには、GoogleアカウントやApple IDでログインする必要があります。

これを「アクティベーションロック」と呼びます。たとえば、中古品のタブレットでログインアカウントがわからない場合、このロックを解除できないとタブレットは使えません。

ログインパスワードを忘れたとき、初期化は最終手段として考えるべきです。その前にリセットやサポートへの問い合わせを試してみることで、データを失わずに解決できる可能性があります。

タブレットを初期化するとGoogleアカウントも消える?

タブレット

タブレットを初期化すると、Googleアカウントが消えるわけではありません。ただし、タブレット上でのGoogleアカウントのログイン情報が削除されるため、初期化後には再びアカウント情報を入力してログインする必要があります。

Googleアカウント自体はインターネット上に保存されているため、初期化してもデータは完全に消えません。例えば、GmailのメールやGoogleフォトの写真、Googleドライブに保存しているファイルなどは、初期化後もアカウントにログインすれば再びアクセスできます。

しかし、タブレットに保存していたデータ(ダウンロードした写真やアプリのデータなど)は削除されるため、バックアップを取っておくことが重要です。

さらに、Androidタブレットでは「アクティベーションロック」という仕組みがあります。初期化後にタブレットを再び使用する際、初期化前に使用していたGoogleアカウントでログインしないとデバイスがロックされたままになります。

これにより、不正に取得された端末が利用されるのを防ぐことができます。このため、初期化を行う場合は、Googleアカウントのパスワードを必ず覚えておく必要があります。

まとめると、初期化してもGoogleアカウント自体は消えませんが、端末内のデータはすべて削除されるため、クラウドサービスを活用したバックアップが安心です。また、初期化後にログイン情報が必要になることを覚えておきましょう。

タブレットの初期化手順を紹介

タブレットを初期化する際には、正しい手順を知っておくことが大切です。初期化前にデータを安全にバックアップし、使用している端末の種類に応じた方法で初期化を進めましょう。

それぞれのポイントを以下で詳しく解説します。

初期化前のバックアップ手順

バックアップ

初期化を行うとタブレット内のデータが全て削除されるため、大切な情報を失わないようにバックアップを取ることが必要です。まず、写真や動画、連絡先はGoogleドライブやiCloudなどのクラウドサービスを利用して保存します。

例えば、Googleフォトを使えば容量無制限(条件付き)で写真をバックアップできます。また、アプリのデータやWi-Fiの設定なども一部はクラウドに保存されるため、アカウントにログインしておくと便利です。

もしクラウドを利用できない場合は、パソコンに接続してデータを手動で保存する方法もあります。例えば、Androidの場合はUSBケーブルを使用してパソコンにデータを転送できます。

iPadの場合はiTunesまたはFinderを使ってバックアップを作成できます。この準備が終わったら、初期化に進むことができます。

Androidタブレットの初期化手順

手順

Androidタブレットの初期化は、設定画面から簡単に行うことができます。まず、「設定」アプリを開き、「システム」→「リセット」→「端末をリセット」を選択します。

この操作を行うと、データが全て削除されます。しかし、端末が正常に動かない場合やログインパスワードを忘れた場合は、リカバリーモードを使う必要があります。

電源ボタンと音量ボタンを同時に長押しするとリカバリーモードに入り、「Factory Reset(工場出荷時に戻す)」を選択できます。ただし、この方法ではクラウドバックアップを取っていないとデータを復元することができません。

初期化後はGoogleアカウントで再ログインして設定をやり直します。

iPadの初期化手順

タブレット

iPadの場合、初期化は設定アプリまたはパソコンを使って行えます。設定アプリから行う場合は、「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。

この操作でデータが削除され、iPadが初期状態に戻ります。

パソコンを使う場合は、iPadをLightningケーブルで接続し、Finder(Mac)またはiTunes(Windows)を開きます。「デバイスを復元」を選択すれば初期化が開始されます。

ただし、Apple IDのパスワードが必要になるため、事前に確認しておきましょう。iPadは初期化後にApple IDでのログインが求められるため、パスワードを忘れている場合はサポートに問い合わせる必要があります。

各メーカー特有の初期化手順の確認方法

チェック/テスト

メーカーごとに初期化の方法が異なる場合があるため、公式のサポートページを参考にすることが大切です。例えば、Samsungのタブレットでは「Smart Switch」という専用アプリを使ってデータのバックアップや復元が可能です。

一方、Lenovoのタブレットは、設定メニューに加えてリカバリーツールを使った初期化手順が用意されています。また、国内メーカーのタブレット(富士通やソニーなど)は、日本語での説明書やサポートが充実しているため、公式サイトで詳しい手順を確認すると良いでしょう。

具体的な機種名で検索すると、分かりやすい解説や画像付きの手順が見つかることもあります。

タブレットを初期化する際の注意点

注意/STOP

タブレットを初期化すると、端末内のデータがすべて削除され、購入時の状態に戻ります。初期化にはメリットがありますが、いくつか重要な注意点を押さえておかないと、後で困ることになるかもしれません。

まず、初期化を行う前にデータのバックアップを忘れないでください

初期化によって写真、連絡先、アプリのデータなどが完全に削除されるため、大切な情報を失わないようにGoogleドライブやiCloudなどのクラウドサービス、またはパソコンに保存しておく必要があります。例えば、友達との写真や学校の課題データなども失う可能性があります。

また、GoogleアカウントやApple IDのパスワードを覚えておくことも重要です。

初期化後に端末を再び使う際、元々設定していたアカウントでログインする必要があります。これを「アクティベーションロック」といい、ログインできないとタブレットが使えなくなります。

たとえば、初期化後にGoogleアカウントのパスワードを忘れてしまうと、修理やサポートを受ける必要が生じるかもしれません。

さらに、初期化を行う目的を確認してください。

動作が遅いと感じる場合でも、初期化の前に不要なアプリを削除したり、端末を再起動するだけで解決する場合があります。不必要な初期化は時間の浪費やストレスの原因となるので、慎重に判断しましょう。

初期化はとても便利な方法ですが、大切なデータやアカウント情報を守るため、事前の準備をしっかり行うことが大切です。

まとめ

タブレットを初期化することは、端末を購入時の状態に戻す便利な方法ですが、その反面、大切なデータがすべて消えるため、慎重に準備する必要があります。例えば、家族との写真や学校の宿題データ、ゲームの進行状況など、削除されると二度と取り戻せない情報もあります。

そのため、初期化を行う前にGoogleドライブやiCloudなどのクラウドサービス、または外付けデバイスにバックアップを取ることがとても大切です。また、初期化後に端末を再利用するためには、GoogleアカウントやApple IDのログイン情報が必要です。

さらに、初期化は、端末が動作不良を起こした場合やウイルス感染が疑われる場合などに役立ちますが、問題解決の最終手段と考えましょう。軽い不具合であれば、アプリの削除や再起動、不要なデータの整理など、初期化以外の方法で解決できることもあります。

初期化は強力な解決方法ですが、準備不足だと困ることが多いです。必要なデータの保存やアカウント情報の確認をしっかり行い、安全に初期化を行いましょう。このような対策を取れば、初期化後も安心してタブレットを使用できます。

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