タブレットはどうやって捨てたらいい？
タブレットを処分するにはいくつかの方法があります。自治体のルールに従う、リサイクル業者を利用する、買取サービスを活用するなど、自分の状況に合った選択肢を選びましょう。
それぞれの方法を詳しく解説します。
自治体の指示に従う方法
自治体では、地域ごとのルールに従ってタブレットを回収しています。次のような手順で処分できます。
【手順】
ゴミの分別ルールや、タブレットの処分方法が記載されています。「不燃ゴミ」や「粗大ゴミ」に分類される場合があります。
回収日を調べる：
不燃ゴミや粗大ゴミは決まった曜日にしか回収しないことが多いため、スケジュールを確認します。
適切な形で出す：
タブレットは金属部分が多いため、透明な袋に入れるなどの指示があることもあります。
【メリット】
- 自治体のルールに従うため、安全かつ簡単に処分できます。
- ほとんどの場合、無料または安価で処分できます。
リサイクル業者に引き取ってもらう方法
タブレットをリサイクル業者に渡すと、素材が再利用され環境に優しい処分が可能です。
【手順】
「小型家電リサイクル業者」や「家電リサイクルセンター」などを検索します。
連絡して回収方法を確認：
自宅まで回収に来てもらう方法や、持ち込み可能な業者があります。
引き渡す：
指定された日時に引き渡し、料金が必要な場合は支払います。
【費用の目安】
無料の場合もありますが、業者によっては数百円から数千円程度の費用がかかることがあります。
【メリット】
- 環境保護につながり、タブレットの材料を再利用できます。
- 自宅まで回収してくれる場合もあり、手間が少ないです。
買取サービスを利用して処分する方法
タブレットを売ることで、不要なものをお金に変えることができます。特に状態が良いタブレットや動作する機種は、高値で買い取られることもあります。
【手順】
「ゲオ」や「ハードオフ」、オンライン買取サービス（例：メルカリ、楽天買取）などを利用します。
査定を受ける：
店舗で直接査定してもらうか、オンラインで写真を送って見積もりをもらいます。
売却する：
査定額に納得したら売却を進めます。必要書類（身分証明書）を準備しておきましょう。
【メリット】
- 処分するだけでなく、現金を得ることができます。
- 不要なタブレットが再び誰かに使われることで、資源の有効活用につながります。
燃えるゴミとして捨てられるの？
タブレットを燃えるゴミとして捨てることは基本的にできません。なぜなら、タブレットには電池（バッテリー）や電子部品が含まれており、燃えるゴミとして処理すると環境に悪い影響を与えるからです。
さらに、バッテリーが破損すると発火の危険性もあります。そのため、多くの自治体ではタブレットを普通のゴミとして捨てることを禁止しています。
【なぜ燃えるゴミとして捨てられないの？】
タブレットには金属やプラスチック、リチウムイオン電池が使われています。これらは適切に処理しないと有害物質が発生します。
安全性の問題：
リチウムイオン電池がゴミ処理の過程で破損すると、発火や爆発の危険があります。
【どうすればいいの？】
タブレットを処分するには、次の方法を検討しましょう。
自治体によっては「不燃ゴミ」や「粗大ゴミ」として回収している場合があります。お住まいの地域のルールを確認してください。
回収ボックスを利用：
スーパーマーケットや家電量販店に「小型家電回収ボックス」が設置されていることがあります。
リサイクル業者に相談：
専門のリサイクル業者では、安全に分解・再利用してくれます。
【例：自治体の回収ルール】
例えば東京都では、タブレットは「家電リサイクル法」の対象外ですが、小型家電リサイクル法に基づいて回収ボックスでの処理が推奨されています。
タブレットを燃えるゴミとして捨てるのは危険で法律違反になる場合もあります。正しい方法で処分することが大切です！
小型家電の回収ボックスを設置している地域もある
タブレットを処分するときに、小型家電回収ボックスを使える地域が増えています。このボックスは、家庭で使い終わった小型の電化製品を安全にリサイクルするために設置されています。
リサイクルのルールを守ることで、タブレットに使われている金属やプラスチックを再利用することができます。
【小型家電回収ボックスとは？】
役所や図書館、スーパー、家電量販店の入り口付近などに設置されています。
対象となる家電：
スマホ、デジカメ、電卓、タブレットなど。
タブレットも対象：
小型家電リサイクル法に基づき、不要になったタブレットも対象品目です。
【利用方法】
処分する前に、タブレットのデータを消去してください。
回収ボックスに入れる：
指定された回収ボックスにそのまま投函します。充電ケーブルなども一緒に処分可能な場合があります。
料金：
多くの場合、無料で利用できますが、地域によって異なることもあります。
【メリット】
タブレットに使われている金属やプラスチックをリサイクルすることで、資源の節約につながります。
手軽に処分できる：
回収ボックスは設置場所が多いため、簡単に利用できます。
【例：設置場所の具体例】
東京都23区では、役所や一部の区民センターに回収ボックスが設置されています。
例えば新宿区役所の1階には、誰でも利用できる回収ボックスがあります。
小型家電回収ボックスは、使わなくなったタブレットを簡単かつエコに処分できる方法です。お住まいの地域の設置場所を調べて活用しましょう！
タブレット内のデータを削除する方法は？
タブレットを処分する前に、データの削除を行うことはとても重要です。個人情報が残ったままだと悪用されるリスクがあります。
ここでは、データを安全に削除する手順を詳しく解説します。
バックアップを取ってからデータを削除する方法
データを削除する前に、大切な写真や連絡先などを他の場所に保存しておくことで、後から困ることを防げます。
【手順】
GoogleドライブやiCloudなどを利用して、写真やファイルをオンラインに保存します。
容量が足りない場合は、必要なデータを優先してバックアップしましょう。
パソコンに保存する：
USBケーブルでタブレットとパソコンを接続し、データをコピーします。
必要なアプリをメモ：
よく使うアプリをリストアップし、後で再ダウンロードできるようにしておきます。
【ポイント】
- クラウドの無料プランでは、5GB～15GB程度の容量が使えます。
- バックアップ後はデータが正しく保存されたか確認しましょう。
初期化して全てのデータを消去する方法
タブレットの初期化は、内部のデータをすべて削除し、購入時の状態に戻す操作です。これで第三者に渡しても安心です。
【手順】
タブレットの「設定」アプリを開き、「リセット」や「工場出荷時リセット」の項目を探します。
確認作業：
初期化を実行すると全てのデータが削除されることを確認し、バックアップが完了しているかチェックします。
初期化の実行：
メニューに従い、タブレットを初期化します。一部のタブレットではGoogleアカウントやApple IDのパスワードが必要です。
【注意点】
- 初期化に時間がかかる場合があります（10～30分）。
- 初期化後、電源を入れると最初のセットアップ画面が表示されます。
データが復元されないようにする注意点
初期化しても、専門的な技術を使えばデータが復元されることがあります。そのリスクを減らすための対策も重要です。
【対策方法】
専用のデータ削除アプリ（例：Secure Eraser）を使うことで、復元が困難になります。
データを上書きする：
初期化後にタブレットのストレージをいっぱいにするようなデータ（例えば適当な動画ファイルなど）を保存し、再度初期化します。
SDカードも確認：
内部ストレージだけでなく、SDカードや外部ストレージも削除・フォーマットを忘れずに行いましょう。
【費用】
完全削除アプリの多くは無料または数百円で利用できます。
まとめ
タブレットの処分には、いくつかの正しい方法があります。自治体のルールを確認して捨てる方法や、リサイクル業者や買取サービスを利用する方法など、自分の状況に合った選択をしましょう。
また、燃えるゴミとして捨てるのは環境や安全面で問題があるため避けてください。小型家電回収ボックスを使うと、簡単でエコな処分ができます。
処分する前に忘れてはいけないのが、タブレット内のデータ削除です。以下の手順を守ってデータを守りましょう。
初期化する：タブレットの設定をリセットして全てのデータを消去します。
復元防止対策：完全削除アプリなどを使って、データが復元されないようにします。
タブレットを適切に処分することで、環境保護やリサイクルに貢献できます。捨て方やデータ削除を正しく行い、安心してタブレットを手放しましょう！