冬は加湿器をつけっぱなしにしたい。でも電気代の請求が増えるのは怖い。そう思って「省エネ」と書かれた製品を探している方は多いはずです。
先に結論です。加湿器で使う電気の量は、機能ではなく方式でほぼ決まります。風だけで加湿する気化式がいちばん少なく、ヒーターを使うほど増えます。
もうひとつあります。商品名の「省エネ」「節電」という文字は、そのままでは根拠になりません。何を基準にした言葉かが示されていないからです。
そこでこの記事では、電気の量が公表されている機種だけを取り上げます。そのうえで、加湿量100mLあたりに何ワット使うかという同じものさしで10モデルを並べました。金額は電気代の目安だけを書きます。
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加湿器の電気の量は方式でほぼ決まる

この章の要点は1つです。機能ではなく方式で先に絞れば、電気の量はだいたい決まります。
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気化式は水を沸かさないので電気を使う場所が少ない
気化式(水を含ませた部品に風を当てるタイプ)は、水を沸かしません。
パナソニックの公式サイトは、こう説明しています。「『気化式』は、水を沸騰させる方式ではなく、水を含んだ加湿フィルターに風を当てて湿気を出す方式のため、蒸気は出ません。」
つまり、電気を使うのは主に風を送る部分だけです。だから電気の量が小さくてすみます。
ヒーターを使う方式ほど電気の量は増える
スチーム式(水を沸かして蒸気にするタイプ)は、水を沸かし続けます。ヒーターは電気をたくさん使います。
ハイブリッド式(風やヒーターを組み合わせるタイプ)は、その中間です。ヒーターを使う運転と、使わない運転を切り替えます。
超音波式(水をこまかい霧にして飛ばすタイプ)も電気の量は小さめです。ただし方式ごとの比べ方は別記事の担当なので、ここでは深追いしません。
▶ あわせてチェック:加湿器の方式・種類の違いを解説|スチーム式・超音波式・気化式・ハイブリッド式を比較。
「省エネ」の表記だけでは判断できない
商品名やパッケージには「省エネ」「節電」とよく書かれています。
ただ、その多くは基準が示されていません。何と比べて省エネなのかが分かりません。だから、この記事では表記ではなく数値だけで判断します。
見るのは2つです。定格消費電力(いちばん強い運転で使う電気の量)と、加湿量(1時間にどれだけ水を空気に出せるか)です。
▶ あわせてチェック:加湿器の電気代は方式で決まる|スチーム式・超音波式・気化式・ハイブリッド式を実額比較。
省エネの機種を見分ける数字

この章の要点は1つです。電気の量だけを見ても足りません。出せる水の量とセットで見ます。
定格消費電力はどの運転の値かを確かめる
まず1つめの数字です。いちばん強い運転で使う電気の量を見ます。
ここで気をつけたいことがあります。メーカーによっては、弱い運転の値も別に公表しています。同じ機種でも、運転によって電気の量は何十倍も変わります。どの運転の値なのかを必ず確かめてください。
※この記事の数字はすべて「定格(決められた条件ではかった値)」です。実際の使い方では前後します。
定格加湿量は1時間に出せる水の量
2つめの数字です。1時間に出せる水の量を見ます。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機ランキング10選|適用床面積・加湿量・手入れで採点
パナソニックの公式サイトは、加湿の力の決め方を説明しています。「室温20℃、湿度30%時に放出できる『1時間あたりの水分量』」です。※測り方は業界団体の規格に沿ったものです。
同じ電気の量でも、出せる水の量が少なければ長く動かすことになります。だから電気の量だけを見るのは片手落ちです。
加湿量100mlあたりの電気の量でそろえて比べる
そこで、この記事は共通のものさしを作りました。
計算はかんたんです。いちばん強い運転の電気の量を、そのときの加湿量で割ります。それを100倍します。これで「水を100mL出すのに何ワット使うか」がそろいます。
大事な断りがあります。この値は、当メディアが公表値から計算したものです。メーカーが示した指標ではありません。部屋の広さや使い方でも変わります。それでも、方式が違う機種を同じ土俵に乗せる目安にはなります。
▶ あわせてチェック:加湿器の選び方|部屋の広さと方式で決める手順とおすすめ10選。
電気の量が増える使い方

この章の要点は1つです。部屋に対して小さすぎる機種を強く回し続けるのが、いちばん電気を使います。
▶ あわせてチェック:梅雨に加湿器は必要?除湿との使い分けと梅雨に向く選び方・使い方
部屋の広さに対して小さすぎると強い運転が続く
広さの目安は、ふたつの数字で示されます。適用床面積(どのくらいの広さの部屋に向くか、の目安)といいます。
パナソニックの公式サイトは、こう説明しています。「プレハブ洋室とは、マンションなどの洋室のように気密性の高いお部屋」。そして「木造和室は、畳や障子などで水分が吸収されるため、プレハブ洋室に比べて気密性が低く」なります。
読み方は単純です。木造の家なら「木造和室」の数字を見ます。マンションのような造りなら「プレハブ洋室」の数字を見ます。
部屋に対して小さすぎる機種は、強い運転から下がりにくくなります。結果として電気の量が増えやすくなります。必ず増えると言い切れるわけではありませんが、増えやすい使い方です。
▶ あわせてチェック:加湿器10畳おすすめ11選|適用床面積と必要な加湿量・タンク容量の選び方。
自動運転やエコ運転の名称はメーカーごとに違う
電気の量を抑える運転には、いろいろな名前が付いています。
自動運転(決めた湿り具合に近づくよう、機械が自分で強さを変える運転)のほか、「eco」「静音」「おやすみ」などがあります。名前も中身もメーカーごとに違います。
だからこの記事では、掲載機種の運転の名前を公式の表記のまま紹介します。勝手に言い換えると、取扱説明書と食い違ってしまうからです。
手入れをしないと同じ運転でも加湿の力が落ちる
3つめは手入れです。
ダイニチ工業の故障診断は、湿度が上がらないときの確認項目を挙げています。
- 「抗菌気化フィルターを取扱説明書に従ってお手入れしている」かどうか。
- 「抗菌気化フィルターを正しくセットしている」かどうか。
- 「抗菌気化フィルターが型崩れしていない」かどうか。
手入れをしないと、同じ運転でも出せる水の量が落ちることがあります。そのぶん長く動かすことになります。
ただし、節電のためにつけっぱなしにするのは勧めません。大阪健康安全基盤研究所は「タンクの水は毎日新しい水道水に交換し、水のつぎ足しはしない。」と案内しています。
消費電力が公表された気化式の省エネ加湿器5選
この5台は、風で加湿する気化式です。いちばん強い運転で使う電気の量が、メーカー公式に公表されています。気化式は水を沸かさないので、電気を使うのは主に風を送る部分です。
並び順は、加湿量100mLあたりに使う電気の量が少ない順です。この値は当メディアが公表値から計算したもので、メーカーの指標ではありません。電気代がいくら安くなるかを約束する順位でもありません。
第1位:FE-KX05C-W(パナソニック)
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FE-KX05C-W(パナソニック)の基本情報
ヒーターを使わない気化式です。いちばん強い運転でも8Wです。そのとき1時間に500mL出せます。
計算すると、水を100mL出すのに1.6Wです。掲載10モデルのなかでいちばん小さい値でした。1日8時間動かした電気代の目安は約2円です。電気代はkWh(1000Wの機械を1時間動かしたときに使う電気の量)あたり31円として計算しました。
FE-KX05C-W(パナソニック)の主要スペック
| 加湿方式 | 気化式 |
| 加湿量 | 強500・中420・静か150mL/h |
| 定格消費電力 | 強8W・中6.5W・静か4W |
| 100mLあたりの電気の量 | 1.6W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約2円 |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室8.5畳・プレハブ洋室14畳 |
| タンク容量 | 約4.2L |
FE-KX05C-W(パナソニック)の口コミ
Web上では「動いているのが分からないくらい静か」という声が見られます。一方で「蒸気が見えないので不安になる」という趣旨の声もあります。
第2位:FE-KX07C-W(パナソニック)
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FE-KX07C-W(パナソニック)の基本情報
同じ気化式の、ひとまわり大きいほうです。強い運転で14W、1時間に700mL出せます。
100mLあたりは2.0Wです。広さの目安が木造和室12畳・プレハブ洋室19畳まで伸びます。1日8時間の電気代の目安は約3円です。
FE-KX07C-W(パナソニック)の主要スペック
| 加湿方式 | 気化式 |
| 加湿量 | 強700・中500・静か150mL/h |
| 定格消費電力 | 強14W・中8W・静か4W |
| 100mLあたりの電気の量 | 2.0W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約3円 |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室12畳・プレハブ洋室19畳 |
| タンク容量 | 約4.2L |
FE-KX07C-W(パナソニック)の口コミ
Web上では「リビングでも湿度が上がる」という声が見られます。一方で「強にすると風の音が気になる」という趣旨の声もあります。
第3位:加湿器 気化式(SwitchBot)
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加湿器 気化式(SwitchBot)の基本情報
最大で1時間に750mL出せます。電気の量は約15Wと公表されています。100mLあたりは2.0Wです。
タンクは4.5Lで、上から注げます。ただし部屋の広さの目安は「21畳」の一段表記で、木造かマンションかの区別がありません。
加湿器 気化式(SwitchBot)の主要スペック
| 加湿方式 | 気化式 |
| 加湿量 | 最大750mL/h |
| 定格消費電力 | 約15W |
| 100mLあたりの電気の量 | 2.0W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約4円 |
| 部屋の広さの目安 | 21畳(二段表記なし) |
| タンク容量 | 4.5L |
加湿器 気化式(SwitchBot)の口コミ
Web上では「音がほとんど気にならない」という声が見られます。一方で「本体が大きめ」という趣旨の声もあります。
第4位:HV-R30-W(シャープ)
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HV-R30-W(シャープ)の基本情報
ひとり暮らしの部屋向けの小さい気化式です。強い運転で9.0W、1時間に290mL出せます。
100mLあたりは3.1Wです。静音運転なら2.5Wまで下がり、約16時間続けて動きます。1日8時間の電気代の目安は約2円です。
HV-R30-W(シャープ)の主要スペック
| 加湿方式 | 気化式 |
| 加湿量 | 強290・静音145mL/h |
| 定格消費電力 | 強9.0W・静音2.5W |
| 100mLあたりの電気の量 | 3.1W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約2円 |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室5畳・プレハブ洋室8畳 |
| タンク容量 | 約2.4L |
HV-R30-W(シャープ)の口コミ
Web上では「寝室にちょうどいい大きさ」という声が見られます。一方で「水の減りが早い」という趣旨の声もあります。
第5位:SD-E151(シロカ)
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SD-E151(シロカ)の基本情報
掲載した気化式のなかで、いちばん多く出せる機種です。ターボで1時間に850mL、そのとき30Wです。
100mLあたりは3.5Wになります。広さの目安は木造和室13.5畳・プレハブ洋室22畳と、この5台でいちばん広い部屋に向きます。1日8時間の電気代の目安は約7円です。
SD-E151(シロカ)の主要スペック
| 加湿方式 | 気化式 |
| 加湿量 | ターボ850・強700・標準500・静音200mL/h |
| 定格消費電力 | 最大30W・最小2W |
| 100mLあたりの電気の量 | 3.5W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約7円 |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室13.5畳・プレハブ洋室22畳 |
| タンク容量 | 4.7L |
SD-E151(シロカ)の口コミ
Web上では「広い部屋でも湿度が上がる」という声が見られます。一方で「大きいので置き場所を考える」という趣旨の声もあります。
▶ あわせてチェック:気化式加湿器のおすすめ13選|電気代の目安と選び方・ハイブリッド式との違い。
消費電力が公表されたハイブリッド式の加湿器5選
この5台は、風やヒーターを組み合わせるハイブリッド式です。いちばん強い運転で使う電気の量が公表されています。ヒーターを使うぶん電気の量は気化式より多くなります。ただし公表値があるので、月にいくらかかるかを計算できます。
▶ あわせてチェック:寝室におすすめの加湿器10選|静かで朝まで潤う選び方と結露対策
並び順は区画Aと同じで、加湿量100mLあたりに使う電気の量が少ない順です。この値も当メディアの算出です。気化式より電気の量が少なくなることを約束するものではありません。
第1位:HD-PC1800G-W(ダイニチ)
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HD-PC1800G-W(ダイニチ)の基本情報
風にヒーターを足した加熱気化式の大型機です。1時間に1800mL出せて、電気の量は390Wと公表されています。
100mLあたりは21.7Wです。ハイブリッド式のなかでは、出せる水の量に対して電気の量が小さいほうでした。ただし本体そのものが大きく、1日8時間の電気代の目安は約97円になります。
HD-PC1800G-W(ダイニチ)の主要スペック
| 加湿方式 | ハイブリッド式(加熱気化式) |
| 加湿量 | 1800mL/h |
| 定格消費電力 | 390W |
| 100mLあたりの電気の量 | 21.7W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約97円 |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室30畳・プレハブ洋室50畳 |
| タンク容量 | 12L |
HD-PC1800G-W(ダイニチ)の口コミ
Web上では「広い部屋でもしっかり加湿できる」という声が見られます。一方で「置き場所と重さは覚悟がいる」という趣旨の声もあります。
第2位:UHK-500-W(アイリスオーヤマ)
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UHK-500-W(アイリスオーヤマ)の基本情報
この機種だけ、ほかの4台と仕組みが違います。霧を出すタイプにヒーターを足した加熱超音波式です。風にヒーターを足した加熱気化式ではありません。
最大で1時間に500mL、そのとき最大約110Wです。100mLあたりは22.0Wになります。1日8時間の電気代の目安は約27円です。
UHK-500-W(アイリスオーヤマ)の主要スペック
| 加湿方式 | ハイブリッド式(加熱超音波式) |
| 加湿量 | 最大500mL/h |
| 定格消費電力 | 最大約110W |
| 100mLあたりの電気の量 | 22.0W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約27円 |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室8.5畳・プレハブ洋室14畳 |
| タンク容量 | 約4.5L |
UHK-500-W(アイリスオーヤマ)の口コミ
Web上では「上から水を入れられて楽」という声が見られます。一方で「こまめな手入れは必要」という趣旨の声もあります。
第3位:HD-C500H-H(ダイニチ)
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HD-C500H-H(ダイニチ)の基本情報
加熱気化式です。標準運転で1時間に500mL、そのとき163Wです。100mLあたりは32.6Wになります。
この機種は「eco」という運転を持ちます。ダイニチ工業は、eco運転の1か月の電気代を約81円と公表しています。条件は1日8時間×30日、31円/kWh、50Hzの場合です。運転を変えるだけで差が出る実例です。
HD-C500H-H(ダイニチ)の主要スペック
| 加湿方式 | ハイブリッド式(加熱気化式) |
| 加湿量 | 標準500・静音375・eco365mL/h |
| 定格消費電力 | 標準163W・静音161W・eco11〜12W |
| 100mLあたりの電気の量 | 32.6W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約40円(標準) |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室8.5畳・プレハブ洋室14畳 |
| タンク容量 | 4.0L |
HD-C500H-H(ダイニチ)の口コミ
Web上では「ecoにすると音も電気も抑えられる」という声が見られます。一方で「ecoでは加湿の力が落ちる」という趣旨の声もあります。
第4位:HV-P55-W(シャープ)
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HV-P55-W(シャープ)の基本情報
こちらも加熱気化式です。強い運転で1時間に550mL、そのとき190Wです。100mLあたりは34.5Wになります。
静音運転にすると12Wまで下がります。同じ機種でも、運転を変えると電気の量が15分の1以下になります。1日8時間の電気代の目安は、強で約47円です。
HV-P55-W(シャープ)の主要スペック
| 加湿方式 | ハイブリッド式(加熱気化式) |
| 加湿量 | 強550・静音200mL/h |
| 定格消費電力 | 強190W・静音12W |
| 100mLあたりの電気の量 | 34.5W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約47円(強) |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室9畳・プレハブ洋室15畳 |
| タンク容量 | 約4.0L |
HV-P55-W(シャープ)の口コミ
Web上では「静音でも十分に感じる」という声が見られます。一方で「強にすると音が気になる」という趣旨の声もあります。
第5位:HD-RX325-W(ダイニチ)
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HD-RX325-W(ダイニチ)の基本情報
加熱気化式の小さいほうです。ターボで1時間に350mL、そのとき168Wです。100mLあたりは48.0Wになります。
この値は掲載10モデルで最も大きくなりました。理由ははっきりしています。ヒーターの電気の量に対して、出せる水の量が小さいからです。ただし「eco」運転なら11Wまで下がります。
HD-RX325-W(ダイニチ)の主要スペック
| 加湿方式 | ハイブリッド式(加熱気化式) |
| 加湿量 | ターボ350・標準300・静音250・eco160mL/h |
| 定格消費電力 | ターボ168W・標準161W・eco11W |
| 100mLあたりの電気の量 | 48.0W(当メディア算出) |
| 1日8時間の電気代の目安 | 約42円(ターボ) |
| 部屋の広さの目安 | 木造和室5畳・プレハブ洋室8畳 |
| タンク容量 | 3.2L |
HD-RX325-W(ダイニチ)の口コミ
Web上では「ecoにすれば電気の量を抑えられる」という声が見られます。一方で「標準だと電気を使う」という趣旨の声もあります。
▶ あわせてチェック:ハイブリッド加湿器おすすめ13選|加熱気化式と加熱超音波式の違いと選び方。
10モデルの消費電力と加湿量を比べる

ここまでの10モデルを、同じ項目で並べます。同じものさしにそろえると、方式の差がそのまま出てきます。
掲載10モデルの消費電力と加湿量を比較
数字はいちばん強い運転の値です。電気代は31円/kWhで、1日8時間動かした場合の目安です。
| モデル名 | 加湿方式 | 加湿量 | 電気の量 | 100mLあたり | 1日8時間の目安 | 部屋の広さの目安 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パナソニック FE-KX05C-W | 気化式 | 500mL/h(強) | 8W | 1.6W | 約2円 | 木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳 | 見る |
| パナソニック FE-KX07C-W | 気化式 | 700mL/h(強) | 14W | 2.0W | 約3円 | 木造和室12畳/プレハブ洋室19畳 | 見る |
| SwitchBot 加湿器 気化式 | 気化式 | 750mL/h(最大) | 約15W | 2.0W | 約4円 | 21畳(二段表記なし) | 見る |
| シャープ HV-R30-W | 気化式 | 290mL/h(強) | 9.0W | 3.1W | 約2円 | 木造和室5畳/プレハブ洋室8畳 | 見る |
| シロカ SD-E151 | 気化式 | 850mL/h(ターボ) | 30W | 3.5W | 約7円 | 木造和室13.5畳/プレハブ洋室22畳 | 見る |
| ダイニチ HD-PC1800G-W | 加熱気化式 | 1800mL/h | 390W | 21.7W | 約97円 | 木造和室30畳/プレハブ洋室50畳 | 見る |
| アイリスオーヤマ UHK-500-W | 加熱超音波式 | 500mL/h(最大) | 約110W | 22.0W | 約27円 | 木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳 | 見る |
| ダイニチ HD-C500H-H | 加熱気化式 | 500mL/h(標準) | 163W | 32.6W | 約40円 | 木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳 | 見る |
| シャープ HV-P55-W | 加熱気化式 | 550mL/h(強) | 190W | 34.5W | 約47円 | 木造和室9畳/プレハブ洋室15畳 | 見る |
| ダイニチ HD-RX325-W | 加熱気化式 | 350mL/h(ターボ) | 168W | 48.0W | 約42円 | 木造和室5畳/プレハブ洋室8畳 | 見る |
※「100mLあたり」は、当メディアが公表値から計算した値です。メーカーが示した指標ではありません。電気代は31円/kWh・1日8時間で計算した目安で、実際の請求額とは異なります。
並べると、境目がはっきりします。風だけで加湿する5台は100mLあたり4W未満、ヒーターを使う5台は20Wを超えました。機種ごとの差より、方式の差のほうが大きいということです。
ひとり暮らし・リビング・電気優先の選び分け
使い方ごとに、優先する数字を決めます。3つに絞りました。
ひとり暮らしの部屋で朝までつけたい場合。優先するのは、部屋の広さの目安と静かな運転の電気の量です。シャープ HV-R30-W か パナソニック FE-KX05C-W が当てはまります。
リビングでしっかりうるおわせたい場合。優先するのは、出せる水の量です。シロカ SD-E151 か パナソニック FE-KX07C-W が候補になります。もっと広い部屋なら ダイニチ HD-PC1800G-W です。
電気の量をいちばん優先したい場合。100mLあたりの値がいちばん小さい パナソニック FE-KX05C-W になります。ただし木造和室8.5畳までなので、部屋に合うかを先に確かめてください。
どの場合でも前提は変わりません。電気の量だけで決めない。部屋の広さの目安と合わせて見る。水は毎日入れ替える。ここは同じです。
省エネな加湿器についてよくある質問
Q. いちばん電気の量が少ない加湿器はどの方式ですか?
風で加湿する気化式です。水を沸かさないので、電気を使うのは主に風を送る部分だけです。ただし出せる水の量も方式で変わります。部屋の広さの目安と合わせて選び直してください。
Q. スチーム式は電気代がやばいと聞きましたが本当ですか?
水を沸かし続けるので、電気の量は大きくなります。ただし、いくらになるかは機種の公表値と使う時間で決まります。「◯円高くなる」と言い切ることはできません。気になる場合は、公表値と使う時間で自分の条件を計算してください。
▶ あわせてチェック:スチーム式加湿器のデメリットは電気代?やけど・音の注意点とメリットも解説。
Q. 消費電力が書かれていない加湿器は避けたほうがいいですか?
電気代を計算できないので、この記事では扱いませんでした。掲載した10モデルは、すべて公表値が確認できたものです。書かれていない機種が悪いという意味ではありません。ただ、電気の量で選びたいなら比べようがありません。
Q. 交換部品の費用も考えたほうがいいですか?
気化式やハイブリッド式には、交換する部品があります。たとえば ダイニチ HD-RX325-W のフィルターは、1日8時間の運転で5シーズンが交換の目安と案内されています。買ったあとにかかるお金まで見るなら、次の記事が向いています。
▶ あわせてチェック:加湿器のコスパ最強はどれ?電気代と消耗品で選ぶおすすめ10選。
まとめ|方式で絞ってから数字で決める
電気の量は方式でほぼ決まります。気化式は水を沸かさないので電気を使う場所が少なく、ヒーターを使うほど増えます。
▶ あわせてチェック:強力な加湿器のおすすめ10選|1時間あたりの加湿量で選ぶ
▶ あわせてチェック:除加湿空気清浄機は1台で足りる?加湿と除湿の分け方とおすすめ10選
見る数字は2つです。いちばん強い運転で使う電気の量と、そのとき出せる水の量です。100mLあたりの電気の量にそろえると、方式をまたいで比べられます。
部屋に対して小さすぎる機種は、強い運転が続いて電気の量が増えやすくなります。だから広さの目安も一緒に見ます。
そのうえで、気化式5選とハイブリッド式5選の合計10選を並べました。境目は100mLあたり4Wと20Wのあいだにありました。
最後に3つだけ念押しします。「省エネ」の表記ではなく公表された数値で判断する。100mLあたりの電気の量は当メディアの算出値である。電気代は31円/kWhでそろえた目安である。
今日はまず、置きたい部屋が木造かマンションかを決めてください。そのうえで、気化式の機種から見始めましょう。