洗濯物がなんとなく臭う気がして「洗濯機 掃除」と調べる方は多いと思います。ただ、売り場に行くと種類が多すぎて手が止まります。
先に大事なところを書きます。掃除する場所は洗濯槽(洗濯物を入れる、内側の入れ物)だけではありません。糸くずフィルターや排水フィルターも手入れの対象です。
そして場所ごとに、メーカーが案内している頻度が違います。この記事は、その頻度を公式ページから引いて整理しました。
後半では、公式で確かめられる事実で5点を分けています。内訳は内容量と使える回数を明示した洗浄剤2点と、槽乾燥の運転を公表した洗濯機3点です。効果について当メディアは断定しません。
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洗濯機の掃除で最初に決めること

掃除する場所は洗濯槽だけではない
結論から書きます。まず、どこを掃除するのかを分けて考えます。
対象になるのは洗濯槽のほか、糸くずフィルター(洗濯中に出るゴミを受け止める網。取り外して洗う)、洗剤投入ケース(洗剤や柔軟剤を入れる引き出し)、排水フィルター(排水の通り道にあるゴミ受け)などです。
場所ごとに、メーカーが案内している頻度が違います。まとめて同じ日にやる必要はありません。
この記事は量と回数で分けた
後半の5点は2つに分けました。
1つめが、内容量と使える回数をメーカーが「1回分(◯mL)」の形で公表していること。2つめが、槽乾燥(洗濯槽の中の湿り気を飛ばす運転)を載せていると公式に書いていることです。
どちらも公式ページで読める事実です。汚れが落ちることや、においが取れることを約束するものではありません。
公式で確認できないことは書かない
今回、公式ページで内容量や回数を確かめられなかった商品は載せていません。
成分の系統(塩素系・酸素系)の違いも、この記事では掘り下げません。出品名に「塩素臭ゼロ」とあっても、それが「塩素系ではない」という意味とは限らないからです。
系統から選びたい方は、洗濯槽クリーナーの種類と使い方|塩素系・酸素系の違いと選び方で詳しく扱っています。
手入れの頻度はメーカーが公表している

洗濯槽は月1回から2カ月に1回
まず洗濯槽です。ここは会社によって数字が違います。
パナソニックは槽洗浄について「月に1回が目安です」と公表しています。東芝ライフスタイルは「洗濯・脱水槽のお手入れは1〜2カ月に1回をおすすめします」と書いています。
どちらが正しいという話ではありません。自分の洗濯機のメーカーの案内に合わせてください。
フィルターは毎回と週1回
フィルターの頻度は、もっと短い間隔です。
パナソニックは「乾燥運転をした後は、必ず毎回、乾燥フィルターと乾燥フィルター(奥)を掃除してください」と案内しています。排水フィルターは週1回程度と公表されています。
掃除をしないと乾燥時間が長くなる、とも書かれています。毎日の手間はここに出ます。剤形や縦型・ドラム式の対応から選びたい方は、洗濯機の掃除に使う洗剤8選|場所別の選び分けもご覧ください。
頻度は使い方で変わると公表されている
公表された頻度も、固定ではありません。
東芝は「洗濯の使用回数やよごれの程度、または自動お掃除のご利用状況によってお手入れの目安は異なります」と書いています。
日立も、洗濯槽自動おそうじを使っているかどうかで間隔が変わると注記しています。らくメンテ搭載機種は3〜4か月に1回程度、自動おそうじを使っていない場合は1〜2か月に1回という案内です。当メディアが頻度を決めることはしません。
ですので、カレンダーに固定するより、洗濯機の表示を見るほうが実用的です。東芝のように、お手入れの時期を表示で知らせる機能を載せている機種もあります。
その表示が出たら運転する。出ないうちは公表された目安に合わせる。この2つを組み合わせると、忘れにくくなります。
使ってはいけない組み合わせがある

酸性タイプと混ぜてはいけない
ここは安全の話なので、必ず読んでください。
パナソニックは「酸性タイプの製品と一緒に使う(まぜる)と有毒な塩素ガスが出て危険です」と公表しています。塩素系(次亜塩素酸ナトリウムなどを使ったタイプ。刺激のあるにおいがする)を使うときの注意です。
あわせて「刺激臭がしますので、換気を十分にしてご使用ください」「漂白作用がありますので、洗濯物は入れないでください」「24時間以上クリーナーを入れたまま放置しないでください」とも書かれています。
禁止の理由はメーカーで違う
「使ってはいけないもの」は、会社ごとに理由が違います。
パナソニックは「市販の衣類用塩素系漂白剤(約200ml)か次亜錠剤を使用してください。台所用の塩素系漂白剤や酸素系漂白剤は使わないでください」と案内しています。
東芝は「市販の界面活性剤入りの酸素系漂白剤などは、泡があふれて床面をぬらすおそれがあるので使用しないでください」と書いています。禁止する理由も、対象も違います。一般論としてまとめないでください。
取扱説明書と商品の表示で確かめる
自分の洗濯機で使えるかどうかは、当メディアが判断しません。
東芝は「お手入れのしかた 機種によって異なりますので、詳しくは取扱説明書をご確認ください」と案内しています。
重曹やクエン酸などで代用する方法も、この記事では勧めません。メーカーが公表していない使い方だからです。
内容量と使える回数を明示した2選
この2点は、内容量と使える回数をメーカーが公式ページに「1回分(◯mL)」の形で書いているものです。並び順は公表されている内容量が多い順で、性能の順位ではありません。
「1回分」と書かれた商品は、1本を1回で使い切る前提です。分けて使う商品とは、同じ土俵で量を比べられません。
どの洗濯機に使えるかは、商品の表示と洗濯機の取扱説明書で確かめてください。
第1位:N-W1A 洗濯槽クリーナー(パナソニック)
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N-W1A 洗濯槽クリーナー(パナソニック)の基本情報
公式の仕様ページに、備考として「●1回分(1500ml)」と書かれています。
量だけでなく「1回で使い切る」という前提までがセットで公表されている点が特徴です。ページの見出しは「洗濯槽クリーナー(塩素系)」となっています。
備考にはもう1つ「●サービスルート扱い」という記載があります。剤形は液体です。使うときは、洗濯機の取扱説明書に従ってください。
N-W1A 洗濯槽クリーナー(パナソニック)の主要スペック
第2位:N-W2 洗濯槽クリーナー(パナソニック)
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N-W2 洗濯槽クリーナー(パナソニック)の基本情報
こちらも公式の仕様ページに備考があります。「●1回分(750ml)ドラム式洗濯機用」です。
内容量と回数に加えて、対応するタイプまで1行で公表されています。ページの見出しは「洗濯槽クリーナー(塩素系)」です。
N-W1Aと同じく「●サービスルート扱い」の記載があります。ドラム式(洗濯槽が横向きに回るタイプ)に使う前提の商品です。
N-W2 洗濯槽クリーナー(パナソニック)の主要スペック
槽乾燥の運転を公表した3選
この3点は、槽乾燥の運転を載せているとメーカーが公式ページに書いている洗濯機です。並び順は本文で紹介する順で、性能の順位ではありません。
槽乾燥は、洗濯槽の中の湿り気を飛ばす運転です。洗浄剤を使う槽洗浄コース(洗濯槽そのものを洗う運転)とは別の運転になります。
黒カビが生えないことを約束するものではありません。頻度と時間の公表を、そのまま並べています。
第1位:BW-V70M(日立)
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BW-V70M(日立)の基本情報
洗濯7kgの縦型です。清潔コースの欄に「槽乾燥(風脱水 30分)」があります。
同じ欄に槽洗浄が11時間・3時間・15分と3通り公表されているのも特徴です。時間の選択肢が広い機種です。
清潔機能は[抗菌]糸くずフィルターと洗濯槽自動おそうじ。外形寸法は幅577×奥行586×高さ980mm、質量は約35kgと公表されています。
BW-V70M(日立)の主要スペック
第2位:TW-84GS4L(東芝)
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TW-84GS4L(東芝)の基本情報
洗濯8kg、乾燥4kgのドラム式です。公式の製品ページに「生産終了品」と表示されています。
東芝の公式FAQは、この機種を例に3つのコースを案内しています。槽乾燥は1週間に1回、槽洗浄と槽洗浄乾燥は1〜2カ月に1回のお手入れが推奨と書かれています。
準備として「水道の水栓を開く、部屋の換気をする」とあり、「※温水器からの温水は使用しないでください」という注意も付いています。総外形寸法は640×633×975mm、質量は約71kgです。
TW-84GS4L(東芝)の主要スペック
第3位:NA-VG2800L(パナソニック)
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NA-VG2800L(パナソニック)の基本情報
洗濯10kg、乾燥5kgのドラム式です。コース欄に槽乾燥があります。
パナソニックの公式ページは、槽乾燥について「頻度の目安:週1回」「所要時間 約60分」と公表しています。
槽洗浄コースは所要時間 約11時間、約30℃槽洗浄コースは約3時間です。本体寸法は幅600×高さ998×奥行665mm、本体質量は約74kgと公表されています。
NA-VG2800L(パナソニック)の主要スペック
東芝の槽洗浄のやり方をもっと知りたい方は、東芝の洗濯機の槽洗浄|コースの選び方と時間の公表10選で扱っています。
5点の内容と運転を並べて比べる

5点の内容量と運転の比較
この表は各メーカーが公表・表示している内容を並べたものです。当メディアが試した結果ではありません。
| 順位 | 商品名(ブランド) | 種類 | 内容量または槽乾燥の公表 | 使える回数または槽洗浄の時間 | 対応の表示 | 使うときの注意 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-1 | N-W1A 洗濯槽クリーナー(パナソニック) | 洗浄剤 | 1回分(1500ml) | 1回分 | 縦型全自動式用 | 酸性タイプと混ぜない・換気する | 見る |
| A-2 | N-W2 洗濯槽クリーナー(パナソニック) | 洗浄剤 | 1回分(750ml) | 1回分 | ドラム式洗濯機用 | 酸性タイプと混ぜない・換気する | 見る |
| B-1 | BW-V70M(日立) | 洗濯機 | 槽乾燥(風脱水 30分) | 11時間/3時間/15分 | 縦型 | 洗濯槽クリーナーを使う運転 | 見る |
| B-2 | TW-84GS4L(東芝) | 洗濯機 | あり(1週間に1回推奨) | 公式に記載を確認できず | ドラム式 | 温水器からの温水は使わない | 見る |
| B-3 | NA-VG2800L(パナソニック) | 洗濯機 | あり(週1回・約60分) | 約11時間/約3時間 | ドラム式 | 台所用の塩素系漂白剤は使わない | 見る |
洗浄剤は「1回分」で公表され、洗濯機側は「時間」で公表されていました。単位が違うので、混ぜて比べないでください。
槽洗浄にかかる時間の公表
槽洗浄は、思ったより時間がかかる運転です。
パナソニックの槽洗浄コースは約11時間、約30℃槽洗浄コースは約3時間と公表されています。日立の縦型は11時間・3時間・15分の3通りです。
東芝は公式FAQで「表示される時間は目安時間です」と案内しており、所要時間そのものの記載は確認できませんでした。時間が長いコースは、出かける前や寝る前に始める方が多いようです。ただし当メディアが時間帯を勧めることはしません。
洗濯機の掃除のよくある質問
Q. 掃除の頻度はどれくらいですか?
メーカーによって案内が違います。パナソニックは槽洗浄を「月に1回が目安」と公表しています。東芝は「洗濯・脱水槽のお手入れは1〜2カ月に1回をおすすめします」と書いています。使う回数や汚れ方でも変わると、メーカー自身が注記しています。
Q. 洗剤の投入ケースも洗いますか?
部位ごとの手入れは、取扱説明書に書かれています。パナソニックは乾燥フィルターについて「乾燥運転をした後は必ず毎回」、排水フィルターは週1回程度と案内しています。洗剤投入ケースの扱いは機種で違うので、説明書を確かめてください。
Q. 1本で足りますか?
表示を見れば分かります。「1回分」と書かれた商品は、1本を1回で使い切る前提です。パナソニックのN-W1Aは1回分(1500ml)、N-W2は1回分(750ml)と公表されています。分けて使う商品とは、量の比べ方が変わります。
Q. 重曹やクエン酸でもいいですか?
当メディアは勧めません。メーカーが公表していない使い方だからです。とくにクエン酸のような酸性のものは、塩素系の洗浄剤と混ざると危険です。パナソニックは「有毒な塩素ガスが出て危険です」と公表しています。表示のある専用品を使ってください。
まとめ|頻度と量と回数で選ぶ
ここまで、掃除の頻度と選び方を見てきました。
▶ あわせてチェック:洗濯機の掃除に使う洗剤8選|場所別の選び分け
掃除する場所は洗濯槽だけではないこと。頻度はメーカーが公表していること。そして、使ってはいけない組み合わせがあることの3つです。
掲載は合計5選でした。内訳は内容量と使える回数を明示した洗浄剤2選と、槽乾燥の運転を公表した洗濯機3選です。公式で確かめられない商品は入れていません。
最後にもう一度。酸性タイプとは絶対に混ぜないでください。禁止の理由はメーカーで違います。効果は各社の表示の引用です。
今日はまず、取扱説明書で使える洗浄剤を確かめてみてください。