冬に運転を再開したら、水まわりからにおいがする。タンクの内側に黒い点が見えた。そんな状態で検索された方が多いはずです。
先に結論です。カビが出るのは、水にぬれる部品です。給水タンク、加湿フィルター、加湿トレーの3か所に集まります。
そしてもう1つ。加湿空気清浄機は、すでに生えたカビを取り除く機械ではありません。これはメーカー自身が書いていることです。
この記事では、カビが出やすくなる条件と、毎日の水の扱い方を各社の記載から確かめます。使ってはいけない洗剤と、使わない季節のしまい方もまとめます。そのうえで、ぬれる場所が3か所のタイプ5選と、ぬれる場所の作りが違うタイプ5選の合計10選を紹介します。
📖 目次(タップで開閉)
加湿空気清浄機のカビは水にぬれる部品に出る

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。見るべき場所は、水にぬれる部品だけです。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の比較|ダイキン・シャープ・パナソニックの違い
ぬれる部品|タンク・加湿フィルター・トレー
標準的な作りでは3か所です。1つめは給水タンク(水を入れて本体にセットする容器)。2つめは加湿フィルター(水を含ませて、空気に水分を出す部品)。3つめは加湿トレー(加湿フィルターの下で水をためておく受け皿)です。
加湿の機能がない空気清浄機には、この3か所がありません。加湿空気清浄機ならではの手間は、すべて水側にあります。
トレーやタンクに入れる部品は、メーカーで呼び名が違います。パナソニックはイオン(電気を帯びた小さな粒)を使う部品を「イオン除菌ユニット」と呼びます。シャープは「Ag+イオンカートリッジ」、アイリスオーヤマは「銀ビーズケース」です。
空気中のカビを集めることとは別の話
メーカーは、できないことも書いています。Levoitの空気清浄機(Core 300)の取扱説明書には「既に発生したカビを取り除くことはできません」とあります。
パナソニックのカビ対策のページも、こう書いています。「一度目に見えるほど生えてしまうと、完全に取り除くことが難しくなるため、カビが生えてしまうまでの『予防』が大切です」。
ダイキンのコラムはこうです。「空気清浄機はお部屋の空気中のカビを抑制してくれますが、放っておくと取り込んだカビが空気清浄機の中で繁殖してしまいます」。
主語は「部屋の空気中」で、壁や機械に生えたカビではありません。だからこの記事では、機械の加湿する部分に出るカビだけを扱います。
▶ あわせてチェック:空気清浄機にカビは生える?生えたときの対処とおすすめ10選。加湿の機能がない空気清浄機の話はこちらです。
カビが出やすくなる3つの条件

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。3つそろうと出やすくなるので、そろわないようにします。
パナソニックのよくあるご質問に、条件が書かれています。挙げられているのは「湿気(湿度約60%以上)」「カビのエサ(ホコリ)」「温度(約20~30℃)」の3つ。原文は「すべての条件がそろうと、カビが発生しやすくなります。」と続きます。
湿気|加湿する部分は最初からぬれている
1つめは湿気です。加湿する部分は、動かしているあいだ水にぬれています。
つまりこの条件は、最初から満たされています。湿気そのものを無くすことはできません。
カビのエサ|たまったホコリが入り込む
2つめはエサです。パナソニックの記載では、エサはホコリです。
ホコリが集まるのは、本体の外側にあるプレフィルター(本体の外側にある、大きなホコリを受け止める網)と吸込口です。ここにたまった分が、機械の中へ入りやすくなります。
本体の奥にもフィルターがあります。集じん(空気中のホコリを集めること)をする部分と、脱臭フィルター(ニオイを吸い取るフィルター)です。水まわりだけでなくホコリも減らすと、条件がそろいにくくなります。
温度|約20〜30℃で条件がそろいやすい
3つめは温度です。パナソニックの記載では、約20〜30℃が挙げられています。
室温が上がる時期ほど、条件はそろいやすくなります。加湿を使わない季節こそ、水を残さないことが効いてきます。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の選び方|適用床面積と加湿量で決める手順とおすすめ10選。水まわり以外の条件も含めて選び直したい方はこちらです。
毎日の水と、使ってよい洗剤

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。水は毎日ぜんぶ入れ替え、洗剤は自分の機種の取扱説明書で決めます。
タンクの水は毎日ぜんぶ入れ替える
厚生労働省の資料には、こうあります。「家庭用加湿器のタンクの水は、毎日完全に換えるとともに、タンク内を清掃すること。」
ダイキンも公式でこう書いています。「タンクの水は必ず水道水を使い、毎日新しい水に入れ替えてください。井戸水や浄水器などの水を使用すると、雑菌が繁殖しやすくなります。」
ブルーエアのDH3iの取扱説明書にも「タンクの水は毎日交換し」とあります。ダイキンの公式のよくあるご質問では、加湿トレーについて「給水のたびに残った水をすててください」。
共通しているのは、減った分を足すのではなく、全部捨てて入れ直すという点です。なお、除菌剤や薬品、アロマオイル、入浴剤をタンクに入れることは勧められていません。
クエン酸と重曹|メーカーで案内が分かれる
シャープは公式のお手入れのページで、こう案内しています。「重曹やクエン酸など、汚れに適したものを使用してつけ置き洗いをしてくださいね。」
アイリスオーヤマのAAP-SH20Aの取扱説明書は分量まで載せています。白いかたまりにはクエン酸水溶液で約30分〜2時間。水あか(水に含まれるミネラル分が固まって、白くこびりついた汚れ)やにおいには重曹水溶液で約60分です。分量は水3Lあたり重曹約110g。
いっぽうダイキンは公式で注意しています。「中性洗剤・重曹でのお手入れで抗菌効果が低下する場合があります。」
パナソニックのF-VXW70の取扱説明書は「台所用中性洗剤以外の洗剤は使わない」としています。そのうえで「加湿フィルターのみ酸素系漂白剤でつけ置きしてください」と限定しています。同じ粉でも、機種によって答えが逆になります。
そしてカビ取り剤です。塩素系漂白剤(ツンとしたにおいの、強い漂白剤。カビ取り剤の多くがこの仲間)は使えません。アイリスオーヤマの取扱説明書は「洗剤、シンナー、ベンジン、漂白剤などは使用しないでください」。
AAP-KH35Aの取扱説明書も同じ方向です。「シンナー、アルコール、ベンジン、アルカリ性・酸性の強い洗剤、漂白剤などは使用しないでください」とあります。ブルーエアも「腐食性物質や有機溶剤を使用してお手入れしないでください」としています。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の手入れ|タンクと加湿フィルターの頻度とおすすめ10選。洗い方と頻度の詳しい手順はこちらです。
使わない季節のしまい方でカビは変わる

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。加湿を使わない時期に、水を残さないことがいちばん効きます。
加湿しないのに水を入れたままにしない
シャープの公式サポートに、こう書かれています。「加湿運転をしないのに、タンクに水を入れたままで放置すると、加湿フィルターにカビが生えることがあります。」
空気清浄だけ使いたい季節に、タンクの水をそのままにしている方は多いはずです。継続して使わない場合は、タンクの水を空にしてください。
よく乾かしてからしまう
季節をまたいでしまうときは、順番があります。パナソニックのF-VXW70の取扱説明書は、長期間使わないときの手順を示しています。
電源プラグを抜く。タンクとトレーの水を捨てて、すべてお手入れする。内部をよく乾かす。加湿フィルターセットは十分に陰干し(日の当たらない、風通しのよい場所で乾かすこと)する。本体にポリ袋などをかぶせ、湿気の少ない所に立てて保管する、という流れです。
水分が残ったまましまうのが、いちばん避けたい形です。同じ取扱説明書は、加湿フィルターを乾燥機で乾かさないようにとも書いています。
しまっているあいだも年数が進む部品があります。シャープのAg+イオンカートリッジは、交換の目安が約1年です。
▶ あわせてチェック:空気清浄機のフィルター掃除は洗える?水洗いの可否とおすすめ10選。洗える部品と洗えない部品の線引きはこちらです。
ぬれる場所が3か所のタイプおすすめ5選
この5台は、水にぬれる部品が3か所にまとまっているタイプです。給水タンク・加湿フィルター・加湿トレーの3つです。ぬれる場所が決まっているので、どこを見ればいいかが分かりやすいのが利点です。ただし洗い方も使える洗剤もメーカーで違います。必ず自分が買う機種の取扱説明書に従ってください。
並び順は、3か所の扱いと、長く使わないときの手順が、取扱説明書でどこまで具体的に公表されているかの順です。カビが生えないことを約束する順位ではありません。
第1位:F-VXW70-W(パナソニック)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
F-VXW70-W(パナソニック)の基本情報
ぬれる部品は3か所で、トレーにはイオン除菌ユニットという防カビ剤入りの部品が入ります。取扱説明書は「フロート(発泡スチロール)は外さない」と注意しています。長期間使わないときの手順が、掲載10モデルでいちばん具体的です。
F-VXW70-W(パナソニック)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 給水タンク・加湿フィルターセット・トレー(イオン除菌ユニット入り)の3か所 |
| タンクの水の案内 | 毎日水洗いする |
| 加湿部の作り | 洗って使う(水かぬるま湯で押し洗い) |
| 加湿部の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式とタンク | 気化式(水を含ませたフィルターに風を当てて、水分を空気に出す方式)・約3.2L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄31畳・加湿は木造12畳とプレハブ19畳 |
F-VXW70-W(パナソニック)の口コミ
Web上では「水まわりの部品が分けて洗える」「フィルターの扱いに注意書きが多い」といった声が見られます。
第2位:MCK704A-T(ダイキン)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
MCK704A-T(ダイキン)の基本情報
ぬれる部品は給水タンク・加湿フィルターユニット・水トレーの3か所です。公式には「タンクの水は必ず水道水を使い、毎日新しい水に入れ替えてください。井戸水や浄水器などの水を使用すると、雑菌が繁殖しやすくなります。」とあります。洗剤については「中性洗剤・重曹でのお手入れで抗菌効果が低下する場合があります」と注意されています。
MCK704A-T(ダイキン)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 給水タンク・加湿フィルターユニット・水トレーの3か所 |
| タンクの水の案内 | 水道水を毎日新しい水に入れ替える |
| 加湿部の作り | 洗って使う(力を加えて洗わない) |
| 加湿部の交換の目安 | 約10年(1日8時間で年6か月使用し定期的に手入れした場合) |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・約3.4L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄31畳・加湿は木造12畳とプレハブ19畳 |
MCK704A-T(ダイキン)の口コミ
Web上では「上から水を注げて給水が楽」「トレーの水を捨てる習慣が必要」といった声が見られます。
第3位:KI-TX70-W(シャープ)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
KI-TX70-W(シャープ)の基本情報
ぬれる部品は給水タンク・加湿フィルター・加湿トレーの3か所です。タンクのキャップにはAg+イオンカートリッジが付き、交換の目安は約1年。シャープの公式サポートは、加湿運転をしない時期にタンクの水を残さないよう案内しています。仕様表には空気清浄の畳数のほかに、シャープが自社の技術の目安として示す畳数も載っています。別物なので読み違えないでください。
KI-TX70-W(シャープ)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 給水タンク(Ag+イオンカートリッジ付き)・加湿フィルター・加湿トレーの3か所 |
| タンクの水の案内 | 給水のたびに少量の水を入れて振り洗いする |
| 加湿部の作り | 洗って使う(1か月に1回程度の水洗い) |
| 加湿部の交換の目安 | Ag+イオンカートリッジは約1年 |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・約3.2L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄31畳・加湿は木造12.5畳とプレハブ21畳 |
KI-TX70-W(シャープ)の口コミ
Web上では「タンクが大きく給水の回数が少ない」「カートリッジの交換時期を忘れやすい」といった声が見られます。
第4位:F-VXV55-W(パナソニック)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
F-VXV55-W(パナソニック)の基本情報
F-VXW70-Wとは年式も型番も違う、ひとまわり小さいクラスです。ぬれる部品は3か所です。パナソニックのよくあるご質問では、給水タンクを毎日水洗い。加湿フィルターは約1ヵ月に1回の押し洗いです。加湿フィルターの交換の目安は約10年と公表されています。
F-VXV55-W(パナソニック)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 給水タンク・加湿フィルター・トレーの3か所 |
| タンクの水の案内 | 毎日水洗いする |
| 加湿部の作り | 洗って使う(水かぬるま湯で押し洗い) |
| 加湿部の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・約2.3L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄25畳・加湿は木造8.5畳とプレハブ14畳 |
F-VXV55-W(パナソニック)の口コミ
Web上では「サイズのわりに加湿が効く」「タンクの持ち運びがしやすい」といった声が見られます。
第5位:MCK554A-T(ダイキン)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
MCK554A-T(ダイキン)の基本情報
MCK704A-Tより1つ下の55クラスです。ぬれる部品は給水タンク・加湿フィルターユニット・水トレーの3か所で、扱い方はダイキンの公式のよくあるご質問と共通です。加湿フィルターの交換の目安は約10年と公表されています。
MCK554A-T(ダイキン)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 給水タンク・加湿フィルターユニット・水トレーの3か所 |
| タンクの水の案内 | 水道水を毎日新しい水に入れ替える |
| 加湿部の作り | 洗って使う(力を加えて洗わない) |
| 加湿部の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・約2.7L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄25畳・加湿は木造8.5畳とプレハブ14畳 |
MCK554A-T(ダイキン)の口コミ
Web上では「幅が狭くて置きやすい」「給水のたびの手間は必要」といった声が見られます。
ぬれる場所の作りが違うタイプおすすめ5選
この5台は、水にぬれる場所の顔ぶれが標準型と違います。ぬれる部品が1つ増えたり、逆に加湿フィルターそのものが無かったりします。見るべき場所が変わるだけで、水を扱う以上どこかは必ずぬれると考えてください。
並び順は、標準型と何がどう入れ替わっているか、その手順と交換の目安が公式にどこまで具体的に公表されているかの順です。手入れが要らないことを約束する順位ではありません。
第1位:KI-SX75-W(シャープ)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
KI-SX75-W(シャープ)の基本情報
標準の3か所に、使い捨て加湿プレフィルターが加わります。汚れたらはがして捨てるシートで、交換の目安は1か月に1回です。公式の注記は「加湿空気清浄運転で1日当たり2.5Lを使用した場合の目安。水質・使用環境により交換時期が早まる場合があります」となっています。商品名の「おすすめ畳数18畳」はイオンの目安で、空気清浄の畳数(約34畳)ではありません。
KI-SX75-W(シャープ)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 給水タンク・加湿フィルター・加湿トレー・使い捨て加湿プレフィルターの4か所 |
| タンクの水の案内 | 水道水を使い、給水のたびに振り洗いする |
| 加湿部の作り | 洗って使う部品に、使い捨てのシートが加わる |
| 加湿部の交換の目安 | 使い捨て加湿プレフィルターは1か月に1回 |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・約3.2L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄約34畳・加湿は木造15畳とプレハブ25畳 |
KI-SX75-W(シャープ)の口コミ
Web上では「シートを替えるだけで済むのが楽」「交換部品が増える点は気になる」といった声が見られます。
第2位:AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)の基本情報
水を沸かして加湿するスチーム式(水を沸かして、蒸気で加湿する方式)なので、加湿フィルターそのものがありません。代わりにぬれるのはカップ・加湿トレー・加湿筒で、取扱説明書では2週間に1回程度の取り外し洗いが案内されています。「電源を切り、加湿器内部が十分に冷めてから行ってください」という注意も付いています。加湿ヒーターはお手入れランプが点灯したら、クエン酸5gを入れて約2時間の洗浄運転を行います。
AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 水タンク・カップ・加湿トレー・加湿筒=4か所 |
| タンクの水の案内 | 毎日少量の水を入れて振り洗いし、内部の水を捨てる |
| 加湿部の作り | 水を沸かすので加湿フィルターが無い |
| 加湿部の交換の目安 | 加湿ヒーターはお手入れランプの点灯でクエン酸5gの洗浄運転 |
| 加湿の方式とタンク | スチーム式・約2.4L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄17畳・加湿は木造5畳とプレハブ8畳 |
AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)の口コミ
Web上では「蒸気で加湿するので立ち上がりが早い」「手入れの範囲が他機種と違う」といった声が見られます。
第3位:AAP-SH20A-W(アイリスオーヤマ)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
AAP-SH20A-W(アイリスオーヤマ)の基本情報
加湿フィルターが水タンクの中に入っている作りです。ぬれる場所が「タンクの内側」に集まります。水タンクは給水のたびに振り洗い、加湿フィルターと銀ビーズケースは1か月に1回程度。取扱説明書は「洗剤、シンナー、ベンジン、漂白剤などは使用しないでください」と明記しています。
AAP-SH20A-W(アイリスオーヤマ)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 水タンク(中に加湿フィルター)と銀ビーズケース=2か所 |
| タンクの水の案内 | 給水のたびに少量の水を入れて振り洗いする |
| 加湿部の作り | 加湿フィルターがタンクの中にある |
| 加湿部の交換の目安 | 加湿フィルター約2年(ホコリとニオイを取るフィルターも約2年) |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・タンク一体型 |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄10畳まで・加湿は木造4畳とプレハブ7畳 |
AAP-SH20A-W(アイリスオーヤマ)の口コミ
Web上では「タンクごと洗えるのが分かりやすい」「交換部品の周期は短め」といった声が見られます。
第4位:DH3i(ブルーエア)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
DH3i(ブルーエア)の基本情報
加湿フィルターを長く洗って使うのではなく、約6カ月に1回交換する設計です。洗うのはタンクと加湿ユニットで、どちらも週に1回。「ポンプユニットは電極がついているため水洗いできません」と取扱説明書に書かれています。
DH3i(ブルーエア)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | タンク・加湿ユニット・ポンプユニットの3か所 |
| タンクの水の案内 | 毎日交換し、中性洗剤(台所で食器を洗うときのふつうの洗剤)を使って週に1回洗う |
| 加湿部の作り | 加湿フィルターは洗わず交換する前提 |
| 加湿部の交換の目安 | 加湿フィルターとポンプ用プレフィルターが約6カ月に1回 |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・約3.5L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄最大30畳・加湿は木造12畳とプレハブ19畳 |
DH3i(ブルーエア)の口コミ
Web上では「上から給水できて手間が少ない」「交換部品の周期が短いと感じる」といった声が見られます。
第5位:KI-TD50-W(シャープ)
▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック
KI-TD50-W(シャープ)の基本情報
この1台だけは役割が違います。除湿(空気中の水分を取り除くこと)もできる除加湿タイプなので、加湿の水に加えて、除湿でたまった水の始末が増えます。加湿タンクが約2.0L、除湿タンクも約2.0Lで、ぬれる場所がもう1か所ある形です。除湿までできるから得、という話ではありません。見る場所が1つ増えると考えてください。
KI-TD50-W(シャープ)の主要スペック
| 水にぬれる部品 | 給水タンク・加湿フィルター・加湿トレー・除湿タンクの4か所 |
| タンクの水の案内 | 水道水を使い、給水のたびに振り洗いする |
| 加湿部の作り | 洗って使う部品に、除湿の排水が加わる |
| 加湿部の交換の目安 | ホコリとニオイを取るフィルターが約2年 |
| 加湿の方式とタンク | 気化式・加湿約2.0Lと除湿約2.0L |
| 部屋の広さの目安 | 空気清浄21畳・加湿は木造7畳とプレハブ11畳 |
KI-TD50-W(シャープ)の口コミ
Web上では「梅雨も冬も使える」「水を捨てる回数が増える」といった声が見られます。
10モデルのぬれる部品と扱い方を比較

ここまでの10モデルを、同じ軸で並べます。毎日やること(水を全部入れ替える)はどれも同じで、差が出るのはぬれる部品の顔ぶれと、部品を買い替える間隔です。
表は、ぬれる部品の数が少ない順に並べています。
掲載10モデルのぬれる部品と交換の目安を比較
| モデル名 | 水にぬれる部品 | タンクの水の案内 | 加湿部の作り | 加湿部の交換の目安 | 長く使わないときの案内 | 加湿の方式 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AAP-SH20A-W(アイリスオーヤマ) | タンク(中に加湿フィルター)と銀ビーズケース=2か所 | 給水のたびに振り洗い | 加湿フィルターがタンクの中にある | 約2年 | 洗ってよく乾かしてから保管 | 気化式 | 見る |
| F-VXW70-W(パナソニック) | タンク・加湿フィルター・トレー=3か所 | 毎日水洗いする | 洗って使う(押し洗い) | 約10年 | 陰干しして袋をかけ立てて保管 | 気化式 | 見る |
| F-VXV55-W(パナソニック) | タンク・加湿フィルター・トレー=3か所 | 毎日水洗いする | 洗って使う(押し洗い) | 約10年 | 洗ってよく乾かしてから保管 | 気化式 | 見る |
| MCK704A-T(ダイキン) | タンク・加湿フィルター・水トレー=3か所 | 水道水を毎日入れ替える | 洗って使う(力を加えない) | 約10年(条件つき) | 給水のたびに残り水を捨てる | 気化式 | 見る |
| MCK554A-T(ダイキン) | タンク・加湿フィルター・水トレー=3か所 | 水道水を毎日入れ替える | 洗って使う(力を加えない) | 約10年(条件つき) | 給水のたびに残り水を捨てる | 気化式 | 見る |
| KI-TX70-W(シャープ) | タンク・加湿フィルター・加湿トレー=3か所 | 給水のたびに振り洗い | 洗って使う(1か月に1回程度) | Ag+イオンカートリッジ約1年 | 使わない期間はタンクの水を空にする | 気化式 | 見る |
| DH3i(ブルーエア) | タンク・加湿ユニット・ポンプユニット=3か所 | 毎日交換し週1回洗う | 洗わず交換する前提 | 約6カ月 | 洗って水を残さない | 気化式 | 見る |
| KI-SX75-W(シャープ) | 3か所+使い捨てシート=4か所 | 給水のたびに振り洗い | 使い捨てのシートが加わる | シートは1か月に1回 | 使わない期間はタンクの水を空にする | 気化式 | 見る |
| AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ) | タンク・カップ・加湿トレー・加湿筒=4か所 | 毎日振り洗いして水を捨てる | 加湿フィルターが無い | 加湿ヒーターはクエン酸5gの洗浄運転 | 冷ましてから取り外して洗う | スチーム式 | 見る |
| KI-TD50-W(シャープ) | 3か所+除湿タンク=4か所 | 給水のたびに振り洗い | 洗って使う部品に除湿の排水が加わる | ホコリとニオイを取るフィルター約2年 | 使わない期間はタンクの水を空にする | 気化式 | 見る |
※交換の目安には条件が付きます(1日8時間運転、使用環境など)。※除湿もできるタイプは、除湿側の水の始末が加わります。※シャープの「おすすめ畳数」など自社の技術の目安として示される畳数は、空気清浄の畳数とは別物です。
ぬれる部品が少ないほど、見る場所は減ります。ただし、そのぶん1か所あたりに汚れが集まりやすくなります。数の少なさだけで選ばないでください。
今日から変える3つのこと
やることは3つに絞れます。順番に見ていきます。
①タンクの水を毎日ぜんぶ入れ替える。これは全10モデルで共通です。ダイキンの2機種は水道水を使うことまで公式で指定されています。
②加湿を使わない時期は水を残さない。シャープの3機種は、公式サポートに理由まで書かれています。パナソニックの2機種は、しまうまでの手順が取扱説明書に並んでいます。
③洗剤は自分の機種の取扱説明書で決める。シャープは重曹とクエン酸を案内し、ダイキンは注意を促し、アイリスオーヤマとブルーエアは使える薬剤を限定しています。
どのパターンでも前提は変わりません。機械はすでに生えたカビを取り除く道具ではなく、カビ取り剤は使えません。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機ランキング10選|適用床面積・加湿量・手入れで採点。清浄力も含めて総合で見たい方はこちらです。
加湿空気清浄機のカビによくある質問
Q. カビキラーやハイターで洗っていいですか?
各社の取扱説明書が、漂白剤を使わないよう書いています。アイリスオーヤマは「洗剤、シンナー、ベンジン、漂白剤などは使用しないでください」です。
AAP-KH35Aはアルコールも禁止の例に挙げています。ブルーエアも有機溶剤を使わないよう案内しています。
まず自分の機種で認められている方法を、取扱説明書で確認してください。
Q. カビ臭いにおいが取れないときは?
まずは機種ごとに指定された方法で、つけ置き洗い(洗剤などを溶かした水に、部品を浸けておく洗い方)をします。そのあと、すすぎを十分にしてください。
それでも戻らないときは交換の合図です。アイリスオーヤマのAAP-SH20Aの取扱説明書は、合図を4つ挙げています。
お手入れしてもにおいが取れない。水タンクの水が減らない。傷みや型くずれがひどい。白いかたまりが加湿フィルター全面に付着した。この4つです。
▶ あわせてチェック:加湿器の掃除・お手入れ方法|クエン酸で水垢・においを落とす頻度とコツ。クエン酸の使い方をもっと知りたい方はこちらです。
Q. カビにくい機種はありますか?
「カビにくい」と言い切れる機種は確認できない。水を扱う以上、どこかは必ずぬれます。
代わりの読み方をおすすめします。ぬれる部品がいくつあるか、その作りはどうかで比べてください。
Q. 加湿器を別に買うほうがカビにくいですか?
部品の数と置き場所が変わるだけで、水を扱う手間そのものは残ります。
▶ あわせてチェック:加湿器 6畳 おすすめ10選!寝室向け静音・小型と必要な加湿量の目安も解説
なお除湿もできるタイプを選ぶと、除湿でたまった水の始末が増えます。
▶ あわせてチェック:カビが生えにくい加湿器の選び方|方式別の衛生リスクとお手入れ比較。加湿だけの1台を方式から選びたい方はこちらです。
まとめ|カビ対策は水を残さないことから
①カビが出るのは水にぬれる部品です。機械は、すでに生えたカビを取り除く道具ではありません。
②湿気・ホコリ・温度の3つがそろうと出やすくなります。③水は毎日ぜんぶ入れ替え、洗剤の可否はメーカーで分かれます。カビ取り剤は使えません。
④使わない季節は水を残さず、よく乾かしてからしまいます。そのうえで、ぬれる場所が3か所のタイプ5選と、作りが違うタイプ5選の合計10選を紹介しました。
最後に3点だけ念を押します。水は毎日ぜんぶ入れ替える。加湿を使わない時期は水を残さない。洗剤は自分の機種の取扱説明書で決める。
今日はまず、タンクとトレーの水を全部捨ててください。そのうえで、手元の取扱説明書のお手入れのページを開くところから始めましょう。