包丁の切れ味が落ちてきた気がする。研ぎに出すほどではないので、自分でできる道具を探したい。そう考えたところで、砥石という言葉に手が止まります。
難しそうに見えるのは、数字の意味が分からないからです。砥石の袋や商品ページに並ぶ「#400」「#1000」という数字には、はっきりした意味があります。
2026年8月26日に、貝印、パール金属、ティファールの公式ページを開いて確認しました。書くのは、そこに載っている数字と原文だけです。
番手を数字で公表している砥石3点と、手順や角度の決め方を明記した道具3点、合計6選をご紹介します。
📖 目次(タップで開閉)
包丁を研ぐ道具の種類

結論から書きます。選択肢は大きく2つです。砥石と、溝に刃を通す簡易的な道具です。
▶ あわせてチェック:包丁ランキング11選|刃付けの形と柄の材料で選ぶ
どちらを選ぶかで、確かめる項目が変わります。
砥石は番手を選んで使う
砥石(といし。包丁の刃を研ぐ石のこと)は、番手(砥石の粒の細かさを表す数字。#で書くもののこと)で種類が分かれます。
今回の3点でいうと、#400、#1000、#4000という数字が出てきました。裏表で番手が違う製品もあります。
公式が番手を数字で出している製品なら、粒の細かさを比べられます。
簡易的な道具は手順が決まっている
シャープナー(溝に刃を通して研ぐ簡易的な道具のこと)は、砥石が本体に組み込まれています。
貝印の関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナーは、公式が「ダイヤモンド砥石と2種類のセラミック砥石を用いた3ステップ構造。」。
使う順番が決まっているという書き方です。角度をどう保つかを自分で考えなくてよい形になります。
番手の数字が意味すること

ここでは、番手の読み方を整理します。ここが分かると、商品ページの見え方が変わります。
数字が小さいほど粒は粗い
番手は、砥石に使われている粒の細かさを表します。数字が小さいほど粒が粗くなります。
荒砥石(粒が粗く、刃を大きく削る砥石のこと)は#400前後、中砥石(粒が中くらいで、ふだんの研ぎに使う砥石のこと)は#1000前後です。仕上げ砥石(粒が細かく、最後に整える砥石のこと)は#3000以上が使われます。
貝印のコンビ砥石セットは、公式が「中仕上砥石/GC #1000相当」「荒砥石/GC #400相当」。相当という言葉が付いている点も、そのまま引いておきます。
裏表で番手が違う製品もある
今回の砥石2点は、いずれも裏表で番手が違います。
貝印のコンビ砥石セットは、表面が#400相当、裏面が#1000相当です。公式は「番手(粗さ)の異なる砥石が裏表のコンビとなった、包丁研ぎを始めたい方へお勧めな一品です。」。
関孫六 コンビ砥石は、#1000と#4000の組み合わせです。公式の説明は「研削力が高く刃先の微修正までできる汎用性の高い#1000と、繊細で鋭い刃付けが可能な#4000の両面使いができる、1台2役の両面砥石。」となっています。
角度と手順をどう決めるか

砥石を使うときに難しいとされるのが、刃を当てる角度です。ここを補う道具もあります。
角度を固定する補助具がある
貝印の研ぎ上手は、包丁に取り付けて使う小さな樹脂の部品です。
公式の原文は「初めてでも簡単!包丁に付けるだけで最適な角度で砥げます。」です。
本体サイズは100×18×16mm、重量は14gと公表されています。今回の6点でいちばん小さく、いちばん軽い数字になります。
公式が示すステップの数
簡易的な道具では、使う順番が番号で示されます。
貝印の関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナーは、3つの段階が公表されています。原文の1つ目は「・STEP1:粗目のダイヤモンド砥石で摩耗した刃先を削り取ります。(目安:10回)」です。
回数の目安まで書かれています。ティファールのインジニオ コンパクトシャープナーは、砥石を「砥石Ⅰ:ダイヤモンド砥石」「砥石Ⅱ・Ⅲ:セラミック砥石」と番号で分けています。
研ぐ道具を選ぶ前に見る記載

最後に、買う前に確かめたい2つの項目を挙げます。
使える刃の種類の記載
研ぎの道具には、使える刃と使えない刃の記載があります。
▶ あわせてチェック:包丁研ぎ器おすすめ6選|使える刃の種類で選ぶ
貝印の関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナーの原文は「※こちらの商品は両刃専用商品となります。出刃包丁などの片刃包丁にはご使用いただけません。」です。
両刃(刃の両側から研いである包丁のこと)だけが対象。手持ちの包丁がどちらかを確かめてから選んでください。
置き場所と本体サイズ
砥石は、思ったより場所を取ります。本体サイズを見ておくと収納で困りません。
貝印のコンビ砥石セットは254×95×50mm、関孫六 コンビ砥石は240×95×50mmです。どちらもケースや台が付いた状態の数字になります。
パール金属のダイヤモンドグリップシャープナーは、全長215×幅50×高さ35mmです。棒状の形なので、引き出しに収まりやすい数字といえます。
番手を数字で公表している砥石3選
ここからは、公式が番手を数値で公表している3点です。番手の公表が無い製品は入れていません。
順位はこの区画の中だけのものです。表の番号は掲載順で、区画ごとの順位とは別です。
| 掲載順 | モデル名 | ブランド | 公表されている番手 | 材質 | 本体サイズ | 生産国 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | AP0305 | 貝印 | #400相当と#1000相当 | 台:ABS樹脂、すべり止め部:合成ゴム | 254×95×50mm | 中国 | 見る |
| 2 | AP0334 | 貝印 | #1000と#4000 | 白色アルミナ、研ぎ台・フタ:ABS樹脂 | 240×95×50mm | 日本 | 見る |
| 3 | CC-1515 | パール金属 | 400#と1000# | 研ぎ部:鉄(ダイヤモンドめっき)、ハンドル:ABS樹脂 | 約全長215×幅50×高さ35mm | 中国製 | 見る |
第1位:AP0305(貝印)
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AP0305(貝印)の基本情報
コンビ砥石セットです。表面が荒砥石、裏面が中砥石になっています。
番手は公式に「中仕上砥石/GC #1000相当」「荒砥石/GC #400相当」。相当という言葉が付く書き方です。
公式の説明はこうです。「番手(粗さ)の異なる砥石が裏表のコンビとなった、包丁研ぎを始めたい方へお勧めな一品です。」
台はABS樹脂で耐熱温度80℃、すべり止め部は合成ゴムと公表されています。公式は「受け皿の裏面には、合成ゴムのリブが付いていて、すべりにくく安定して作業ができます。」とも書いています。
本体サイズは254×95×50mmです。生産国は中国と、公式の生産国欄に記載があります。重量については公表を確認できない。
AP0305(貝印)の主要スペック
| 番手 | 荒砥石 GC #400相当/中仕上砥石 GC #1000相当 |
| 台 | ABS樹脂(耐熱温度80℃) |
| すべり止め部 | 合成ゴム |
| 本体サイズ | 254×95×50mm |
| 重量 | 公式ページに記載なし |
| 生産国 | 中国 |
第2位:AP0334(貝印)
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AP0334(貝印)の基本情報
関孫六のコンビ砥石です。番手は#1000と#4000の組み合わせになります。
公式の説明はこうです。「研削力が高く刃先の微修正までできる汎用性の高い#1000と、繊細で鋭い刃付けが可能な#4000の両面使いができる、1台2役の両面砥石。」
今回の3点で、#4000という細かい番手を持つのはこの製品だけです。
材質はコンビ砥石が白色アルミナ、研ぎ台とフタがABS樹脂で耐熱温度80℃です。公式は付属品について「〈準備〉〈研ぎ〉〈収納〉の全工程でご使用いただけるケース付き。」。
本体サイズは240×95×50mm、重量は901gです。生産国は日本と、公式の生産国欄に記載があります。
AP0334(貝印)の主要スペック
| 番手 | #1000と#4000の両面 |
| 材質 | コンビ砥石:白色アルミナ |
| 研ぎ台・フタ | ABS樹脂(耐熱温度80℃) |
| 本体サイズ | 240×95×50mm |
| 重量 | 901g |
| 付属 | 全工程で使えるケース付き |
| 生産国 | 日本 |
第3位:CC-1515(パール金属)
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CC-1515(パール金属)の基本情報
ファインケアのダイヤモンドグリップシャープナーです。棒の形をした道具になります。
番手は公式に「●荒砥ぎ用(400#)、中研ぎ用(1000#)」。#の位置が数字の後ろにある表記です。
使える包丁についても記載があります。原文は「●使用できる包丁の材質:ステンレス・セラミック・はがね・チタン」です。
材質は研ぎ部が鉄にダイヤモンドめっき、ハンドルがABS樹脂と公表されています。
商品サイズは約全長215×幅50×高さ35mm、商品重量は約54gです。公式には「●中国製」と記載があります。
CC-1515(パール金属)の主要スペック
| 番手 | 荒砥ぎ用(400#)、中研ぎ用(1000#) |
| 使用できる包丁の材質 | ステンレス・セラミック・はがね・チタン |
| 材質 | 研ぎ部:鉄(ダイヤモンドめっき)、ハンドル:ABS樹脂 |
| 商品サイズ | 約全長215×幅50×高さ35mm |
| 商品重量 | 約54g |
| 生産国 | 中国製 |
手順や角度の決め方を明記した道具3選
ここからは、公式が研ぎの手順または角度の決め方を明記している3点です。
順位はこの区画の中だけのものです。表の番号は掲載順で、区画ごとの順位とは別です。
| 掲載順 | モデル名 | ブランド | 公式が示す手順や角度 | 本体サイズ | 重量 | 生産国 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | AP0308 | 貝印 | 3ステップ構造(STEP1は目安10回) | 141×51×55mm | 96g | 日本 | 見る |
| 2 | K26105 | ティファール | 砥石Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3つに分かれる | 5.2×4.6×12.4cm(伸長時21.0cm) | 約0.15kg | 中国 | 見る |
| 3 | AP0327 | 貝印 | 包丁に付けるだけで最適な角度 | 100×18×16mm | 14g | 日本 | 見る |
第1位:AP0308(貝印)
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AP0308(貝印)の基本情報
関孫六のダイヤモンド&セラミックシャープナーです。
公式は構造をこう書いています。「ダイヤモンド砥石と2種類のセラミック砥石を用いた3ステップ構造。」
各段階の説明も出ています。1つ目の原文は「・STEP1:粗目のダイヤモンド砥石で摩耗した刃先を削り取ります。(目安:10回)」です。回数の目安まで数字で書かれています。
使える刃についての注意もあります。「※こちらの商品は両刃専用商品となります。出刃包丁などの片刃包丁にはご使用いただけません。」という記載です。
本体はABS樹脂で耐熱温度80度、透明カバーはAS樹脂とABS樹脂とエラストマー樹脂です。本体サイズは141×51×55mm、重量は96g、生産国は日本と記載があります。
AP0308(貝印)の主要スペック
| 公式が示す手順 | 3ステップ構造(STEP1は目安10回) |
| 使用できる包丁 | 両刃専用(片刃包丁には使用不可) |
| 本体 | ABS樹脂(耐熱温度80度) |
| 砥石 | ダイヤモンド砥石、アランダム系セラミック砥石 |
| 本体サイズ | 141×51×55mm |
| 重量 | 96g |
| 生産国 | 日本 |
第2位:K26105(ティファール)
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K26105(ティファール)の基本情報
インジニオのコンパクトシャープナーです。
砥石は3つに分かれています。素材の欄には「砥石Ⅰ:ダイヤモンド砥石」「砥石Ⅱ・Ⅲ:セラミック砥石」。
使える刃についての記載もあります。原文は「ステンレスナイフ両刃用のシャープナーです。のこぎり状のパン切ナイフ(包丁)、セラミックナイフ、チタンナイフ、キッチンバサミにはご使用になれません。」です。
使えない刃が4種類も列挙されている点が、この製品の特徴です。あわせて「※食洗機を使用しないでください。」とも書かれています。
本体サイズは5.2×4.6×12.4cmで、伸長時が21.0cmです。本体重量は約0.15kg、本体とカバーはABS樹脂、原産国は中国、食洗機の欄は不可と記載があります。
K26105(ティファール)の主要スペック
| 砥石 | Ⅰ:ダイヤモンド砥石/Ⅱ・Ⅲ:セラミック砥石 |
| 使用できる刃 | ステンレスナイフ両刃用(パン切ナイフ・セラミック・チタン・キッチンバサミは使用不可) |
| 本体・カバー | ABS樹脂 |
| 本体サイズ | 5.2×4.6×12.4cm(伸長時21.0cm) |
| 本体重量 | 約0.15kg |
| 食洗機 | 不可 |
| 原産国 | 中国 |
第3位:AP0327(貝印)
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AP0327(貝印)の基本情報
研ぎ上手という名前の樹脂製の部品です。砥石そのものではなく、砥石と組み合わせて使う道具になります。
公式の原文は「初めてでも簡単!包丁に付けるだけで最適な角度で砥げます。」です。
本体サイズは100×18×16mm、重量は14gと公表されています。今回の6点でいちばん小さく、いちばん軽い数字です。
生産国は日本と、公式の生産国欄に記載があります。
角度が何度になるかについては、公式ページに数字の記載がありませんでした。だから当サイトでは角度の数字を書きません。
AP0327(貝印)の主要スペック
| 公式が示す使い方 | 包丁に付けるだけで最適な角度 |
| 本体サイズ | 100×18×16mm |
| 重量 | 14g |
| 角度の数値 | 公式ページに記載なし |
| 生産国 | 日本 |
包丁研ぎおすすめに関するよくある質問
Q. 砥石とシャープナーはどちらがよいですか
どちらがよいかを示す記載は、公式ページにありませんでした。だから当サイトでは断定しません。
比べられるのは公表値です。砥石は番手を自分で選び、シャープナーは使う順番が製品側で決まっています。
Q. 番手は何番を選べばよいですか
一般的な参考値としては、ふだんの手入れなら#1000前後、大きく削るなら#400前後、仕上げなら#3000以上が使われます。
今回の3点でも、#400相当、#1000、#1000相当、#4000という数字が公表されていました。用途に合わせて選んでください。
Q. 研ぐ頻度はどのくらいですか
今回確認した公式ページに、研ぐ頻度についての記載はありませんでした。だから当サイトでは書きません。
公表されているのは、1回に引く回数の目安です。貝印の関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナーでは、STEP1が目安10回。
Q. 片刃の包丁も同じ道具で研げますか
製品によって違います。貝印の関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナーは「出刃包丁などの片刃包丁にはご使用いただけません。」。
ティファールのインジニオ コンパクトシャープナーも、両刃用。片刃(刃の片側だけを研いである包丁。出刃包丁などのこと)をお持ちなら、必ず確認してください。
Q. 砥石は水に浸してから使うのですか
今回確認した公式ページに、水に浸す時間などの記載はありませんでした。だから当サイトでは手順を書きません。
使い方については、製品に同梱される取扱説明書の記載に従ってください。