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炊飯器5合炊きランキング10選|順位の根拠を火と電気で示す

炊飯器のランキングをいくつか見比べて、手が止まった人は多いはずです。サイトごとに1位が違うからです。同じ5合炊きの話をしているのに、上位の顔ぶれがそろいません。

理由ははっきりしています。多くのランキングが「なぜその順位なのか」を書いていないからです。根拠が書かれていなければ、読む側は正しさを確かめようがありません。

そこでこの記事は、根拠を2つだけに絞りました。1つ目は、メーカーが加熱のしかたに名前を付けて公表している技術です。2つ目は、メーカーが公表している数字から計算した、1回あたりの電気代です。どちらも公式ページに載っている値なので、あなたが同じ手順でなぞれます。

紹介するのは全部で10台です。技術の名前で並べた5台と、1回の電気代で並べた5台に分かれています。味の順位は付けません。

ランキングって、結局どれを信じればいいんでしょうか。サイトごとに1位が違って困ります。

順位そのものより、その順位が何を根拠にしているかを見るのがコツだよ。この記事は根拠を2つに絞って、計算式まで全部見せるからね。

📖 目次(タップで開閉)

炊飯器のランキングは順位の根拠で見る

朝の光が差し込む台所

この章で持ち帰ってほしいことは1つだけです。ランキングは順位そのものより、根拠が書いてあるかどうかを見る、ということです。

▶ あわせてチェック:お米マイスターおすすめ炊飯器10選|資格の中身と炊き分け

サイトごとに1位が違う理由

今回、5合炊きのランキング上位を調べました。そのうち3本は、順位の理由を一切書いていませんでした。残りは通販サイトの売れ筋を集計したものでした。

売れ筋の集計は、悪いものではありません。ただ、集計する店も期間も各サイトでばらばらです。だから1位がそろわないのは、むしろ当然と言えます。

読む側にできるのは、根拠が書かれた順位を選ぶことです。根拠が書いてあれば、自分の条件に合うかどうかを判断できます。

この記事が使う2つの根拠

1つ目は、メーカーが加熱のしかたに固有の名前を付けて、その中身を公式に説明しているかです。炎舞炊き、土鍋ご泡火炊き、圧騰甘み炊きといった名前がこれにあたります。

2つ目は、1回あたりの電気代を公式の数字から計算できるかです。各社は「1回あたりの炊飯時消費電力量」という値を公表しています。これに電気の単価をかけるだけで、1回いくらかが出ます。

この記事の単価は31円/kWhにそろえました。kWh(キロワットアワー。電気を使った量の単位。1000Wの機器を1時間使うと1kWh)は、電気料金の明細にも出てくる単位です。

掲載する10台の内訳も先に書いておきます。技術の名前で並べた5台と、1回の電気代で並べた5台です。同じ10台を2つの根拠で見比べる形になっています。

この記事が使わない根拠

味の評価は使いません。おいしさは好みと炊く量で変わります。第三者が順位を付けられるものではないと考えています。

通販サイトの売れ筋順位も使いません。ランキング記事だからこそ、他社の順位を根拠にしないことをはっきりさせておきます。

いわゆるシェアの数値も書きません。よく引用される数字は、価格比較サイトの売れ筋順位から出たものです。出荷台数のシェアとは意味が違います。

加熱方式そのものの選び方を先に知りたい人もいるはずです。方式から選ぶ話は「炊飯器おすすめ5合|1合だけ炊けるかで選ぶ人気10選」で扱っています。

メーカーの技術名は何をしているのか

キッチンカウンターに立つ人

この章で持ち帰ってほしいことも1つです。技術の名前は宣伝文句ではなく、加熱のしかたの説明になっているということです。

ここで紹介するのは、メーカー公式ページに説明が載っていたものだけです。名前だけあって中身の説明が見つからないものは、そう書きます。

加熱の当て方に付けられた名前

象印の炎舞炊きは、ヒーターの数と当て方で説明されています。NW-NA型について公式は「底IHヒーターを4ブロックに分け、対角線上にある2つのヒーターを同時加熱していきます」と書いています。構造の呼び名は「ローテーションIH構造」です。

IH(アイエイチ。内なべそのものを電気の力で発熱させて炊く方式)は、ふつうヒーターが1つです。それを4つに分けて動かす、という説明になっています。内なべ(内釜。お米と水を入れる、取り外せるなべ)の中の対流を強める狙いだと公式は書いています。

日立の圧騰甘み炊きは「大火力で沸騰、圧力スチームで蒸らす」と説明されています。スチーム(蒸気)を蒸らしに使う、という順番まで書かれています。内なべは「大火力 沸騰鉄釜」で、発熱性・伝熱性・蓄熱性が大切だと説明されています。

東芝は加熱そのものを数字で説明しています。公式は「1420Wの大火力で芯まで加熱し、粒を立たせる」と書いています。内なべは「銅かまど丸釜」で、「丸底60°」により「かまどのような強い熱対流を起こし」とあります。

パナソニックのおどり炊きは、結果の表現が中心です。公式は「Wおどり炊き」について「爆発的な沸騰力で一粒一粒に熱を伝えきり」と書いています。仕組みの内訳までは公式ページで確認できませんでした。

圧力と真空の当て方に付けられた名前

タイガーの連続ノンストップ加熱は、部品名と温度まで書かれています。公式の説明はこうです。「高火力によって吹きこぼれようとするのを本体内に組み込んだ独自開発の『ハリつやポンプ』からの風で抑え、内なべの中の温度が約105度の状態を、長く維持することを実現」。

同じタイガーの「多段階圧力」は、名前が機能一覧にあるだけでした。何をしているかの説明は公式ページで確認できませんでした。

東芝の真空ひたしは、目的と手段がそろっています。公式は「内釜の中を真空にし、圧力差でお米の芯までたっぷり吸水させます」と書いています。真空(なべの中の空気を抜いた状態)を吸水に使う、という説明です。

なお「炎匠炊き」という名前そのものの定義は、公式ページで確認できませんでした。名前が付いていない機種が劣る、という意味でもありません。名前は、説明を探す手がかりだと考えてください。

メーカーごとの違いをまとめて見たい人もいるはずです。国内メーカーの横並びは「炊飯器メーカーランキング|国内7社を横並びで比べる12選」で扱っています。

炊飯器の電気代は自分で計算できる

1回あたりの炊飯時消費電力量から電気代を計算する手順の図

この章で持ち帰ってほしいことは、1回あたりの電気代は公式の数字1つで計算できるということです。むずかしい前提はいりません。

1回あたりの電気代を出す式

各社は仕様表に「1回あたりの炊飯時消費電力量」を載せています。単位はWh(ワットアワー)です。1000Whが1kWhにあたります。

式はこれだけです。1回あたりの電気代(円)=1回あたりの炊飯時消費電力量(Wh)÷1000×31円

実例を出します。パナソニックのSR-H10B-Kは148Wh/回です。148÷1000=0.148kWh。0.148×31=約4.6円になります。

もう1つ。象印のNW-VE10-BAは149Wh/回です。149÷1000×31=約4.6円です。数字を入れ替えるだけなので、気になる機種でそのまま試せます。

計算するときに気をつけること

まず、消費電力(その機器が使う電気の量)と消費電力量は別ものです。W(ワット。使う電気の量の単位)で書かれた消費電力は、いちばん強く電気を使うときの値です。

だから「W×炊飯時間」で計算すると、実際よりかなり大きくなります。炊飯中ずっと最大で動いているわけではないからです。電気代は、必ず公表されている消費電力量から計算してください。

次に、測り方です。この値は省エネ法で決められた測り方で測られています。周囲の温度は23±2℃です。日立は注記で「0.54L(3合)炊飯時」と書いています。条件がそろっているので、機種どうしを比べられます。

周波数の扱いも書いておきます。今回調べた各社の公表値は、50Hzと60Hzで数字を分けていませんでした。記事内の数字はすべて、この分けられていない公表値に統一しています。

コースによる違いもあります。エコ炊飯のコースで測った値を載せているメーカーがあります。その場合は、記事の中でも同じエコ炊飯の値をそろえて使いました。

最後に線を引いておきます。この記事が扱うのは炊飯1回分だけです。保温の電気は別に計算が必要なので、順位には入れていません。

使い方から釣り合いを考えたい人もいると思います。使い方の視点は「炊飯器のコスパは使い方で決まる|用途別おすすめ人気10選」で扱っています。

加熱の技術名で並べた炊飯器ランキング5選

この5台は、加熱のしかたにメーカーが固有の名前を付けて、その中身を公式に説明しているモデルです。並び順は、公式の説明でどこまで具体的に書かれているかの順です。味の順位ではありません。技術の名前が付いていない機種が劣るという意味でもありません。

ヒーターの数や温度まで書いてあるものを上に、結果の表現が中心のものを下にしました。電気代は参考として全台に載せてあります。

第1位:NW-NA10-BZ(象印マホービン)

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NW-NA10-BZ(象印マホービン)の基本情報

公式の説明がいちばん具体的だったのがこの機種です。ヒーターを4つに分け、対角の2か所を同時に動かす、と数まで書かれています。圧力IH(IHに加えて、なべの中に圧力をかけて炊く方式)で、公式の圧力は1.0〜1.3気圧です。

本体はやや大きめで、質量は約6.5kgです。置き場所とふたの開閉の高さは先に測っておくと安心です。

NW-NA10-BZ(象印マホービン)の主要スペック

加熱方式 圧力IH
メーカーが公表している技術名 炎舞炊き(ローテーションIH構造)
消費電力(炊飯時) 1240W
1回あたりの炊飯時消費電力量 139Wh
1回あたりの電気代 約4.3円
カタログ容量 0.09〜1.0L(5.5合)

NW-NA10-BZ(象印マホービン)の口コミ

Web上では「ごはんの粒がしっかりしている」といった声が見られます。一方で「本体が大きく重い」という声も見られます。

第2位:JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)

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JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の基本情報

公式が部品名と温度まで書いている点で2番目にしました。吹きこぼれを風で抑えて、約105度を長く保つ、という説明です。内なべは「本土鍋 表面6層コート」で、公式は本物の土鍋だと明記しています。

その分、質量は約7.1kgと10台の中でいちばん重めです。土鍋なので、扱いはていねいにしたいところです。

JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の主要スペック

加熱方式 土鍋圧力IH
メーカーが公表している技術名 土鍋ご泡火炊き・連続ノンストップ加熱
消費電力(炊飯時) 定格消費電力(いちばん強く電気を使うときの量)1080W
1回あたりの炊飯時消費電力量 159Wh
1回あたりの電気代 約4.9円
カタログ容量 0.09〜1.0L(0.5〜5.5合)

JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の口コミ

Web上では「内なべの手ざわりが独特」といった声が見られます。一方で「重くて出し入れがしにくい」という声も見られます。

第3位:RC-10RWA(K)(東芝)

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RC-10RWA(K)(東芝)の基本情報

吸水の工程に名前が付いているのが特徴です。公式は内釜の中を真空にして、圧力差で芯まで吸水させると書いています。公式仕様の方式は「真空IH」で、このページに圧力の記載はありません。

質量は約4.5kgで、掲載10台の中では軽いほうです。公式仕様には保温時間と内釜の保証年数の記載が無いので、この2点は確認できませんでした。

RC-10RWA(K)(東芝)の主要スペック

加熱方式 真空IH
メーカーが公表している技術名 真空ひたし(炎匠炊き)
消費電力(炊飯時) 1420W
1回あたりの炊飯時消費電力量 176.3Wh(エコ炊飯)
1回あたりの電気代 約5.5円
カタログ容量 1.0L(約5.5合)

RC-10RWA(K)(東芝)の口コミ

Web上では「予約炊飯を使いやすい」といった声が見られます。一方で「操作の項目が多い」という声も見られます。

第4位:RZ-W100GM(日立)

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RZ-W100GM(日立)の基本情報

技術名が加熱の順番を表しているのがこの機種です。大火力で沸騰させ、圧力とスチームで蒸らす、と公式が書いています。公式の最高圧力は1.3気圧です。

置き場所の話も公式に載っています。「蒸気カット」は、蒸気がほとんど出ないので置き場所に困らない、という説明です。洗う部品は公式表記で3点です。

RZ-W100GM(日立)の主要スペック

加熱方式 圧力&スチームIH
メーカーが公表している技術名 圧騰甘み炊き・蒸気カット
消費電力(炊飯時) 1400W
1回あたりの炊飯時消費電力量 153Wh(エコ炊飯)
1回あたりの電気代 約4.7円
カタログ容量 0.09〜1.0L(5.5合)

RZ-W100GM(日立)の口コミ

Web上では「蒸気が出にくいので置き場所を選ばない」といった声が見られます。一方で「本体の奥行きがある」という声も見られます。

第5位:SR-X710D-H(パナソニック)

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SR-X710D-H(パナソニック)の基本情報

技術名はあるものの、公式の説明は結果の表現が中心でした。そのため区画の最後にしています。公式カテゴリは可変圧力IH(炊いている途中で圧力を上げ下げする方式)です。

数字が公表されている項目は多い機種です。公式は白米ふつうの炊飯時間を48分、毎日のお手入れを加熱板と内釜の2点と書いています。

SR-X710D-H(パナソニック)の主要スペック

加熱方式 可変圧力IH(公式表記は大火力包み加熱)
メーカーが公表している技術名 Wおどり炊き・ビストロ匠技AI
消費電力(炊飯時) 1210W
1回あたりの炊飯時消費電力量 161Wh(エコ炊飯)
1回あたりの電気代 約5.0円
カタログ容量 0.5〜5.5合(1.0L)

SR-X710D-H(パナソニック)の口コミ

Web上では「洗う部品が少なくて助かる」といった声が見られます。一方で「ボタンの数が多い」という声も見られます。

圧力のかけ方や本体の重さをもっと詳しく見たい人もいると思います。その視点は「高級炊飯器ランキング10選|圧力のかけ方と重さで見分ける」で扱っています。

1回の電気代で並べた炊飯器ランキング5選

この5台は、1回あたりの炊飯時消費電力量をメーカーが公式に公表しているモデルです。だから1回あたりの電気代を計算できます。並び順は計算した電気代の少ない順です。電気代が少ないほど良いという意味ではありません。計算には31円/kWhを使い、式も本文に書いてあるので、ご自身で確かめられます。

ここが前の区画とは別の根拠で並べた5台です。技術の名前ではなく、公表されている数字だけで順番が決まっています。

第1位:SR-H10B-K(パナソニック)

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SR-H10B-K(パナソニック)の基本情報

公表値がいちばん小さかったのがこの機種です。148Wh/回なので、1回あたりは約4.6円になります。加熱方式は2段IH(ヒーターを2か所に分けて加熱する方式)で、内釜は備長炭釜です。

本体は約3.6kgと軽めです。炊飯時間も公表されていて、白米ふつうで52分、早炊きで27〜35分と書かれています。

SR-H10B-K(パナソニック)の主要スペック

加熱方式 2段IH
メーカーが公表している技術名 2段IH・備長炭釜
消費電力(炊飯時) 1200W
1回あたりの炊飯時消費電力量 148Wh(エコ炊飯)
1回あたりの電気代 約4.6円
カタログ容量 0.5〜5.5合(1.0L)

SR-H10B-K(パナソニック)の口コミ

Web上では「軽くて動かしやすい」といった声が見られます。一方で「表示が見えにくい角度がある」という声も見られます。

第2位:NW-VE10-BA(象印マホービン)

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NW-VE10-BA(象印マホービン)の基本情報

1Whの差で2位です。149Wh/回なので、1回あたりは約4.6円になります。1位との差はごくわずかなので、実際の使用では同じくらいと考えて構いません。

保温についても公式に記載があります。30時間おいしく保温できる「うるつや保温」という表記です。質量は約4.1kgです。

NW-VE10-BA(象印マホービン)の主要スペック

加熱方式 IH
メーカーが公表している技術名 うるつや保温(極め炊き)
消費電力(炊飯時) 1105W
1回あたりの炊飯時消費電力量 149Wh
1回あたりの電気代 約4.6円
カタログ容量 0.09〜1.0L(5.5合)

NW-VE10-BA(象印マホービン)の口コミ

Web上では「保温したごはんが乾きにくい」といった声が見られます。一方で「奥行きがやや大きい」という声も見られます。

第3位:JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)

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JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の基本情報

171Wh/回なので、1回あたりは約5.3円です。ここで注意したいのが内なべの名前です。「遠赤9層土鍋かまどコート釜」は名前に土鍋が入りますが、公式の説明はコーティングです。

公式は「土鍋の理想に近い蓄熱性を再現」と書いています。本物の土鍋のモデルとは分けて考えてください。質量は約5.4kgです。

JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の主要スペック

加熱方式 圧力IH
メーカーが公表している技術名 ご泡火炊き・遠赤9層土鍋かまどコート釜
消費電力(炊飯時) 1200W
1回あたりの炊飯時消費電力量 171Wh
1回あたりの電気代 約5.3円
カタログ容量 0.5〜5.5合(0.09〜1.0L)

JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の口コミ

Web上では「本体の幅が小さめで置きやすい」といった声が見られます。一方で「ふたの開閉に力がいる」という声も見られます。

第4位:RC-10HGW(W)(東芝)

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RC-10HGW(W)(東芝)の基本情報

178.0Wh/回(エコ炊飯)なので、1回あたりは約5.5円です。公式は同じ表で、匠炊きふつうの188.9Wh/回も載せています。コースで値が変わることが分かる書き方です。

公式仕様の方式は真空圧力IHです。同じ東芝のRC-10RWA(K)とは違い、圧力の表記があります。質量は約5.3kgです。

RC-10HGW(W)(東芝)の主要スペック

加熱方式 真空圧力IH
メーカーが公表している技術名 真空ひたし(炎匠炊き)
消費電力(炊飯時) 1420W
1回あたりの炊飯時消費電力量 178.0Wh(エコ炊飯)
1回あたりの電気代 約5.5円
カタログ容量 1.0L(約5.5合)

RC-10HGW(W)(東芝)の口コミ

Web上では「保温してもごはんが黄ばみにくい」といった声が見られます。一方で「本体の高さがある」という声も見られます。

第5位:KS-S10J-S(シャープ)

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KS-S10J-S(シャープ)の基本情報

この機種がこの記事でいちばん大事な例です。消費電力は640Wで10台の中で最も小さいのに、1回の電気代は約5.8円で最も大きくなりました。185.5Wh/回という公表値だからです。

Wが小さいことと、電気代が少ないことは別だと分かります。加熱方式について公式の明記はなく、シャープ公式の一覧では「IHジャー炊飯器」とは別の「ジャー炊飯器」に分けられています。

KS-S10J-S(シャープ)の主要スペック

加熱方式 公式に記載を確認できず(公式一覧の区分はジャー炊飯器)
メーカーが公表している技術名 黒厚釜&球面炊き
消費電力(炊飯時) 640W
1回あたりの炊飯時消費電力量 185.5Wh
1回あたりの電気代 約5.8円
カタログ容量 1.0L

KS-S10J-S(シャープ)の口コミ

Web上では「軽くて扱いやすい」といった声が見られます。一方で「炊き上がりまでの時間が長く感じる」という声も見られます。

機能を絞って選びたい人もいると思います。省いてよい機能の線引きは「炊飯器おすすめ5合コスパ10選|省いてよい機能で選ぶ」で扱っています。

10台を技術名と1回の電気代で比較する

炊飯器10台の1回あたりの炊飯時消費電力量を比べた横棒グラフ

この章で持ち帰ってほしいことは、2つの根拠を並べて見れば、自分がどちらを重く見るかが決まるということです。

▶ あわせてチェック:最新の炊飯器おすすめ人気7選|現行モデルを技術名で選ぶ

10台の技術名・消費電力・電気代の比較

上から5台が技術名を根拠に並べたモデル、下の5台が1回あたりの電気代を根拠に並べたモデルです。味の順位ではありません。電気代は31円/kWhで計算し、周波数は記事内で統一しています。

掲載10台のカタログ容量は、すべて1.0L=5.5合クラスです。だから表には入れていません。

順位 モデル名(ブランド) 加熱方式 公表されている技術名 消費電力(炊飯時) 1回の炊飯時消費電力量 1回の電気代 詳細
1 NW-NA10-BZ(象印マホービン) 圧力IH 炎舞炊き 1240W 139Wh 約4.3円 見る
2 JPL-H10NK(タイガー魔法瓶) 土鍋圧力IH 土鍋ご泡火炊き・連続ノンストップ加熱 1080W 159Wh 約4.9円 見る
3 RC-10RWA(K)(東芝) 真空IH 真空ひたし・炎匠炊き 1420W 176.3Wh 約5.5円 見る
4 RZ-W100GM(日立) 圧力&スチームIH 圧騰甘み炊き・蒸気カット 1400W 153Wh 約4.7円 見る
5 SR-X710D-H(パナソニック) 可変圧力IH Wおどり炊き・ビストロ匠技AI 1210W 161Wh 約5.0円 見る
1 SR-H10B-K(パナソニック) 2段IH 2段IH・備長炭釜 1200W 148Wh 約4.6円 見る
2 NW-VE10-BA(象印マホービン) IH うるつや保温 1105W 149Wh 約4.6円 見る
3 JPI-S10NK(タイガー魔法瓶) 圧力IH ご泡火炊き・遠赤9層土鍋かまどコート釜 1200W 171Wh 約5.3円 見る
4 RC-10HGW(W)(東芝) 真空圧力IH 真空ひたし・炎匠炊き 1420W 178.0Wh 約5.5円 見る
5 KS-S10J-S(シャープ) 公式に記載を確認できず 黒厚釜&球面炊き 640W 185.5Wh 約5.8円 見る

どちらの根拠を重く見るかで選ぶ

3つのパターンに分けます。自分がどれに近いかで、見る欄が変わります。

1つ目は、メーカーの説明が具体的なものを選びたい場合です。見る欄は「公表されている技術名」です。説明の細かさで並べた上の5台、なかでもNW-NA10-BZとJPL-H10NKが着地点になります。

2つ目は、毎日炊くので電気代を抑えたい場合です。見る欄は「1回の電気代」です。SR-H10B-KとNW-VE10-BAが同じくらいで並びます。

3つ目は、どちらも同じくらい気になる場合です。2つの欄を同時に見てください。技術名の説明があり、なおかつ電気代が小さいのはNW-NA10-BZです。

カタログの容量表記そのものが気になる人もいると思います。5合と5.5合の違いは「炊飯器5.5合おすすめ人気10選|5合との違いと実際に炊ける量」で扱っています。

炊飯器のランキングについてよくある質問

根拠の見方は分かりました。でも細かい疑問がまだ残っています。

よく聞かれるものを4つ集めたよ。どれも公式の数字で答えられる範囲にしてあるからね。

Q. サイトによってランキングの1位が違うのはなぜですか?

順位の根拠が書かれていないランキングが多いからです。書いていなければ、読む側は比べようがありません。自分で確かめられる根拠は2つあります。メーカー公式の技術説明と、公式の「1回あたりの炊飯時消費電力量」です。

Q. 炊飯器の電気代は月にどれくらいかかりますか?

1回あたりの電気代に、月に炊く回数をかければ出せます。式は「1回あたりの炊飯時消費電力量(Wh)÷1000×31円」です。1回約4.6円の機種を毎日1回炊くと、30日で約138円になります。保温を使う場合は、その分が別に加わります。

Q. IHと圧力IHではどちらを選べばいいですか?

どちらが上という話ではなく、加熱のしかたの違いです。IHは内なべ自体を発熱させます。圧力IHは、それに加えてなべの中に圧力をかけます。方式ごとの向き不向きは、方式から選ぶ記事のほうで詳しく扱っています。

Q. 炊きムラやべちゃつきはどうすれば防げますか?

まず取扱説明書の水加減の目安と、内なべの目盛りを確認してください。炊く量が目盛りと合っていないと、仕上がりは安定しにくくなります。無洗米や玄米は専用の目盛りやコースが用意されていることも多いです。この機種なら必ず防げる、とは言えません。

まとめ|ランキングは検算できる根拠で選ぶ

もう一度おさらいします。ランキングは順位より根拠を見ます。この記事が使った根拠は2つだけでした。

▶ あわせてチェック:炊飯器バーミキュラの実力|バルミューダとの違いと10選

1つ目は、メーカーが加熱のしかたに付けた技術の名前です。名前は宣伝文句ではなく、加熱の中身の説明になっていました。2つ目は、公式の「1回あたりの炊飯時消費電力量」から計算した1回の電気代です。

掲載は全10選です。内訳は技術名で並べた5台と、電気代で並べた5台でした。同じ10台を、2つの根拠で見比べられる形にしています。

最後に3点だけ念押しします。味の順位は付けていません。売れ筋の順位やシェアの数値も根拠に使っていません。電気代は31円/kWhで計算し、式は本文に書いてあります。

今日はまず、気になっている機種の消費電力量をメーカーの公式ページで調べるところから始めてみてください。

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