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ひんやりシーツのおすすめ5選|抗菌の加工表示と裏面の綿で選ぶ

寝汗をかきやすいと、夏は毎週のように寝具を洗うことになります。冷感素材は気持ちよくても、肌に直接当たる面が化学繊維だと気になる方もいます。

商品ページには「抗菌」「防臭」と書かれています。ただ、その言葉をどこまで受け取ってよいのかは分かりにくいところです。

先に結論です。「抗菌」「防臭」はメーカーが施した加工の名前であって、効果を保証する言葉ではありません。読み方を分けておくと、選ぶときに迷いません。

この記事は5選を2つに分けました。加工の名前を公式が書いている3点と、裏側の生地が綿のパイルだと組成欄で公表している2点です。いずれも公表値だけを並べています。

抗菌と書いてあれば、においが気にならなくなりますか。

それは書けないんだ。公式に書いてあるのは「加工をしている」という事実まで。試験の条件までは公表されていないよ。

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ひんやりシーツで見るのはこの2つ

チェック柄のシーツと枕を整えたベッド

冷たさの表示は分かりやすい反面、比べにくい項目でもあります。そこで本記事は、別の2つに絞ります

数値や構造は別に譲る

接触冷感(ふれた瞬間にひんやり感じる性質)の数値は、別の記事で扱います。裏面の生地の作りや四隅ゴムの記載も同じです。

それぞれ公表しているメーカーが限られるため、記事を分けたほうが読みやすくなります。

本記事が扱うのは、加工の表示と裏面の素材の2つだけです

見るのは加工の表示と裏面

1つ目は加工の表示です。公式ページに加工の名前が書かれているかどうかを見ます。

2つ目は裏面の素材です。組成欄の「裏側」の行に何が書かれているかを読みます。

どちらも、公式ページの決まった場所にあります。買う前に読み比べられる項目です

抗菌・防臭は加工の名前である

抗菌・防臭は加工の名前であり、試験の条件は公表されていないこと

ここが本記事でいちばん大事なところです。言葉の意味を先に整理します。

加工の呼び名はメーカーで違う

今回調べた範囲では、加工の呼び名が3通りに分かれていました。

タンスのゲンのAG-COOLは「Ag+加工」、同社のレーヨンケットは「安心の抗菌加工」です。昭和西川のエルツは「ポリジン加工対応」。

呼び名が違う以上、同じ加工として並べることはできません。それぞれ別の表記として扱います。

試験の条件は公表されていない

加工の名前は書かれていても、その先はどうでしょうか。

今回、各社の公式ページを順に確認しました。その結果、試験機関や試験の条件を公表しているメーカーは見つかりませんでした

数値も公表されていません。つまり、どの程度の加工なのかを比べる材料がありません。

効果として読み替えない

そのため本記事では、加工の表示を効果として書きません。「においがなくなる」「菌が減る」とは書きません。

書けるのは「メーカーが加工をしていると公式に書いている」という事実までです。

この線引きを守ることが、読み手にとっていちばん誠実だと考えています

肌に当たる面が綿かどうかを見る

組成欄が1行のときと表側・裏側で分かれるときの読み方の違い

もう1つの軸が組成です。表と裏で違う繊維を使う製品があります。

表側と裏側の組成を読む

公式の組成欄は、行が分かれていることがあります。「表側」「裏側」と書かれていれば、面ごとの表示です。

行が1つしかない製品もあります。その場合は、製品全体の組成という読み方になります。

行の数を見るだけで、どちらの読み方かが分かります

パイル糸と地糸の書き分け

裏側の行に「パイル糸(輪の形に立てた糸)」「地糸」と書かれていることがあります。

パイル糸は表面に立っている糸、地糸はその土台になる糸です。肌に触れるのはパイル糸のほうです。

昭和西川の2点は、この書き分けで「パイル糸 綿100%・地糸 ポリエステル100%」。

片面だけ機能があると断る例

両面が使える作りでも、両面に同じ機能があるとは限りません。

昭和西川は接触冷感リバーシブルケットについて「※パイル側には接触冷感機能はございません。」。

メーカー自身がはっきり断っている例です。買う前にこの一文を探す価値があります。

抗菌・防臭の加工表示がある3選

ここからは、抗菌や防臭の加工をしていると、メーカーが公式ページに書いている3点を挙げます。

この区画が約束するのは加工の表示があることだけです。においを抑えるとも、菌を減らすとも約束していません。試験の条件はいずれも公表されていません。

第1位:抗菌冷感 敷パッド AG-COOL(タンスのゲン)

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抗菌冷感 敷パッド AG-COOL(タンスのゲン)の基本情報

公式の商品名は「抗菌冷感 敷パッド AG-COOL リバーシブル」で、品番は62100286です。

公式が使っている加工の呼び名は「Ag+加工」です。おすすめポイントの欄には「銀イオンの力で抗菌防臭」とも書かれています。

加工が施されているのは表地です。組成欄が「表地 ナイロン100%(Ag+加工)」となっているためです。密度は160g/m²です。

中綿はポリエステル100%で100g/m²、裏地はポリエステル100%で80g/m²です。シングルは100×200cmで約0.9kgです。

洗濯はネット使用でOK。公式には「世界基準の安全性 エコテックス(繊維に有害物質が基準を超えて含まれていないかを調べる国際的な認証)認証」という記載もあります。生産国は中国です。

抗菌冷感 敷パッド AG-COOL(タンスのゲン)の主要スペック

加工の呼び名 Ag+加工(公式表記「銀イオンの力で抗菌防臭」)
加工の部位 表地
試験機関・試験条件 公式に記載を確認できず
サイズ シングル100×200cm ほか
重量 シングル約0.9kg
表側の組成 ナイロン100%(160g/m²)
裏側の組成 ポリエステル100%(80g/m²)
洗濯 洗濯OK(ネット使用)
生産国 中国

第2位:今治タオルケット エルツ(昭和西川)

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今治タオルケット エルツ(昭和西川)の基本情報

公式の商品名は「【抗菌防臭加工付き】 今治タオルケットふんわりボリュームケット/エルツ」です。

公式の「その他」欄に「2022年5月27日発売分よりポリジン加工対応」。加工の名前と、対応が始まった時期が示されています

加工の部位についての記載は確認できない。組成は綿100%の1行だけです。

サイズは140×190cm、重量は約990gです。生産国は日本製(今治)。

洗濯は「ネット使用で洗濯機の使用OK」です。カラーは4色です。ポリジン加工についても、試験機関や条件の記載はありません。

今治タオルケット エルツ(昭和西川)の主要スペック

加工の呼び名 ポリジン加工(2022年5月27日発売分より対応)
加工の部位 公式に記載を確認できず
試験機関・試験条件 公式に記載を確認できず
サイズ 140×190cm
重量 約990g
表側の組成 綿100%(公式は全体で表示)
裏側の組成 綿100%(公式は全体で表示)
洗濯 ネット使用で洗濯機OK
生産国 日本製(今治)

第3位:とろけるような肌触り レーヨンケット(タンスのゲン)

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とろけるような肌触り レーヨンケット(タンスのゲン)の基本情報

公式の商品名は「とろけるような肌触り レーヨンケット 140×190cm」で、品番は61140553です。

おすすめポイントの欄に「安心の抗菌加工」と書かれています。公式は2023年5月24日より「エコテックス認証生地→抗菌加工生地」に変更したと明記しています

加工の部位については記載を確認できない。生地は上層がレーヨン100%、下層がポリエステル97%とポリウレタン3%です。

中綿はマイクロポリエステル100%です。サイズは幅140×長さ190cm、重量は約1300gで、中綿充填量は320gと公表されています。

洗濯はOKとされ、ネットへ入れる指定があります。白いものと一緒に洗わないようにという注記も添えられています。

とろけるような肌触り レーヨンケット(タンスのゲン)の主要スペック

加工の呼び名 抗菌加工(2023年5月24日より生地を変更と公式が明記)
加工の部位 公式に記載を確認できず
試験機関・試験条件 公式に記載を確認できず
サイズ 幅140×長さ190cm
重量 約1300g(中綿充填量320g)
表側の組成 上層 レーヨン100%・下層 ポリエステル97%/ポリウレタン3%
裏側の組成 公式に記載を確認できず
洗濯 洗濯OK(ネット使用の指定あり)
生産国 中国

裏側が綿のパイルだと公表した2選

ここからは、裏側の生地が綿のパイルだと、メーカーが組成欄で公表している2点を挙げます。

この区画が約束するのは組成の公表だけです。肌にやさしいとも、かゆくならないとも約束していません。

第1位:リバーシブル敷きパッド マスター(昭和西川)

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リバーシブル敷きパッド マスター(昭和西川)の基本情報

公式の商品名は「365日使える接触冷感リバーシブル敷きパッド/ マスター (シングル)100 x 205cm ブルー」です。

裏側の組成は「パイル糸 綿100%・地糸 ポリエステル100%」です。肌に当たる糸が綿だと組成欄で公表されています

表側はナイロン50%とポリエステル50%です。詰めものはポリエステル100%。

サイズはシングル100×205cmの1サイズだけです。質量の公表はありません。生産国は中国です。

公式の「その他」欄には「四隅ゴム付き」「丸洗いOK(ネット使用)」とあります。

リバーシブル敷きパッド マスター(昭和西川)の主要スペック

裏側の組成 パイル糸 綿100%・地糸 ポリエステル100%
表側の組成 ナイロン50%・ポリエステル50%
詰めもの ポリエステル100%
加工の呼び名 公式に記載を確認できず
サイズ シングル100×205cmの1サイズ
重量 公式に記載を確認できず
固定 四隅ゴム付き
洗濯 丸洗いOK(ネット使用)
生産国 中国

第2位:接触冷感リバーシブルケット(昭和西川)

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接触冷感リバーシブルケット(昭和西川)の基本情報

公式の商品名は「接触冷感リバーシブルケット (シングル)140×190cm グレー」です。こちらは掛けるタイプです。

裏側の組成は「パイル糸 綿100%・地糸 ポリエステル100%」です。表側はナイロン100%と公表されています。

公式は「※パイル側には接触冷感機能はございません。」と明記しています。綿の面には冷感の機能がないという断りです。

サイズは140×190cm、重量は約955gです。生産国は中国製です。

洗濯については「洗濯ネットのご使用でご家庭で洗濯が可能」。加工の名前は確認できない。

接触冷感リバーシブルケット(昭和西川)の主要スペック

裏側の組成 パイル糸 綿100%・地糸 ポリエステル100%
表側の組成 ナイロン100%
公式の注記 ※パイル側には接触冷感機能はございません
加工の呼び名 公式に記載を確認できず
サイズ 140×190cm
重量 約955g
洗濯 洗濯ネット使用で家庭洗濯が可能
生産国 中国製

5点の加工と組成を並べて比べる

掲載5点の加工の表示と部位の公表状況

ここまでの5点を1つの表にまとめます。加工の呼び名が同じ言葉ではないことが、並べるとよく分かります

5点を1つの表で見比べる

★この表は各メーカーが公表している加工の名前を並べたものです。効果を比べたものではありません。試験機関や試験条件は、いずれのメーカーも公表していません。表の番号は掲載順で、区画ごとの順位とは別です。

掲載順 商品名(ブランド) 加工の呼び名 加工の部位 表側の組成 裏側の組成 洗濯の条件 詳細
1 抗菌冷感 敷パッド AG-COOL(タンスのゲン) Ag+加工 表地 ナイロン100%(160g/m²) ポリエステル100%(80g/m²) 洗濯OK(ネット使用) 見る
2 今治タオルケット エルツ(昭和西川) ポリジン加工 公式に記載を確認できず 綿100%(公式は全体で表示) 綿100%(公式は全体で表示) ネット使用で洗濯機OK 見る
3 とろけるような肌触り レーヨンケット(タンスのゲン) 抗菌加工 公式に記載を確認できず 上層 レーヨン100%・下層 ポリエステル97%/ポリウレタン3% 公式に記載を確認できず 洗濯OK(ネット使用の指定あり) 見る
4 リバーシブル敷きパッド マスター(昭和西川) 公式に記載を確認できず 公式に記載を確認できず ナイロン50%・ポリエステル50% パイル糸 綿100%・地糸 ポリエステル100% 丸洗いOK(ネット使用) 見る
5 接触冷感リバーシブルケット(昭和西川) 公式に記載を確認できず 公式に記載を確認できず ナイロン100% パイル糸 綿100%・地糸 ポリエステル100% 洗濯ネット使用で家庭洗濯が可能 見る

迷ったときの選び分け3パターン

1つ目は、加工の表示を重視したい場合です。今回は3点に加工の名前がありました。ただし呼び名はそれぞれ違います

2つ目は、肌に当たる面を綿にしたい場合です。裏側にパイル糸の綿を使う2点が当てはまります。

3つ目は、敷くものと掛けるものを分けたい場合です。5点のうち敷くタイプは2点、掛けるタイプは3点でした。

ひんやりシーツのよくある質問

検索でよく見かける質問に答えます。いずれもメーカーの公表内容の範囲でお答えします。

抗菌加工があればにおいませんか

そうとは書けません。抗菌や防臭は加工の名前であって、効果を保証する言葉ではないためです

今回調べた範囲では、試験機関や条件を公表しているメーカーはありませんでした。数値もありません。

Ag+加工とポリジン加工は同じですか

同じとは言えません。呼び名が違い、それぞれの中身についての説明も公表されていないためです。

公式の表記をそのまま読み、別の加工として扱ってください。

乾燥機に入れていいですか

製品によって記載が分かれます。今回の5点では、乾燥機についての記載を確認できない。

公表されているのは、ネット使用で洗える条件までです。取扱表示の指示に従ってください。

裏が綿だと冷たくないですか

断定できません。ただし、片面にだけ機能があるとメーカーが断っている例はあります。

昭和西川は接触冷感リバーシブルケットについて、パイル側には接触冷感の機能がないと明記しています。

まとめ|加工の表示と裏面の組成で絞る

ひんやりシーツを選ぶときは、加工の名前を確かめてください。そして、その名前を効果として読み替えないことが大切です

▶ あわせてチェック:冷感シーツは生地の密度で選ぶ3選|自社評価との違い

今回の5選の内訳は、加工の表示がある3点と、裏側が綿のパイルと公表された2点です。

加工の呼び名はAg+加工、ポリジン加工、抗菌加工の3通りに分かれていました。どれも試験の条件は公表されていません。

裏面の素材は組成欄の「裏側」の行で分かります。買う前に、行が分かれているかどうかを見てください

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