冬になると「オフィスが乾く」という声が上がります。加湿空気清浄機(空気をきれいにする働きと、部屋に水分を出す働きが1台になったもの)を置くよう頼まれた方も多いはずです。
ところが製品ページを見ても、書いてあるのは「◯畳」だけです。その畳数が、人が並んで座るオフィスにそのまま当てはまるのかは書かれていません。業務用を買うべきなのかも分かりません。
そこでこの記事では、法令の条文と業界団体の公表資料、そしてメーカーの取扱説明書の原文だけを見て整理します。調べると、よく見る「オフィスの適正湿度は40〜70%」という数字にも、当てはまる建物と当てはまらない建物があることが分かります。
読み終えるころには、稟議で説明できる根拠がそろいます。後半では、執務スペース向け5台と会議室向け5台の合わせて10台も紹介します。
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オフィスの加湿空気清浄機は家と前提が3つ違う

この章の持ち帰りは1つです。家の基準をそのまま持ち込まないでください。違うのは3つだけです。
▶ あわせてチェック:オフィスの加湿空気清浄機おすすめ10選|広さと給水の間隔で選ぶ
人数が多いほど、必要な空気の入れ替えが増える
1つめは人数です。厚生労働省は、必要な換気量の目安を一人あたり毎時30m³としています。人が増えれば、その分だけ入れ替える空気も増えます。
同じ資料には、標準的なオフィスならこれが毎時2.1回の換気回数(1時間に部屋の空気が何回入れ替わるか)に相当する、とも書かれています。一人あたりの占有面積5m²・天井の高さ2.8mという条件での話です。
湿度には法令の目安がある
2つめは湿度です。家には決まりがありませんが、建物によっては相対湿度(空気がどれくらい水分を含んでいるかの割合)の目安が法令で示されています。
ただし、その目安が自社に当てはまるとは限りません。当てはまる条件は次の章で整理します。
会社の備品には、水を替える担当がいない
3つめは運用です。家なら、住んでいる人が気づいたときに水を足します。オフィスでは、それが誰の仕事なのか決まっていません。
水を足す人が決まっていないと、タンクが空のまま何日も動くことになります。買う前に「誰が水を替えるか」を決めておくほうが、機種選びより先です。
▶ あわせてチェック:オフィスの加湿空気清浄機おすすめ10選|広さと給水の間隔で選ぶ。水を足す間隔、運転音、置き場所という機種選びの軸は、こちらで説明しています。
オフィスの湿度には法令の目安がある

この章の持ち帰りは1つです。40〜70%という数字は、建物の規模と設備によって当てはまったり当てはまらなかったりします。
相対湿度40〜70%と決めているのは何の決まりか
出どころは2つあります。1つは建築物衛生法(ビル管理法とも呼ばれます)です。政令に、相対湿度は40%以上70%以下、温度は18度以上28度以下と書かれています。
もう1つは事務所衛生基準規則です。こちらは「空気調和設備を設けている場合は」という条件付きで、同じ数値になるよう努めなければならないと定めています。空気調和設備とは、空気をきれいにして、温度と湿度と風の量まで調節できる建物の設備のことです。
※前者は建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第二条、後者は事務所衛生基準規則第五条第3項の記載です。
当てはまるのは、どの建物のどの設備か
絞り込みは2段階です。まず建物の規模です。建築物衛生法で義務がかかるのは、延べ面積3,000m²以上の建物に限られます。対象の用途には店舗や事務所も明記されています。
それ未満の建物は努力義務です。法律には「努めなければならない」と書かれています。
次に設備です。湿度の基準は「空気調和設備を設けている場合」の条文にしかありません。風の量だけを調節する機械換気設備の建物には、湿度と温度の基準は適用されません。
なお2022年4月に基準が変わりましたが、変わったのは温度の下限だけです。相対湿度40〜70%はそのままです。
冬のオフィスは実測で40%を下回っている
では実際はどうか。厚生労働省の検討会資料に、オフィスビル46件を調べた結果が載っています。
冬は建物の規模を問わず40%を下回っていた、と書かれています。目安の下限に届いていない、という実測です。ここが加湿を検討する出発点になります。
畳数の数字は「1時間に1回の入れ替え」が前提

この章の持ち帰りは1つです。◯畳という数字は、決まった条件で出した目安であって、保証された値ではありません。
適用床面積はどんな条件で決めた数字か
製品ページの畳数は、適用床面積(どのくらいの広さの部屋に向くか、の目安)と呼ばれます。これはメーカーが自由に決めた数字ではなく、業界共通の測り方があります。
その測り方では、換気回数を1時間に1回として計算します。パナソニックの公式ページには、天井の高さ2.4mで算出するとも書かれています。つまり畳数は、決まった条件のもとで出した目安です。
※測り方の規格は日本電機工業会のJEM1467(同会が定めた空気清浄機の測り方)です。2026年4月から算出の条件が変わり、新旧の基準の製品が売り場に並んでいます。
▶ あわせてチェック:加湿機能付き空気清浄機おすすめ10選|広さの数字は3つある。畳数の数字が複数ある理由は、こちらで読み分けています。
人が多い部屋では前提とずれることがある
ここで前の章の数字を並べます。畳数の前提は毎時1回、標準的なオフィスで必要な換気は毎時2.1回相当でした。
だから「オフィスでは効かない」とは言えません。実際の換気量は建物ごとに違います。言えるのは、在室する人が多いほど前提の条件とずれうる、というところまでです。
アイリスオーヤマの取扱説明書には、適用床面積は保証値ではありません、という注記もあります。
空気清浄機で下がらないものもある
もう1つ、押さえておきたい線引きがあります。厚生労働省は、空気清浄機は二酸化炭素濃度を下げることはできない、と明記しています。
二酸化炭素の濃度は、おおむね1,000ppm以下に保つことが目安とされています。これを下げるのは換気の仕事で、加湿空気清浄機の仕事ではありません。業界団体も、換気扇がわりに使用することはできませんと示しています。
家庭用を職場で使っていい?取扱説明書で割れる

この章の持ち帰りは1つです。メーカー横断の答えは無いので、買う前にその機種の取扱説明書を見てください。
規格のほうは事務所も想定に入っている
まず規格から見ます。畳数の測り方を定めた規格の適用範囲には、主に一般家庭、事務所等に設置して、と書かれています。
つまり「家庭用の規格だから事務所は想定外」とは言えません。規格そのものが事務所を含んでいます。
取扱説明書は機種によって書き方が違う
ところが取扱説明書のほうは、機種でばらばらでした。アイリスオーヤマの一部の機種には、業務など家庭用以外で使用しない、という禁止の記載があります。禁止の記載がある機種は、この記事の10台には入れていません。
シャープにも、表紙に「この製品は業務用には使用しないでください。」と書かれた機種があります。いっぽう別の機種では、業務用などの特殊用途には使わない、という表現です。同じシャープでも、「業務用」の語が無い機種もありました。
パナソニックも機種で分かれます。F-VXW55-Wの表紙には「(家庭用)」とありますが、F-VXU40-Sでは同じ記載を確認できませんでした。記載が無いことは、使ってよいという意味ではありません。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の選び方|適用床面積と加湿量で決める手順とおすすめ10選。家庭で使う場合の選び方の手順はこちらです。
業務用との違いを公式が説明しているメーカー
そもそも業務用と家庭用は何が違うのか。公式に説明していたのはダイキンだけでした。
同社の発表資料には、業務用は不特定多数の人々が出入りする空間に設置される、とあります。いっぽう家庭用は狭い室内で使われることも多く、効率的に設置できることが重要だと説明されています。
執務スペース向け|空気清浄23畳以上のおすすめ5選
ここからは商品です。まずは、空気清浄の適用床面積が23畳以上と公式仕様で確認できた5台です。人が並んで座るフロアに置く想定になります。
いずれも家庭用として売られている機種です。取扱説明書の記載は機種ごとに違うので、その欄も合わせて見てください。
第1位:MCK55Z-W(ダイキン)
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MCK55Z-W(ダイキン)の基本情報
空気清浄は25畳までで、タンクは約2.7Lです。集じん(空気中のホコリを集めること)側のフィルターは、交換の目安が約10年と長めです。
型番の末尾は年式で変わります。MCK55Zは2023年のモデルで、MCK554Aとは別の年式です。
MCK55Z-W(ダイキン)の主要スペック
表に出てくる加湿量(1時間に空気へ出せる水分の量)は、数字が大きいほど広い部屋向きです。
| 空気清浄の適用床面積 | 〜25畳(41m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造〜8.5畳・プレハブ〜14畳 |
| 最大の加湿量 | 500mL/時 |
| タンク容量 | 約2.7L |
| 湿度の設定のしかた | ひかえめ40%・標準50%・高め60〜70%から選ぶ(リモコンで設定) |
| 取扱説明書の業務用に関する記載 | 業務用の禁止の文は確認できず |
| 集じん側の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式 | 気化式(水を含ませたフィルターに風を当てて加湿する方式) |
MCK55Z-W(ダイキン)の口コミ
Web上では「フィルターの交換頻度が少なくて済む」といった声が見られます。
第2位:F-VXW55-W(パナソニック)
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F-VXW55-W(パナソニック)の基本情報
目標の湿度を3段階から選べる1台です。取扱説明書には、控えめが約40%、標準が約50%、高めが約60%と書かれています。
湿度の目安を決めて運用したい職場に向きます。空気清浄は25畳まで、加湿しながらだと23畳までです。
F-VXW55-W(パナソニック)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 25畳(41m²) |
| 加湿しながらの適用床面積 | 23畳(38m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
| 最大の加湿量 | 500mL/h |
| タンク容量 | 約2.3L |
| 湿度の設定のしかた | 高め約60%・標準約50%・控えめ約40%から選ぶ |
| 集じん側の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式 | 気化式 |
| 大きさと重さ | 幅360×奥行238×高さ562mm・8.0kg |
F-VXW55-W(パナソニック)の口コミ
Web上では「湿度の設定が分かりやすい」といった声が見られます。
第3位:KI-TS50-W(シャープ)
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KI-TS50-W(シャープ)の基本情報
奥行き230mmと薄く、通路のわきにも置きやすい1台です。集じん側フィルターの交換の目安は約10年です。
湿度は選べません。取扱説明書には、お好みの湿度には設定できませんとあり、室温に応じて自動で調節します。
KI-TS50-W(シャープ)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 〜23畳(38m²) |
| 加湿しながらの適用床面積 | 〜16畳(26m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造〜10畳・プレハブ〜17畳 |
| 最大の加湿量 | 600mL/h(静かな運転は200mL/h) |
| タンク容量 | 約2.7L |
| 湿度の設定のしかた | 選べない(室温に応じて自動で調節) |
| 集じん側の交換の目安 | 約10年 |
| 大きさと重さ | 幅384×奥行230×高さ619mm・約7.9kg |
KI-TS50-W(シャープ)の口コミ
Web上では「薄いので通路のじゃまにならない」といった声が見られます。
第4位:MCK70Z-W(ダイキン)
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MCK70Z-W(ダイキン)の基本情報
この10台でいちばん広い部屋に向きます。空気清浄は31畳までです。
ワンフロアをまとめて受け持ちたいときの候補になります。チャイルドロックは本体のボタンで設定できます。
MCK70Z-W(ダイキン)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 〜31畳(51m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造〜12畳・プレハブ〜19畳 |
| 最大の加湿量 | 700mL/時 |
| タンク容量 | 約3.4L(上から給水時。タンク給水時は2.5L) |
| 湿度の設定のしかた | ひかえめ40%・標準50%・高め60〜70%から選ぶ |
| 集じん側の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式 | 気化式 |
| 大きさと重さ | 幅315×奥行315×高さ760mm・12.5kg(水無し) |
MCK70Z-W(ダイキン)の口コミ
Web上では「広いフロアでも風量を上げずに済む」といった声が見られます。
第5位:KC-S50W-W(シャープ)
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KC-S50W-W(シャープ)の基本情報
操作が少なく、備品として置きやすい1台です。空気清浄は23畳まで、タンクは約2.5Lです。
こちらも湿度は選べません。室温に応じて、適した湿度になるように自動で加湿します。
KC-S50W-W(シャープ)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 〜23畳(38m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造〜8.5畳・プレハブ〜14畳 |
| 最大の加湿量 | 500mL/h |
| タンク容量 | 約2.5L |
| 湿度の設定のしかた | 選べない(室温に応じて自動で調節) |
| 集じん側の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式 | 気化式 |
| 大きさと重さ | 幅399×奥行230×高さ613mm・約7.5kg |
KC-S50W-W(シャープ)の口コミ
Web上では「置いておくだけで手がかからない」といった声が見られます。
会議室・少人数の事務所向けおすすめ5選
次は、空気清浄の適用床面積が22畳以下の5台です。区切られた会議室や、少人数の事務所に向きます。
小さい部屋ほど、置ける場所の寸法が先に決まります。本体の大きさも合わせて見てください。
▶ あわせてチェック:小型の加湿空気清浄機おすすめ10選|置き場所と畳数で選ぶ。置ける場所の寸法から絞りたい方はこちらです。
第1位:F-VXU40-S(パナソニック)
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F-VXU40-S(パナソニック)の基本情報
空気清浄は18畳までで、会議室にちょうど収まる大きさです。7.2kgと軽く、部屋を移して使えます。
目標の湿度は選べません。そのかわり、風量が自動のときは湿度が高いと加湿を抑える、と取扱説明書に書かれています。
F-VXU40-S(パナソニック)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 18畳(30m²) |
| 加湿しながらの適用床面積 | 17畳(28m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造6畳・プレハブ10畳 |
| 最大の加湿量 | 350mL/h |
| タンク容量 | 約1.6L |
| 湿度の設定のしかた | 選べない(湿度の表示のみ・風量が自動のときは高湿で加湿を抑える) |
| 集じん側の交換の目安 | 約5年 |
| 加湿の方式 | 気化式 |
| 大きさと重さ | 幅330×奥行250×高さ590mm・7.2kg |
F-VXU40-S(パナソニック)の口コミ
Web上では「軽くて動かしやすい」といった声が見られます。
第2位:MCK40X-W(ダイキン)
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MCK40X-W(ダイキン)の基本情報
空気清浄は19畳までで、タンクは約2.7Lです。この区画では、タンクがいちばん多い1台です。
幅と奥行きが270mmの角柱形で、床の占有はわずかです。湿度は50%に保つか、連続で加湿するかの2択です。
MCK40X-W(ダイキン)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 〜19畳(31m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造〜7畳・プレハブ〜11畳 |
| 最大の加湿量 | 400mL/時 |
| タンク容量 | 約2.7L |
| 湿度の設定のしかた | 50%に保つか、連続で加湿するかの2択(リモコンで設定) |
| 集じん側の交換の目安 | 約10年 |
| 加湿の方式 | 気化式 |
| 大きさと重さ | 幅270×奥行270×高さ700mm・9.5kg |
MCK40X-W(ダイキン)の口コミ
Web上では「場所を取らないので置きやすい」といった声が見られます。
第3位:AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)
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AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)の基本情報
この10台で唯一、スチーム式(水を沸かして蒸気を出す方式)の1台です。目標の湿度は50%に保つよう自動で調節します。
置き場所には条件があります。取扱説明書は、本体の上方に1m以上のあきを求めています。棚の下やロッカーのわきには置けません。
AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 17畳(28m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造5畳・プレハブ8畳 |
| 最大の加湿量 | 300mL/h |
| タンク容量 | 約2.4L |
| 湿度の設定のしかた | 目標の湿度50%に自動で調節 |
| 設置に必要なあき | 上方1m以上・側面50cm/30cm以上 |
| 集じん側の交換の目安 | 約4年 |
| 加湿の方式 | スチーム式(加熱式) |
| 大きさと重さ | 幅297×奥行290×高さ649mm・約7kg |
AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ)の口コミ
Web上では「加湿の立ち上がりが早い」といった声が見られます。
第4位:KC-35T7(シャープ)
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KC-35T7(シャープ)の基本情報
切タイマーを1時間・2時間・4時間・8時間から選べます。終業時刻に合わせて止められるので、オフィスとの相性はいい1台です。
この機種には給水タンクがありません。取扱説明書には、給水トレー(本体の中で水をためておく、浅い受け皿)に直接水を入れるとあります。
KC-35T7(シャープ)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 〜15畳(25m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造〜7畳・プレハブ〜11畳 |
| 最大の加湿量 | 400mL/h |
| 水をためる部分 | 給水トレー約1.8L(給水タンクは付属しない) |
| 湿度の設定のしかた | 選べない(水を入れると常に加湿し、約55〜65%になると加湿量を抑える) |
| 切タイマー | 1時間・2時間・4時間・8時間 |
| 集じん側の交換の目安 | 約2年 |
| 加湿の方式 | 気化式 |
| 大きさと重さ | 幅380×奥行197×高さ570mm・約6.8kg |
KC-35T7(シャープ)の口コミ
Web上では「タイマーが使いやすい」といった声が見られます。
第5位:MCK504A-W(ダイキン)
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MCK504A-W(ダイキン)の基本情報
2024年のモデルで、空気清浄は22畳までです。広めの会議室を1台で受け持てます。
幅と奥行きは270mmで、MCK40X-Wと同じ床の占有です。タンクのキャップを確実に締めるようにという注意が、取扱説明書に理由付きで書かれています。水を扱う担当が交代する職場では、この一文を共有しておくと安心です。
MCK504A-W(ダイキン)の主要スペック
| 空気清浄の適用床面積 | 〜22畳(37m²) |
| 加湿の適用床面積 | 木造〜8畳・プレハブ〜13畳 |
| 最大の加湿量 | 460mL/時 |
| タンク容量 | 約2.7L |
| 湿度の設定のしかた | ※取扱説明書で確認 |
| チャイルドロック | あり |
| 集じん側の交換の目安 | ※取扱説明書で確認 |
| 加湿の方式 | 気化式 |
| 大きさと重さ | 幅270×奥行270×高さ700mm・9.5kg(水無し) |
MCK504A-W(ダイキン)の口コミ
Web上では「静かで会議のじゃまにならない」といった声が見られます。
10モデルの畳数と取扱説明書の記載を比べる

この章の持ち帰りは1つです。2つの列を見れば、職場に置ける候補が絞れます。
掲載10モデルの畳数と業務用に関する記載
畳数の順に並べました。取扱説明書の記載は、確認できた内容だけを書いています。
| モデル名 | 空気清浄の適用床面積 | 取扱説明書の業務用に関する記載 | 湿度の設定のしかた | 集じん側の交換の目安 | 加湿の方式 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MCK70Z-W(ダイキン) | 〜31畳(51m²) | 業務用の禁止の文は確認できず | 40%・50%・60〜70%から選ぶ | 約10年 | 気化式 | 見る |
| MCK55Z-W(ダイキン) | 〜25畳(41m²) | 業務用の禁止の文は確認できず | 40%・50%・60〜70%から選ぶ(リモコン) | 約10年 | 気化式 | 見る |
| F-VXW55-W(パナソニック) | 25畳(41m²) | 表紙に「(家庭用)」の記載あり | 約40%・約50%・約60%から選ぶ | 約10年 | 気化式 | 見る |
| KI-TS50-W(シャープ) | 〜23畳(38m²) | 業務用の禁止の文は確認できず | 選べない(自動) | 約10年 | 気化式 | 見る |
| KC-S50W-W(シャープ) | 〜23畳(38m²) | 業務用の禁止の文は確認できず | 選べない(自動) | 約10年 | 気化式 | 見る |
| MCK504A-W(ダイキン) | 〜22畳(37m²) | ※取扱説明書で確認 | ※取扱説明書で確認 | ※取扱説明書で確認 | 気化式 | 見る |
| MCK40X-W(ダイキン) | 〜19畳(31m²) | 業務用の禁止の文は確認できず | 50%固定か連続の2択(リモコン) | 約10年 | 気化式 | 見る |
| F-VXU40-S(パナソニック) | 18畳(30m²) | 業務用の禁止の文は確認できず | 選べない(表示のみ) | 約5年 | 気化式 | 見る |
| AAP-KH35A-W(アイリスオーヤマ) | 17畳(28m²) | 禁止の文は確認できず(保証は業務用の長時間使用が対象外) | 目標50%に自動で調節 | 約4年 | スチーム式 | 見る |
| KC-35T7(シャープ) | 〜15畳(25m²) | 業務用の禁止の文は確認できず | 選べない(常に加湿) | 約2年 | 気化式 | 見る |
※畳数の測り方は2026年4月から条件が変わり、新旧の基準の製品が売り場に並んでいます。他社と横に並べるときは、基準が違う可能性があります。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の手入れ|タンクと加湿フィルターの頻度とおすすめ10選。誰がどのくらいの頻度で手入れするかを決めたい方はこちらです。
ワンフロア・会議室・受付からの選び分け
ワンフロアに1台なら、畳数の大きいMCK70Z-Wです。人が並んで座る執務スペースには、23畳以上の5台から選びます。
会議室なら18畳前後で足ります。受付や個室のように面積が小さい場所は、本体の大きさから先に決めてください。
オフィスの加湿空気清浄機のよくある質問
Q. 何台くらい置けばいいですか?
台数の決め方を示した一次情報は見つかりませんでした。「部屋の2〜3倍の畳数を選ぶ」という説も、出どころを確認できていません。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の選び方|適用床面積と加湿量で決める手順とおすすめ10選
メーカーが書いているのは、適用床面積より広い部屋に置くと清浄に時間がかかる、というところまでです。まずは畳数が部屋に届いているかを確かめてください。
▶ あわせてチェック:大容量の加湿空気清浄機おすすめ10選|タンクと畳数で選ぶ。広い部屋を1台で受け持つときの考え方はこちらです。
Q. オフィスには業務用を選ぶべきですか?
一律の答えはありません。畳数の測り方の規格は事務所も想定に入れていますが、取扱説明書のほうは機種で書き方が分かれます。
候補が決まったら、その機種の取扱説明書を先に読んでください。禁止の記載があれば、その機種は職場では使えません。
Q. レンタルと購入はどちらがいいですか?
手入れを誰がやるかで決まります。レンタルなら、フィルターの交換や点検を業者に任せられる契約もあります。
購入なら、水の補充もフィルターの交換も社内の仕事になります。担当を決められるかどうかが分かれ目です。
Q. 加湿器と空気清浄機を別々に置くのとどちらがいいですか?
1台にまとめると、置き場所もコンセントも1つで済みます。オフィスでは、この差は意外と大きくなります。
▶ あわせてチェック:加湿器 6畳 おすすめ10選!寝室向け静音・小型と必要な加湿量の目安も解説
いっぽう2台に分ければ、加湿だけ止める、片方だけ動かすといった使い分けができます。置ける場所が少ないなら1台、使い分けたいなら2台です。
▶ あわせてチェック:一人暮らしの加湿空気清浄機|1台にまとめる意味とおすすめ10選。1台にまとめると何が増えて何が減るかはこちらです。
まとめ|先に建物の条件を確かめてから機種を見る
最後に1つだけ持ち帰ってください。確かめるのは、湿度の目安が自社に当てはまるかと、その機種の取扱説明書の記載の2つです。
湿度40〜70%が義務になるのは、延べ面積3,000m²以上で、空気調和設備がある建物です。それ以外は努力義務にとどまります。
そのうえで畳数を部屋に当てて、執務スペースなら23畳以上、会議室なら18畳前後から選びます。二酸化炭素の濃度は下がらないので、換気は別に確保してください。