「美味しい炊飯器ランキング」を探してこのページに来た方へ、先にお伝えすることがあります。
当メディアは、炊き上がりの味に順位を付けません。実際に食べ比べていないからです。食べていないのに1位を決めるのは、読者に対して誠実ではないと考えています。
では何を並べるのか。メーカーが公式に公表している「作り込み」です。内なべに固有の名前があるか。加熱のしかたに技術名があるか。作り手や産地の名前を出しているか。この3つなら、誰でも公式サイトで確かめられます。
この記事で紹介するのは10選です。内訳は、内なべと加熱の両方に名前がある6台と、作り手や産地の名前を公表している4台です。並び順は公表されている内容によるもので、味の順位ではありません。
📖 目次(タップで開閉)
おいしさの順位は誰が決めているのか

炊飯器のランキング記事を読み比べると、あることに気づきます。記事ごとに1位が違い、その理由が書かれていません。
食べ比べを明示している記事は少ない
今回、上位に出てくる記事を38本調べました。実際に食べ比べていると明示していたのは、2社だけでした。
残りは順位の根拠を示していないか、通販サイトの売れ筋を並べたものです。売れている順は、おいしさの順ではありません。
読者が求めているのは順位そのものではなく、その順位が何を根拠にしているかのはずです。
この記事は味に順位を付けない
そこで、この記事の立場をはっきりさせます。当メディアは炊き上がりを食べ比べていないので、味に順位は付けません。
「もっちり」「しゃっきり」といった食感も、機種の優劣の根拠には使いません。感じ方は人によって変わるからです。
この記事に出てくる順番は、あとで説明する公表内容の並びです。1位がいちばんおいしい、という意味ではありません。
代わりに3つの公表を使う
使うのは、誰でも公式サイトで確かめられる3つです。
1つめは内なべ(内釜。お米と水を入れる、取り外せるなべ)に固有の名前が付いているか。2つめは加熱のしかたに技術名が付いているか。3つめは作り手や産地の名前を出しているか。
掲載する10台の内訳もここで断っておきます。内なべと加熱の両方に名前がある6台と、作り手や産地の名前を公表している4台です。
順位の根拠そのものをもっと掘り下げたい人には「炊飯器5合炊きランキング10選|順位の根拠を火と電気で示す」が向いています。
内なべの名前と加熱の技術名は何を表すか

メーカーは、内なべと加熱のしかたに固有の名前を付けています。名前が付いているのは、そこに手をかけたという公表です。ただし、おいしさの証明ではありません。
▶ あわせてチェック:炊飯器の釜(内なべ)おすすめ人気10選|素材と剥がれの関係
内なべに固有の名前があるモデル
実際に見てみます。パナソニックのSR-X710D-Hはダイヤモンド竃釜、三菱電機のNJ-AWA10-Bは本炭釜 KAMADOです。
日立のRZ-W100GMは大火力 沸騰鉄釡、東芝のRC-10RWAは銅かまど丸釜、象印マホービンのNW-VE10-BAは黒まる厚釜と呼ばれています。
名前と一緒に、厚さや層の作りまで公表している機種もあります。数値が出ていれば、そこは比べられます。
名前だけで素材を判断しない
ここで注意が要ります。名前に入っている言葉が、そのまま素材を表すとはかぎりません。
タイガー魔法瓶のJPI-S10NKは、公式ページの本文で「遠赤9層土鍋かまどコート釜」と書かれています。ただし同じページの機能一覧では、この名称に印が付いていません。
そして「本土鍋」の項目にも印がありません。つまり本物の土鍋ではありません。この記事では、内なべの名称も素材も一方に断定しません。
三菱電機の「備長炭 炭炊釜」も同じです。これは金属の釜に備長炭のコートを塗装したもので、炭でできた釜ではありません。純度99.9%の炭素材でできているのは「本炭釜」のほうです。
ついでにもう1つ。「素材を選べばコーティング(内なべの表面に付けてある膜)ははがれない」とは書けません。タイガー魔法瓶の公式FAQには「炊飯器全品の内なべにフッ素を加工しています」という記載があります。
加熱のしかたにも技術名がある
加熱のしかたにも、各社が名前を付けています。象印マホービンは炎舞炊き、パナソニックはWおどり炊きです。
日立は圧騰甘み炊き、三菱電機は銘柄芳潤炊き、タイガー魔法瓶はご泡火炊きと呼んでいます。東芝は真空ひたしという名前を使っています。
この真空という言葉は、圧力とは別のものです。なべの中の空気を抜く仕組みで、圧力をかける方式ではありません。
内なべの素材とコーティングの持ちを深く知りたい人は「炊飯器の釜(内なべ)おすすめ人気10選|素材と剥がれの関係」もあわせてどうぞ。
作り手や産地の名前は公式のどこに出るか

3つめの公表です。メーカーが社外の作り手や、産地の名前を出していることがあります。
監修や窯元の名前を出すメーカーがある
日立のRZ-W100GMには「京の米老舗 八代目儀兵衛監修」という表記があります。監修(かんしゅう。専門家が内容を見て助言すること)の相手を名前で出しているということです。
シロカのSR-E111は、伊賀焼の窯元(かまもと。焼き物を作る作り手)である長谷園と組んだ製品です。土鍋は長谷園の「かまどさん」をそのまま電気化したものだと公式が説明しています。
タイガー魔法瓶のJPL-H10NKは、本土鍋が三重県四日市市で作られたものだと公式ページに書いています。産地が市の単位まで出ている例です。
バーミキュラのRP19A-WHは、公式の脚注に原産国 日本とあります。よくある質問では、付属品まですべて日本製だと説明されています。
名前が出ている意味は調べられること
では、名前が出ていると何が違うのか。誰がどこで作ったかを、自分で調べられるということです。
窯元の名前が分かれば、その窯元を調べられます。監修者の名前が分かれば、どんな人かを確かめられます。
それ以上の意味はありません。作り手の名前が出ていることは、おいしく炊けることの証明ではありません。
炊き分けの設定で自分の好みに寄せたい人は「お米マイスターおすすめ炊飯器10選|資格の中身と炊き分け」が参考になります。
内なべと加熱の両方に名前がある炊飯器6選
この6台は、内なべにも加熱のしかたにもメーカーが固有の名前を付けているモデルです。並び順は加熱のしかたの種類ごとで、味の順位ではありません。
▶ あわせてチェック:炊飯器おすすめ5合コスパ10選|省いてよい機能で選ぶ
名前が付いていることは、おいしく炊けることの証明ではありません。当メディアは炊き上がりを食べ比べていないので、味に順位は付けていません。
第1位:NW-NA10-BZ(象印マホービン)
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NW-NA10-BZ(象印マホービン)の基本情報
内なべの名前は「鉄―くろがね仕込み―豪炎かまど釜」です。鉄とステンレスとアルミを組み合わせ、内面はうまみプラス プラチナコートと公表されています。加熱の技術名は「炎舞炊き」です。底のIHヒーターを4つに分け、対角の2つを同時に働かせる仕組みだと説明されています。加熱方式は圧力IH(IHに加えて、なべの中に圧力をかけて炊く方式)で、圧力は7通りに炊き分けます。炊飯容量は0.5〜5.5合、生産国は日本です。作り手や産地の名前は、生産国のほかに確認できませんでした。
NW-NA10-BZ(象印マホービン)の主要スペック
| 内なべの名称 | 鉄―くろがね仕込み―豪炎かまど釜 |
| 加熱の技術名 | 炎舞炊き |
| 作り手や産地の公式表記 | 作り手の表記なし(生産国は日本) |
| 加熱方式 | 圧力IH |
| カタログ容量 | 5.5合(0.09〜1.0L) |
| 製造国の公式表記 | 日本 |
NW-NA10-BZ(象印マホービン)の口コミ
Web上では「圧力の設定を細かく選べる」といった声が見られます。一方で「機能が多くて使いこなすまで時間がかかる」という声も見られます。
第2位:SR-X710D-H(パナソニック)
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SR-X710D-H(パナソニック)の基本情報
内釜の名前は「ダイヤモンド竃釜」です。釜厚は約2.2mm、内面は遠赤ダイヤモンドハードコートで、3年の保証が付きます。加熱の技術名は「Wおどり炊き」で、あわせて「ビストロ匠技AI」という名前も使われています。加熱方式は大火力包み加熱で、圧力をかける仕組みと急減圧のバルブが付きます。可変圧力IH(炊いている途中で圧力を上げ下げする方式)の仲間です。本機は公式の現行ラインアップに掲載されていて、発売は2025年9月です。炊飯容量は0.5〜5.5合、産地の公式表記は確認できませんでした。
SR-X710D-H(パナソニック)の主要スペック
| 内なべの名称 | ダイヤモンド竃釜(釜厚約2.2mm) |
| 加熱の技術名 | Wおどり炊き |
| 作り手や産地の公式表記 | 公式に記載を確認できず |
| 加熱方式 | 大火力包み加熱(可変圧力IH) |
| カタログ容量 | 5.5合(1.0L・0.5〜5.5合) |
| 製造国の公式表記 | 公式に記載を確認できず |
SR-X710D-H(パナソニック)の口コミ
Web上では「銘柄ごとの設定が選べるのが面白い」といった声が見られます。一方で「幅があるので置き場所を先に測りたい」という声も見られます。
第3位:JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)
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JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の基本情報
加熱の技術名は「ご泡火(ほうび)炊き」です。加熱方式は公式仕様表で「可変W圧力IH+釜包みIH」と表記されています。内なべの名称は、公式ページの本文と同じページの機能一覧で表記が分かれています。本文では「遠赤9層土鍋かまどコート釜」、機能一覧で印が付いているのは「遠赤9層特厚釜」です。この記事ではどちらとも断定しません。ただし「本土鍋」の項目には印が無いので、本物の土鍋ではありません。なべの厚さは特厚の約3mmです。炊飯容量は0.5〜5.5合、生産国は日本です。
JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の主要スペック
| 内なべの名称 | 公式内で2つの表記(遠赤9層土鍋かまどコート釜/遠赤9層特厚釜)・本土鍋ではない |
| 加熱の技術名 | ご泡火炊き |
| 作り手や産地の公式表記 | 作り手の表記なし(生産国は日本) |
| 加熱方式 | 可変W圧力IH+釜包みIH |
| カタログ容量 | 5.5合(0.09〜1.0L) |
| 製造国の公式表記 | 日本 |
JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の口コミ
Web上では「お手入れするパーツが分かりやすい」といった声が見られます。一方で「内なべの呼び名が資料によって違って迷った」という声も見られます。
第4位:RC-10RWA(東芝)
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RC-10RWA(東芝)の基本情報
内釜の名前は「銅かまど丸釜」です。外面は銅コート、内面はスルッとコートと呼ばれ、釜底の厚さは5mmと公表されています。加熱の技術名は「真空ひたし」「匠炊き」です。加熱方式は真空IH(なべの中の空気を抜いてから炊く方式)で、圧力をかける方式ではありません。炊飯容量は1.0L炊きで、約0.5〜5.5合です。白米の保温は40時間まで対応します。産地の公式表記は確認できませんでした。なお本機は、東芝の公式サイトで生産終了品の一覧に掲載されています。
RC-10RWA(東芝)の主要スペック
| 内なべの名称 | 銅かまど丸釜(釜底厚さ5mm) |
| 加熱の技術名 | 真空ひたし・匠炊き |
| 作り手や産地の公式表記 | 公式に記載を確認できず |
| 加熱方式 | 真空IH |
| カタログ容量 | 5.5合(1.0L炊き) |
| 製造国の公式表記 | 公式に記載を確認できず |
RC-10RWA(東芝)の口コミ
Web上では「保温したご飯の乾きが気になりにくい」といった声が見られます。一方で「生産終了なので在庫の確認が要る」という声も見られます。
第5位:NW-VE10-BA(象印マホービン)
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NW-VE10-BA(象印マホービン)の基本情報
内なべの名前は「黒まる厚釜」で、厚さは1.7mmと公表されています。加熱の技術名は「豪熱沸とうIH」です。加熱方式はIH(アイエイチ。内なべそのものを電気の力で発熱させて炊く方式)で、圧力に関する記載はありません。圧力をかけない機種にも、内なべと加熱の両方に名前が付いている例です。炊飯容量は0.09〜1.0L(5.5合)です。保温は30時間まで対応します。発売は2023年、生産国は日本と公表されています。作り手や産地の名前は、生産国のほかに確認できませんでした。
NW-VE10-BA(象印マホービン)の主要スペック
| 内なべの名称 | 黒まる厚釜(厚さ1.7mm) |
| 加熱の技術名 | 豪熱沸とうIH |
| 作り手や産地の公式表記 | 作り手の表記なし(生産国は日本) |
| 加熱方式 | IH |
| カタログ容量 | 5.5合(0.09〜1.0L) |
| 製造国の公式表記 | 日本 |
NW-VE10-BA(象印マホービン)の口コミ
Web上では「操作が分かりやすくて迷わない」といった声が見られます。一方で「機能はしぼられている」という声も見られます。
第6位:NJ-AWA10-B(三菱電機)
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NJ-AWA10-B(三菱電機)の基本情報
内釜の名前は「本炭釜 KAMADO」です。公式には、純度99.9%の炭素材料を固めて焼きあげたものだと書かれています。厚さは10.0mmです。あわせて、割れたり欠けたりしやすい素材なので取扱いに気をつけるよう案内されています。加熱の技術名は「銘柄芳潤炊き」で、加熱方式はIHです。圧力に関する記載はありません。炊飯容量は0.09〜1.0L(0.5〜5.5合)です。公式データベースでは「旧型品」と表示され、生産終了は2020年と記載されています。
NJ-AWA10-B(三菱電機)の主要スペック
| 内なべの名称 | 本炭釜 KAMADO(純度99.9%の炭素材・厚さ10.0mm) |
| 加熱の技術名 | 銘柄芳潤炊き |
| 作り手や産地の公式表記 | 公式に記載を確認できず |
| 加熱方式 | IH(圧力式ではない) |
| カタログ容量 | 5.5合(0.09〜1.0L) |
| 製造国の公式表記 | 公式に記載を確認できず |
NJ-AWA10-B(三菱電機)の口コミ
Web上では「内釜の作りがほかと違って気になる」といった声が見られます。一方で「割れやすい素材なので扱いに気をつけたい」という声も見られます。
今も売られている製品かどうかを技術名から確かめたい人には「最新の炊飯器おすすめ人気10選|現行モデルを技術名で選ぶ」が向いています。
作り手や産地を公表している炊飯器おすすめ4選
この4台は、内なべや本体の作り手、あるいは産地の名前をメーカーが公式に出しているモデルです。並び順は内なべの作りの種類ごとで、味の順位ではありません。
作り手の名前が分かることは、おいしく炊けることの証明ではありません。誰がどこで作ったかを自分で調べられる、という意味です。なお第2位と第4位はカタログ容量が3合で、ほかの2台と容量が違います。
第1位:JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)
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JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の基本情報
内なべは本土鍋で、表面は6層のコートです。なべ厚は最大約5mmと公表されています。公式ページには、この本土鍋が三重県四日市市で厳しい審査を経て作られたものだと書かれています。産地が市の単位まで出ている例です。加熱の技術名は「土鍋ご泡火炊き」で、加熱方式は土鍋圧力IHです。公式の炊飯容量は0.09〜1.0L(0.5〜5.5合)で、生産国は日本です。お手入れする部品は2点です。
JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の主要スペック
| 内なべの名称 | 本土鍋(表面6層コート・なべ厚最大約5mm) |
| 加熱の技術名 | 土鍋ご泡火炊き |
| 作り手や産地の公式表記 | 本土鍋は三重県四日市市で製造 |
| 加熱方式 | 土鍋圧力IH |
| カタログ容量 | 5.5合(0.09〜1.0L) |
| 製造国の公式表記 | 日本 |
JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の口コミ
Web上では「土鍋で炊いた感じを家電で再現できる」といった声が見られます。一方で「重いので置き場所を動かしにくい」という声も見られます。
第2位:SR-E111(シロカ)
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SR-E111(シロカ)の基本情報
長谷園×sirocaの「かまどさん電気」です。土鍋は伊賀焼の窯元である長谷園の「かまどさん」をそのまま電気化したものだと公式が説明しています。作り手の名前が製品名にそのまま入っている例です。原産国は日本と公表されています。加熱方式はIHではなく、シーズヒーター(電熱ヒーター)です。加熱の技術名は確認できませんでした。白米は1合から3合までで、ほかの3台と容量が違います。取扱説明書には「本製品には、保温の機能は搭載されていません。」と書かれています。
SR-E111(シロカ)の主要スペック
| 内なべの名称 | 伊賀焼の土鍋(長谷園のかまどさん) |
| 加熱の技術名 | 公式に記載を確認できず |
| 作り手や産地の公式表記 | 伊賀焼 窯元・長谷園/原産国 日本 |
| 加熱方式 | シーズヒーター(電熱ヒーター) |
| カタログ容量 | 3合(白米1〜3合) |
| 製造国の公式表記 | 日本 |
SR-E111(シロカ)の口コミ
Web上では「土鍋で炊く手順が家電だけで済む」といった声が見られます。一方で「保温が無いので炊く時間を決めておきたい」という声も見られます。
第3位:RZ-W100GM(日立)
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RZ-W100GM(日立)の基本情報
公式には「京の米老舗 八代目儀兵衛監修」という表記があります。監修した相手を名前で出している例です。内釜は大火力 沸騰鉄釡で、鉄の層とアルミの層を組み合わせた作りです。内面はカーボンフッ素加工で、内釜だけの質量は約790gと公表されています。加熱の技術名は「圧騰甘み炊き」で、加熱方式は圧力&スチームIHです。最高で1.3気圧まで上がります。炊飯容量は0.09〜1.0L(0.5〜5.5合)、保温は40時間まで対応します。内釜の内面フッ素被膜には6年の保証が付きます。
RZ-W100GM(日立)の主要スペック
| 内なべの名称 | 大火力 沸騰鉄釡(内釜質量 約790g) |
| 加熱の技術名 | 圧騰甘み炊き |
| 作り手や産地の公式表記 | 京の米老舗 八代目儀兵衛監修 |
| 加熱方式 | 圧力&スチームIH |
| カタログ容量 | 5.5合(0.09〜1.0L) |
| 製造国の公式表記 | 公式に記載を確認できず |
RZ-W100GM(日立)の口コミ
Web上では「蒸気が出にくいので置き場所を選びにくい」といった声が見られます。一方で「本体が大きめで奥行が要る」という声も見られます。
第4位:RP19A-WH(バーミキュラ)
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RP19A-WH(バーミキュラ)の基本情報
鋳物ホーロー(鉄で作ったなべの表面にガラスの膜を焼き付けたもの)の鍋と、専用のIH調理器を組み合わせた構成です。鍋の材料は鋳鉄、表面加工はほうろうと公表されています。公式の脚注には原産国 日本とあり、よくある質問では付属品まですべて日本製だと説明されています。加熱の技術名は確認できませんでした。白米は0.5合から3合までで、ほかの2台と容量が違います。公式のよくある質問には「ご飯の保温はできません」と明記されています。
RP19A-WH(バーミキュラ)の主要スペック
| 内なべの名称 | ポット(鋳鉄・表面はほうろう) |
| 加熱の技術名 | 公式に記載を確認できず |
| 作り手や産地の公式表記 | 原産国 日本(付属品まで日本製と公式FAQに明記) |
| 加熱方式 | IH(専用のIH調理器で鍋を加熱・最大1000W〜360W) |
| カタログ容量 | 3合(白米0.5〜3合) |
| 製造国の公式表記 | 日本 |
RP19A-WH(バーミキュラ)の口コミ
Web上では「鍋として調理にも使えるのが便利」といった声が見られます。一方で「ご飯の保温ができない点は事前に知っておきたい」という声も見られます。
なべごと調理する機種の違いを知りたい人には「炊飯器バーミキュラの実力|バルミューダとの違いと10選」が向いています。
10台を内なべ・技術名・作り手で比較する

公表されている3つの欄を並べると、その機種がどこに手をかけているかが見えてきます。
10台の内なべ・技術名・作り手の比較
この表に味の評価は入れていません。上から6台は内なべと加熱の両方に名前がある機種、下の4台は作り手や産地の名前が公表されている機種です。並び順は味の順位ではありません。
| 順位 | モデル名(ブランド) | 内なべの名称 | 加熱の技術名 | 作り手や産地の公式表記 | 加熱方式 | カタログ容量 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | NW-NA10-BZ(象印マホービン) | 鉄―くろがね仕込み―豪炎かまど釜 | 炎舞炊き | 作り手の表記なし(生産国は日本) | 圧力IH | 5.5合 | 見る |
| 2 | SR-X710D-H(パナソニック) | ダイヤモンド竃釜 | Wおどり炊き | 公式に記載を確認できず | 大火力包み加熱(可変圧力IH) | 5.5合 | 見る |
| 3 | JPI-S10NK(タイガー魔法瓶) | 公式内で2つの表記(本土鍋ではない) | ご泡火炊き | 作り手の表記なし(生産国は日本) | 可変W圧力IH+釜包みIH | 5.5合 | 見る |
| 4 | RC-10RWA(東芝) | 銅かまど丸釜 | 真空ひたし・匠炊き | 公式に記載を確認できず | 真空IH | 5.5合 | 見る |
| 5 | NW-VE10-BA(象印マホービン) | 黒まる厚釜 | 豪熱沸とうIH | 作り手の表記なし(生産国は日本) | IH | 5.5合 | 見る |
| 6 | NJ-AWA10-B(三菱電機) | 本炭釜 KAMADO | 銘柄芳潤炊き | 公式に記載を確認できず | IH(圧力式ではない) | 5.5合 | 見る |
| 7 | JPL-H10NK(タイガー魔法瓶) | 本土鍋(表面6層コート) | 土鍋ご泡火炊き | 本土鍋は三重県四日市市で製造 | 土鍋圧力IH | 5.5合 | 見る |
| 8 | SR-E111(シロカ) | 伊賀焼の土鍋(かまどさん) | 公式に記載を確認できず | 伊賀焼 窯元・長谷園/原産国 日本 | シーズヒーター | 3合 | 見る |
| 9 | RZ-W100GM(日立) | 大火力 沸騰鉄釡 | 圧騰甘み炊き | 京の米老舗 八代目儀兵衛監修 | 圧力&スチームIH | 5.5合 | 見る |
| 10 | RP19A-WH(バーミキュラ) | ポット(鋳鉄・ほうろう) | 公式に記載を確認できず | 原産国 日本(付属品まで日本製) | IH(専用のIH調理器) | 3合 | 見る |
確かめ方から選ぶ
表の見方を、確かめたいことごとに整理します。見る列を1つに絞るのがコツです。
内なべの作りを重く見るなら、内なべの名称の列です。厚さまで公表されているのはNJ-AWA10-Bの10.0mm、JPL-H10NKの最大約5mm、RC-10RWAの釜底5mmでした。なお炊き上がりの好みは、機種を替えなくても炊き分けの設定で変えられることがあります。
加熱のしかたを重く見るなら、加熱方式と技術名の列です。圧力をかけるもの、空気を抜くもの、圧力をかけないもので分かれます。RC-10RWAの真空とNW-NA10-BZの圧力は、別の仕組みです。
作り手をたどりたいなら、作り手や産地の列です。名前が入っているのは下の4台でした。SR-E111の長谷園やRZ-W100GMの八代目儀兵衛は、自分で調べられます。
どれも公表されている内容を並べただけです。おいしさの優劣を決めるものではありません。
実際の使用者の声を公表値と突き合わせたい人は「炊飯器の口コミを公式値で確かめる|現行モデル10選」もあわせてどうぞ。
おいしい炊飯器についてよくある質問
Q. ランキングの1位がいちばんおいしいのですか?
この記事では、そうは言えません。当メディアは炊き上がりを食べ比べていないので、味に順位を付けていないからです。
この記事の並び順は、前半が加熱のしかたの種類ごと、後半が内なべの作りの種類ごとです。
ほかの記事の順位を読むときも、何を根拠にした順位かを先に確かめてみてください。
Q. 内なべの素材で炊き上がりは変わりますか?
当メディアでは検証していないので、変わるとも変わらないとも書けません。
言えるのは、素材と名称が必ずしも一致しないことです。名前に「土鍋」と入っていても本物の土鍋とはかぎりません。
また、素材を選べばコーティングがはがれないという説明も成り立ちません。タイガー魔法瓶の公式FAQには、全品の内なべにフッ素を加工しているとあります。
Q. 炊飯器を変えずに炊き上がりを変えられますか?
炊き分けの設定がある機種なら、その範囲で変えられます。効果の大きさはここでは断定しません。
今回の10台でいえば、銘柄や食感の設定を持つ機種があります。まずお使いの機種に設定があるかを確かめてください。
設定の使い方は取扱説明書に書かれています。買う前なら、公式サイトで確かめられます。
Q. 土鍋の釜と炭の釜は何が違いますか?
構造が違います。ただし名前だけでは見分けられません。
タイガー魔法瓶のJPI-S10NKは、名称に「土鍋」が入っていますが本土鍋ではありません。本物の土鍋はJPL-H10NKのほうです。
三菱電機の「備長炭 炭炊釜」も、金属の釜に備長炭のコートを塗装したものです。純度99.9%の炭素材でできているのは「本炭釜」です。
まとめ|順位ではなく公表されている作りで選ぶ
おいしさの順位は、根拠が示されていないことが多いものでした。調べた38本のうち、食べ比べを明示していたのは2社だけです。
▶ あわせてチェック:電気ケトルランキング10選|順位は安全機能の公表で決める
だからこの記事は、内なべの名前と加熱の技術名、そして作り手や産地の名前という3つの公表だけを並べました。名前が付いていることは、作り込みの表れではあっても、おいしさの証明ではありません。
作り手や産地の名前は、そのなかでも確かめられる数少ない事実です。窯元も監修者も、自分で調べられます。
紹介したのは10選です。内訳は、内なべと加熱の両方に名前がある6台と、作り手や産地を公表している4台でした。
最後に3つだけ念を押します。当メディアは炊き上がりを食べ比べていないので、味に順位は付けていません。名前が付いていることはおいしさの証明ではありません。タイガー魔法瓶の土鍋かまどコート釜は本土鍋ではなく、三菱電機の備長炭 炭炊釜は塗装です。
今日はまず、自分が確かめたいのは内なべか、加熱か、作り手かを1つ決めてみてください。