加湿空気清浄機を寝室に置きたい。でも商品ページの「静音20dB」が、本当に静かなのか分からない。そんな方は多いはずです。
先に結論です。運転音の数字は、そのとき送っている風の量とセットで読まないと比べられません。同じ18dBでも、風の量が5倍ちがう機種があります。
静かな運転の呼び名も、メーカーでそろっていません。加湿を入れると音が上がる機種もあれば、逆に下がる機種もあります。
この記事では、まずメーカーの仕様表の読み方を整理します。そのうえで、いちばん静かな運転の音と風の量が公表されている10モデルを、部屋の広さのクラス別に紹介します。静けさの順位は付けません。測り方がメーカーでそろっていないからです。
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加湿空気清浄機の運転音は数値だけでは比べられない

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。dBの数字は、そのときの風量とセットでないと意味を持ちません。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の比較|ダイキン・シャープ・パナソニックの違い
静かな運転の呼び名はメーカーでそろっていない
運転音(動いているときに出る音の大きさ)は各社が公表しています。数値は仕様表(メーカーが公表している、製品の数値をまとめた表)に載っています。ところが、いちばん静かな段の呼び名がばらばらです。
パナソニックとシャープは「静音」と呼びます。ダイキンは「しずか」です。アイリスオーヤマは「弱」と書きます。
公表のしかたそのものが違う機種もあります。ブルーエアのDH3iは段ごとの値を出さず、空気清浄のみで22〜52dBという「幅」で公表しています。
そろっていない土俵で順位は付けられません。だからこの記事では、機種をまたいだ静けさのランキングを作りません。
同じ20dB前後でも風の量は7倍ちがう
dB(デシベル。音の大きさを表す単位で、数字が小さいほど小さい音)だけを並べると、判断を誤ります。
アイリスオーヤマのAAP-SH30Aは、取扱説明書によると加湿ありの弱で18dBです。ただしそのときの風量(1分間に送り出す空気の量)は0.2m³/分しかありません。
いっぽうパナソニックのF-VXW70は、空気清浄運転の静音で15dBです。こちらの風量は1.0m³/分あります。
数字は近いのに、送っている風の量は5倍ちがいます。掲載10モデルの静かな段でくらべると、風量は0.2〜1.5m³/分まで開きます。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の選び方|適用床面積と加湿量で決める手順とおすすめ10選。音の前に部屋の広さから決めたい方はこちらです。
運転音dBの読み方|風量・運転の段・加湿の3点

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。仕様表を見るときは、風量・段の呼び名・加湿の有無を必ず一緒に確認します。
①風量とセットで読む|m³/分を必ず確認する
dBは音の大きさ、m³/分は1分間に送る空気の量です。仕様表では、たいてい同じ行に並んでいます。
パナソニックのF-VXW70は、空気清浄運転の静音が1.0m³/分で15dBです。シャープのKI-SX75は、空気清浄運転の静音が1.5m³/分で20dBです。
アイリスオーヤマのAAP-SH30Aは、加湿ありの弱が0.2m³/分で18dBでした。風量が大きいほど音は大きくなりやすい、という関係だけを押さえてください。
②運転の段の呼び名を風量の数字でそろえる
呼び名の位置も、メーカーでずれています。ダイキンには「しずか」の上に「弱」があります。
ダイキンのMCK704Aは、しずかが1.4m³/分で18dB、弱が2.2m³/分で27dBです。アイリスオーヤマの「弱」は、いちばん静かな段そのものでした。
同じ「弱」という言葉でも、段の位置が違います。だから呼び名ではなく、風量の数字で位置をそろえるのがコツです。
③加湿ありの値か、加湿なしの値かを見分ける
メーカーの仕様表は、たいてい2つに分かれています。空気清浄運転の行と、加湿空気清浄運転の行です。
加湿を入れると風の送り方が変わるため、数値も別に測られています。ところが通販の商品ページには、片方の数字だけが載っていることがあります。
どちらの運転の値かが書かれていない数字は、そのままでは使えません。メーカーの仕様表で両方を確かめてください。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の比較|ダイキン・シャープ・パナソニックの違い。メーカーごとの考え方から決めたい方はこちらです。
加湿を入れると運転音はどう変わるか

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。加湿で音が上がる機種と下がる機種があり、機種ごとに確かめるしかありません。
音が上がる例|加湿のために風を強めるタイプ
パナソニックのF-VXW70が分かりやすい例です。静音の運転音は、空気清浄だけなら15dBでした。
加湿空気清浄運転にすると、同じ静音でも26dBになります。差は11dBで、掲載10モデルの中でいちばん大きい変化です。
理由は風量にあります。1.0m³/分から1.9m³/分へ増えています。加湿フィルター(水を含ませて、空気に水分を出す部品)に風を通すため、風を強めているからです。
パナソニックのF-VXV55も同じ動きです。静音が18dB(0.9m³/分)から25dB(1.6m³/分)へ上がります。ダイキンのMCK50Yも、しずかが19dBから24dBへ上がります。
音が下がる例・変わらない例|風量が落ちるタイプ
逆の動きをする機種もあります。シャープのKC-T50は、強の運転音が空気清浄で52dBです。
加湿空気清浄運転の強にすると42dBまで下がります。風量が5.1m³/分から3.4m³/分へ落ちるためです。
シャープのKI-TS50も、強が51dBから43dBへ下がります。ダイキンのMCK704Aは、しずかがどちらの運転でも18dBのままです。
加湿空気清浄運転にすると、部屋の広さの目安も別に公表されます。シャープのKC-T50は空気清浄なら23畳、加湿空気清浄運転では15畳です。KI-TS50は23畳と16畳でした。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機の手入れ|タンクと加湿フィルターの頻度とおすすめ10選。加湿を使うと増える手間の話はこちらです。
静かなモードで使うときに下がるもの

この章で持ち帰っていただきたいのは1つです。静かなモードは風量を落とした運転なので、他の数字も一緒に下がります。
畳数は「強」運転のときの数字
見落とされやすい前提があります。アイリスオーヤマの取扱説明書には、はっきり書かれています。
「加湿空気清浄機(加湿ユニット付)の適用床面積は『強』運転時の面積です。」という一文です。加湿ユニットなしの場合も同じ注記が付いています。
つまりカタログの畳数は、強で回したときの目安です。静かなモードで使うということは、その前提から外れて使うということになります。
加湿量も静かなモードでは減る
加湿量(1時間にどれだけ水を空気に出せるか)も段で変わります。パナソニックのF-VXW70は、強が700mL/h、中が400mL/h、静音が250mL/hです。
▶ あわせてチェック:アイリスオーヤマの加湿器を比較|4機種の方式・加湿量・タンク容量の違いと選び方
F-VXV55は強500mL/h、中250mL/h、静音190mL/hでした。シャープのKC-T50は強500mL/h、中400mL/h、静音200mL/hです。
静かにするほど、1時間に出せる水の量は減ります。寝ているあいだだけ静かな段、起きている時間は自動運転、という使い分けが現実的です。
ただし自動運転(部屋の汚れ具合をセンサーが見て、風量を勝手に変える運転)は、静かな段にとどまるとは限りません。
▶ あわせてチェック:加湿空気清浄機ランキング10選|適用床面積・加湿量・手入れで採点。清浄力も含めて総合で見たい方はこちらです。
25畳までのクラス|静かな運転の音が公表された5選
この5台は、いちばん静かな運転の音と、そのときの風の量が公表されている25畳までのクラスです。数字が公表されているので、買う前に「どれだけの風を送って何dBなのか」を読み比べられます。ただし測り方はメーカーでそろっていないので、順位を付けることはしません。
並び順は、いちばん静かな運転の音と風量が、空気清浄運転と加湿空気清浄運転の両方でどこまで細かく公表されているかの順です。静かであることを約束する順位ではありません。
▶ あわせてチェック:小型の加湿空気清浄機おすすめ10選|置き場所と畳数で選ぶ。置き場所の寸法から選びたい方はこちらです。
第1位:F-VXV55-W(パナソニック)
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F-VXV55-W(パナソニック)の基本情報
空気清浄運転の静音は0.9m³/分で18dB、加湿空気清浄運転の静音は1.6m³/分で25dBです。同じ「静音」でも、加湿を入れると値が変わる代表例といえます。いちばん強い段は空気清浄で53dB、加湿空気清浄で51dBです。
F-VXV55-W(パナソニック)の主要スペック
| 空気清浄運転の静音 | 0.9m³/分・18dB |
| 加湿空気清浄運転の静音 | 1.6m³/分・25dB(190mL/h) |
| 強い段の運転音 | 空気清浄53dB・加湿空気清浄51dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 25畳(41m²) |
| 加湿の適用畳数 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
| 最大加湿量とタンク | 500mL/h・約2.3L |
F-VXV55-W(パナソニック)の口コミ
Web上では「弱めの運転なら寝室でも使いやすい」「加湿を入れると風の音が変わる」といった声が見られます。
第2位:KI-TS50-W(シャープ)
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KI-TS50-W(シャープ)の基本情報
空気清浄運転の静音は1.0m³/分で17dB、加湿空気清浄運転の静音は1.0m³/分で19dBです。強どうしでは51dBから43dBへ下がります。加湿空気清浄運転にすると風量が5.1m³/分から3.6m³/分に落ちるためです。空気清浄の適用床面積(どのくらいの広さの部屋に向くか、の目安)は23畳です。加湿空気清浄運転時は16畳と別に公表されています。
KI-TS50-W(シャープ)の主要スペック
| 空気清浄運転の静音 | 1.0m³/分・17dB |
| 加湿空気清浄運転の静音 | 1.0m³/分・19dB |
| 強い段の運転音 | 空気清浄51dB・加湿空気清浄43dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 23畳(加湿空気清浄運転時は16畳) |
| 加湿の適用畳数 | 木造10畳・プレハブ17畳 |
| 最大加湿量とタンク | 600mL/h・約2.7L |
KI-TS50-W(シャープ)の口コミ
Web上では「薄型で壁ぎわに置きやすい」「静かな段では動いているか分かりにくい」といった声が見られます。
第3位:KC-T50-W(シャープ)
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KC-T50-W(シャープ)の基本情報
空気清浄運転も加湿空気清浄運転も、静音は1.0m³/分で20dBです。強どうしでは52dBから42dBへ、10dB下がります。加湿空気清浄運転時の清浄の適用床面積は15畳で、空気清浄だけなら23畳です。
KC-T50-W(シャープ)の主要スペック
| 空気清浄運転の静音 | 1.0m³/分・20dB |
| 加湿空気清浄運転の静音 | 1.0m³/分・20dB(200mL/h) |
| 強い段の運転音 | 空気清浄52dB・加湿空気清浄42dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 23畳(加湿空気清浄運転時は15畳) |
| 加湿の適用畳数 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
| 最大加湿量とタンク | 500mL/h・約2.5L |
KC-T50-W(シャープ)の口コミ
Web上では「操作が分かりやすい」「加湿を入れると風の音が落ち着く」といった声が見られます。
第4位:MCK554A-T(ダイキン)
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MCK554A-T(ダイキン)の基本情報
静かな段の呼び名は「しずか」です。公式の仕様一覧では、空気清浄運転のしずかが0.9m³/分で20dBです。加湿空気清浄運転のしずかも0.9m³/分で20dBでした。いちばん強いターボは5.5m³/分で53dBです。同じダイキンでもMCK50Yは加湿でしずかが19dBから24dBへ上がるので、社名でひとまとめにはできません。
MCK554A-T(ダイキン)の主要スペック
| 空気清浄運転のしずか | 0.9m³/分・20dB |
| 加湿空気清浄運転のしずか | 0.9m³/分・20dB |
| 強い段の運転音 | どちらの運転もターボ53dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 25畳(41m²) |
| 加湿の適用畳数 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
| 最大加湿量とタンク | 500mL/時・約2.7L |
MCK554A-T(ダイキン)の口コミ
Web上では「幅が狭く置き場所を選ばない」「しずか運転の音が気になりにくい」といった声が見られます。
第5位:AAP-SH30A-W(アイリスオーヤマ)
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AAP-SH30A-W(アイリスオーヤマ)の基本情報
静かな段の呼び名は「弱」です。取扱説明書によると、加湿ありの弱は0.2m³/分で18dB、加湿なしの弱は0.5m³/分で21dBでした。18dBという小さな数字の裏で、風量はパナソニックの静音の5分の1です。数値の「0.2/0.2」のような表記は50Hz/60Hz(東日本と西日本で違う電気の周波数)の別を表します。
AAP-SH30A-W(アイリスオーヤマ)の主要スペック
| 空気清浄機モードの弱 | 0.5/0.4m³/分・21dB |
| 加湿空気清浄機モードの弱 | 0.2/0.2m³/分・18dB(90mL/h) |
| 強い段の運転音 | 空気清浄49dB・加湿空気清浄47dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 加湿ユニットなしで16畳まで |
| 加湿の適用畳数 | 木造5畳・プレハブ8畳 |
| 最大加湿量とタンク | 300mL/h・タンク一体型 |
AAP-SH30A-W(アイリスオーヤマ)の口コミ
Web上では「円筒形で場所を取らない」「弱運転は音が小さい」といった声が見られます。
30畳以上のクラス|静かな運転の音が公表された5選
この5台は、30畳以上の広さに向くクラスで、いちばん静かな運転の音が公表されているものです。広いクラスほど強い運転の音は大きくなりますが、静かな運転の音は小さいクラスと変わらないこともあります。数字の出し方はメーカーで違うので、そのまま順位にはしません。
並び順は、いちばん静かな運転の音と風量が、運転の段ごとにどこまで細かく公表されているかの順です。広い部屋でも静かであることを約束する順位ではありません。
第1位:F-VXW70-W(パナソニック)
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F-VXW70-W(パナソニック)の基本情報
空気清浄運転の静音は1.0m³/分で15dB、加湿空気清浄運転の静音は1.9m³/分で26dBです。差は11dBで、掲載10モデルの中でいちばん大きい変化でした。加湿フィルターに風を通すため、風量を1.0から1.9m³/分へ上げているからです。
F-VXW70-W(パナソニック)の主要スペック
| 空気清浄運転の静音 | 1.0m³/分・15dB |
| 加湿空気清浄運転の静音 | 1.9m³/分・26dB(250mL/h) |
| 強い段の運転音 | 空気清浄54dB・加湿空気清浄52dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 31畳(加湿空気清浄運転時は29畳) |
| 加湿の適用畳数 | 木造12畳・プレハブ19畳 |
| 最大加湿量とタンク | 740mL/h・約3.2L |
F-VXW70-W(パナソニック)の口コミ
Web上では「静音は動作音がほとんど気にならない」「加湿を入れると音の印象が変わる」といった声が見られます。
第2位:MCK704A-T(ダイキン)
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MCK704A-T(ダイキン)の基本情報
「しずか」は1.4m³/分で18dBです。加湿空気清浄運転でも空気清浄運転でも18dBのまま変わりません。パナソニックのF-VXW70とは逆の動きをする実例です。ターボは7.0m³/分で54dB、消費電力は加湿空気清浄で84W、空気清浄で82Wと公表されています。
MCK704A-T(ダイキン)の主要スペック
| 空気清浄運転のしずか | 1.4m³/分・18dB |
| 加湿空気清浄運転のしずか | 1.4m³/分・18dB |
| 強い段の運転音 | どちらの運転もターボ54dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 31畳(51m²) |
| 加湿の適用畳数 | 木造12畳・プレハブ19畳 |
| 最大加湿量とタンク | 700mL/時・約3.4L |
MCK704A-T(ダイキン)の口コミ
Web上では「壁ぎわに寄せて置ける」「しずか運転は音が控えめ」といった声が見られます。
第3位:KI-TX70-W(シャープ)
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KI-TX70-W(シャープ)の基本情報
空気清浄運転の静音は1.5m³/分で20dB、加湿空気清浄運転の静音は1.5m³/分で21dBです。強は51dBから48dBへ下がります。空気清浄の適用床面積は31畳、加湿空気清浄運転時は29畳と公表されています。仕様表にある「プラズマクラスター適用床面積 約16畳」は、空気清浄の畳数とは別物です。
KI-TX70-W(シャープ)の主要スペック
| 空気清浄運転の静音 | 1.5m³/分・20dB |
| 加湿空気清浄運転の静音 | 1.5m³/分・21dB |
| 強い段の運転音 | 空気清浄51dB・加湿空気清浄48dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 31畳(加湿空気清浄運転時は29畳) |
| 加湿の適用畳数 | 木造12.5畳・プレハブ21畳 |
| 最大加湿量とタンク | 750mL/h・約3.2L |
KI-TX70-W(シャープ)の口コミ
Web上では「静かな段でも風を感じる」「表示が見やすい」といった声が見られます。
第4位:KI-SX75-W(シャープ)
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KI-SX75-W(シャープ)の基本情報
空気清浄運転の静音は1.5m³/分で20dB、加湿空気清浄運転の静音は1.5m³/分で21dBです。いちばん強い段は空気清浄で52dB、加湿空気清浄で48dBでした。空気清浄の適用床面積は約34畳、加湿はプレハブ25畳・木造15畳です。商品名にある「おすすめ畳数18畳」はイオン(電気を帯びた小さな粒)の目安で、空気清浄の畳数ではありません。
KI-SX75-W(シャープ)の主要スペック
| 空気清浄運転の静音 | 1.5m³/分・20dB |
| 加湿空気清浄運転の静音 | 1.5m³/分・21dB(260mL/h) |
| 強い段の運転音 | 空気清浄52dB・加湿空気清浄48dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 約34畳(加湿空気清浄運転時は約27畳) |
| 加湿の適用畳数 | 木造15畳・プレハブ25畳 |
| 最大加湿量とタンク | 900mL/h・約3.2L |
KI-SX75-W(シャープ)の口コミ
Web上では「加湿の力に余裕がある」「強い運転にすると風の音が目立つ」といった声が見られます。
第5位:DH3i(ブルーエア)
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DH3i(ブルーエア)の基本情報
この1台だけは、公表のしかたが他社と違います。運転の段ごとではなく「空気清浄のみ22〜52dB、加湿空気清浄運転時23〜52dB」という幅で公表されています。段ごとの数値が無いので、他社の「静音20dB」と同じ土俵では比べられません。消費電力も4.1〜47W、4.7〜48Wという幅の公表です。加湿は気化式(水を含ませたフィルターに風を当てて、水分を空気に出す方式)です。
DH3i(ブルーエア)の主要スペック
| 空気清浄のみの運転音 | 22〜52dB(幅で公表・段ごとの値なし) |
| 加湿空気清浄運転時の運転音 | 23〜52dB(同じく幅で公表) |
| 強い段の運転音 | どちらの運転も上端52dB |
| 空気清浄の適用床面積 | 最大30畳(50m²) |
| 加湿の適用畳数 | 木造12畳・プレハブ19畳 |
| 最大加湿量とタンク | 730mL/h・約3.5L |
DH3i(ブルーエア)の口コミ
Web上では「上から水を注げる」「風の量を上げると音が分かる」といった声が見られます。
10モデルの運転音と風量を比較

ここまでの10モデルを、同じ軸で並べます。静かな段の運転音は15〜22dBに集まりますが、そのときの風量は0.2〜1.5m³/分まで開きます。
だからdBの数字だけで順位は付けられません。表は、加湿空気清浄運転の静かな段の風量が大きい順に並べています。
掲載10モデルの静かな段と風量を比較
| モデル名 | 静かな段の呼び名 | 空気清浄運転の静かな段 | 加湿空気清浄運転の静かな段 | いちばん強い段の運転音 | 空気清浄の適用床面積 | 加湿の適用畳数 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| F-VXW70-W(パナソニック) | 静音 | 15dB・1.0m³/分 | 26dB・1.9m³/分 | 54dB/52dB | 31畳(51m²) | 木造12畳・プレハブ19畳 | 見る |
| F-VXV55-W(パナソニック) | 静音 | 18dB・0.9m³/分 | 25dB・1.6m³/分 | 53dB/51dB | 25畳(41m²) | 木造8.5畳・プレハブ14畳 | 見る |
| KI-TX70-W(シャープ) | 静音 | 20dB・1.5m³/分 | 21dB・1.5m³/分 | 51dB/48dB | 31畳(51m²) | 木造12.5畳・プレハブ21畳 | 見る |
| KI-SX75-W(シャープ) | 静音 | 20dB・1.5m³/分 | 21dB・1.5m³/分 | 52dB/48dB | 約34畳(56m²) | 木造15畳・プレハブ25畳 | 見る |
| MCK704A-T(ダイキン) | しずか | 18dB・1.4m³/分 | 18dB・1.4m³/分 | 54dB/54dB | 31畳(51m²) | 木造12畳・プレハブ19畳 | 見る |
| KC-T50-W(シャープ) | 静音 | 20dB・1.0m³/分 | 20dB・1.0m³/分 | 52dB/42dB | 23畳(38m²) | 木造8.5畳・プレハブ14畳 | 見る |
| KI-TS50-W(シャープ) | 静音 | 17dB・1.0m³/分 | 19dB・1.0m³/分 | 51dB/43dB | 23畳(38m²) | 木造10畳・プレハブ17畳 | 見る |
| MCK554A-T(ダイキン) | しずか | 20dB・0.9m³/分 | 20dB・0.9m³/分 | 53dB/53dB | 25畳(41m²) | 木造8.5畳・プレハブ14畳 | 見る |
| AAP-SH30A-W(アイリスオーヤマ) | 弱 | 21dB・0.5m³/分 | 18dB・0.2m³/分 | 49dB/47dB | 16畳まで(加湿ユニットなし) | 木造5畳・プレハブ8畳 | 見る |
| DH3i(ブルーエア) | 段ごとの表記なし | 22〜52dB(幅で公表・段ごとの値なし) | 23〜52dB(幅で公表・段ごとの値なし) | 上端52dB/上端52dB | 最大30畳(50m²) | 木造12畳・プレハブ19畳 | 見る |
※適用床面積は「強」運転時の数字です(アイリスオーヤマの取扱説明書の記載)。※アイリスオーヤマの数値は50Hzと60Hzで変わります。※シャープの「おすすめ畳数」「プラズマクラスター適用床面積」は、空気清浄の畳数とは別物です。
表を見ると、17〜21dBのあいだに多くの機種が入ります。ところが同じ帯の中で、風量は0.2m³/分から1.5m³/分まで開いています。dBだけで並べ替えても意味がない理由がここにあります。
ブルーエアのDH3iだけは段ごとの値がありません。他の行と同じ土俵で比べないでください。
寝るとき・早く回したいとき・一日中つけるときの選び分け
使い方は3つに分けられます。それぞれ見る数字が違います。
①寝ているあいだだけ静かに使いたい。見るのは静かな段の風量です。同じ20dB前後なら、風量が大きいほうが仕事量は多くなります。KI-TX70-WやKI-SX75-Wは1.5m³/分、MCK704A-Tは1.4m³/分です。
②起きている時間に強く回して、部屋を早くきれいにしたい。見るのは強の風量と運転音です。F-VXW70-Wは6.7m³/分で54dB、MCK704A-Tは7.0m³/分で54dBです。
③広いリビングで一日中つけておきたい。見るのは適用床面積と、静かな段の値の両方です。KI-SX75-Wは約34畳、F-VXW70-WとMCK704A-Tは31畳です。
どのパターンでも前提は変わりません。dBは風量とセット、畳数は強運転の数字、加湿ありと加湿なしで値が違う、の3つです。
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加湿空気清浄機の静音によくある質問
Q. 何dBなら静かといえますか?
その基準は、メーカーの資料では確認できない。感じ方には個人差もあります。
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代わりの読み方をおすすめします。静かな段のdBと、そのときの風量をセットで見てください。
同じ20dBでも、風量が0.2m³/分の機種と1.5m³/分の機種では中身が違います。
Q. 運転中に急に音が大きくなったのはなぜですか?
多くの機種は、センサーが部屋の汚れを見て風量を自動で上げる作りです。自動運転にしていれば、段が動くのは仕様の範囲です。
ただし、いつもと違う音がするときは別です。取扱説明書の「故障かな?と思ったら」を確認してください。修理が必要かどうかは、ここでは判断できません。
Q. 加湿器を別に買うほうが静かですか?
方式が変われば土俵も変わります。水を沸かすタイプは、静かな運転でも数字が大きくなります。
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アイリスオーヤマのAAP-KH35Aは、取扱説明書の仕様表で空気清浄の静音が33dB/31dBと公表されています。スチーム式(水を沸かして、蒸気で加湿する方式)だからです。
気化式の機種の静音(15〜21dB)とは、そもそも比べる土俵が違います。どちらが得かは、ここでは決められません。
▶ あわせてチェック:加湿器がうるさい原因と対策|沸騰音・モーター音を静かにする方法と選び方。加湿器そのものの音の話はこちらです。
Q. 寝室で使うときに気をつけることは?
静かな段にすると、風量も加湿量も一緒に下がります。カタログの畳数は強運転の数字なので、そのままは当てはまりません。
寝る前だけ強めに回し、就寝時に静かな段へ切り替える使い方が現実的です。
なお除湿もできるタイプは、除湿運転の音が別に公表されています。同じ表に混ぜて読まないでください。
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まとめ|運転音は風量とセットで読む
①運転音は数字だけでは比べられません。静かな段の呼び名も、公表のしかたもメーカーで違います。
②読むときは風量・段の呼び名・加湿の有無の3点をそろえます。③加湿を入れると音が上がる機種と下がる機種があります。
④静かなモードでは、畳数の前提も加湿量も一緒に下がります。そのうえで25畳までのクラス5選、30畳以上のクラス5選の合計10選を紹介しました。
最後に3点だけ念を押します。dBは風量とセットで読む。加湿ありと加湿なしで値が違う。畳数は強運転の数字。
今日はまず、気になっている機種のメーカー公式の仕様表を開いてください。静かな段のdBの隣にある、風量の数字を見るところから始めましょう。