キッチン家電

全自動コーヒーメーカーとは?豆を挽く工程で選ぶ人気おすすめ10選



豆から淹れられるコーヒーメーカーがほしい。そう思って売り場に立つと、「全自動」と「ミル付き」が並んでいます。

どちらも豆を挽けそうに見えます。ところが、この2つは同じ意味ではありません。

たとえばデロンギ EC9155J-B は、豆を挽く部分を本体に内蔵しています。それでも公式の手順では、挽いた粉を自分で詰めて押し固める工程が入ります

「自動洗浄」という言葉も同じです。パナソニック NC-A58 が自動で洗うのはミルだけ。デロンギ ECAM22020B は電源の入切で湯の通り道をすすぎます。洗う場所がまるで違います。

この記事では、メーカーの公式ページと取扱説明書の記載だけを見て「全自動」の線引きを整理しました。読み終えるころには、商品ページの言葉を自分で読み分けられます。後半では豆を挽く4台と、挽く工程がない6台を紹介します。

「全自動」と「ミル付き」って、書き方が違うだけですよね?

それが違うんです。ミルが付いていても、粉を自分で移す機種があります。まずはその線引きから見ていきましょう。

📖 目次(タップで開閉)

全自動コーヒーメーカーとは豆を挽く工程が入る1台

全自動コーヒーメーカーの見分け方を示した図解。豆を挽く工程が本体に入るか、ミル付きでも手作業が残るか、専用パックで豆を挽かないかの3点

この章の持ち帰りは1つです。全自動(豆を挽くところから淹れ終わりまで、1台でやってくれること)とは、豆を挽く工程が本体の中に入っていることを指します

豆を挽くところから淹れ終わりまで1台で終わる

豆を入れて、水を入れて、ボタンを押す。あとは待つだけ。これが全自動です。

パナソニック NC-A58 の公式取扱説明書は、動作の流れをこう並べています。ミル豆ひき、加熱循環、注湯、ミル自動洗浄、蒸らし・抽出、そして保温です。

豆を挽く工程が、いちばん最初に入っているのが分かります。ここが全自動の目印です。

4つのタイプをひととおり見比べたい方は、タイプ別に整理した記事が早道です。「おすすめコーヒーメーカー人気10選|4タイプの違いで選ぶ」をあわせてどうぞ。

ミルが付いていても全自動と呼べない機種がある

ここがこの記事でいちばん大事なところです。ミル(コーヒー豆を挽いて粉にする部分)が付いていても、全自動とは限りません。

デロンギ EC9155J-B は、コーン式(円すいの形をした刃で豆をすりつぶす方式)のグラインダーを内蔵しています。豆を挽く部分は確かにあります。

ところが公式の取扱説明書では、挽いた粉をフィルターホルダーに詰めます。そのあとタンパーという道具で、タンピング(粉を平らに押し固める作業)を行います。

つまり、粉を移して押し固める工程は人の手で行います。ミルの有無だけで判断すると、ここを見落とします。

専用のパックやカプセルの機種は豆を挽かない

もう1つ、豆を挽かない仲間があります。専用のパックやカプセルを使う機種です。

ネスカフェ バリスタ50 は、専用の「エコ&システムパック」に入った粉を使います。公式は、このパック以外は使用しないと明記しています。ビンや袋のネスカフェ製品も、他社製品も対象外です。

豆を挽く工程そのものがないので、全自動とは呼びません。そのかわり、洗う部品や手順の考え方も変わります。

圧をかけて濃く淹れる仕組みが気になる方は、そちらを主役にした記事があります。「家庭用エスプレッソマシンのおすすめ人気10選|ドリップ式との違い」をどうぞ。

全自動コーヒーメーカーのミルは呼び名も挽き分けも違う

デロンギ・ツインバード・パナソニック・シロカ4社のミルの公式の呼び名と挽き分けの段数を並べた図解

この章の持ち帰りは1つです。ミルの呼び名はメーカーごとに違うので、方式の名前より挽き分けの段数を見てください

ミルの呼び名はメーカーごとに違う

まず、公式の呼び名を並べてみます。4社そろって違います。

  • デロンギ=コーン式コーヒーグラインダー
  • ツインバード=低速臼式(うすしき。平らな刃で豆をすりつぶす方式)フラットミル
  • シロカ=プロペラ式(羽根が回って豆を砕く方式)ミル
  • パナソニック=「ひいて落とす」縦型ミル

よくある説明では「コニカル式・臼式・プロペラ式の3種類」とまとめられます。けれど公式の表記は、この3つに収まっていません

挽き分けの段数は2段階から8段階まで幅がある

挽き分け(粉の粗さを変えること)ができる幅は、機種でまったく違います。公式の記載を並べます。

  • デロンギ EC9155J-B=粒度調整レバーで8段階(お買い上げ時は5)
  • ツインバード CM-D457B=粗挽き・中挽き・細挽きの3段階
  • パナソニック NC-A58=メッシュフィルターの交換で粗びき・中細びきの2種
  • シロカ SC-A211=挽き目を選ぶ設定は取扱説明書に記載を確認できず

ツインバードは、中間では設定できないと公式が明記しています。「3段階」は3つの決められた粗さ、という意味です

挽き分けの方法もダイヤルと部品交換で分かれる

変え方も2通りあります。レバーやダイヤルで動かすタイプと、部品を入れ替えるタイプです。

デロンギはレバー、ツインバードは操作パネル。いっぽうパナソニックは、メッシュフィルター(金属などの網。洗って繰り返し使う)を差し替えます。

つまり「ミル付き」と書いてあっても、粉の粗さを変えられるかは別の話です。ここは商品ページの仕様欄で確かめてください。

ミルの方式と手入れをもっと詳しく比べたい方は、専用の記事があります。「ミル付きコーヒーメーカー人気おすすめ10選|自動洗浄の範囲を比較」をどうぞ。

全自動でも自動で洗えるのはミルか湯の通り道だけ

パナソニック・デロンギ・ツインバード・シロカの自動洗浄が洗う範囲と手洗いが残る部品をまとめた図解

この章の持ち帰りは1つです。自動洗浄(機械が自分で洗い流す機能。どこまで洗うかは機種で違う)が付いていても、毎回手で洗う部品は必ず残ります

自動で洗う範囲はメーカーごとに違う

同じ「自動洗浄」でも、洗っている場所が違います。公式の記載で並べます。

パナソニック NC-A58 の「ミル自動洗浄(オートクリーニング)」は、蒸らし(お湯を少し注いで粉になじませる工程)の前にミルを自動で洗います。自動なのはミルだけです

デロンギ ECAM22020B は、電源を入れるたびに内部を自動で洗浄します。電源を切るときも毎回洗浄します。こちらは湯の通り道のすすぎです。ただし1杯も抽出しなかったときや本体が温まっているときは、洗浄されないことがあると公式が注記しています。

シロカ SC-A211 とツインバード CM-D457B には、自動洗浄の機能そのものがありません。ツインバードのメンテナンスモードは、公式が「お手入れのお手伝い機能です」と説明しています。

手で洗う部品はどの機種にも残る

では、手で洗う部分はどれくらい残るのでしょうか。こちらも公式の記載です。

パナソニック NC-A58 は、バスケット・弁・メッシュフィルター・水容器・ガラス容器を使うたびに手洗いします。ミルは自動でも、周りは手洗いです。

デロンギ ECAM22020B は、抽出ユニット(コーヒーを押し出す部分の部品)を1か月に1回、取り外して流水で洗います。洗剤も食器洗い機も、水に浸けるのも公式が禁じています

ツインバード CM-D457B はミルを水洗いできません。1週間を目安にブラシで手入れします。シロカ SC-A211 は5つの部品を毎回洗います。

「自動洗浄付き=洗わなくていい」ではありません。ここを取り違えると、買ったあとにがっかりします。

洗浄剤など買ったあとに続けて要るものは、別の記事で棚卸ししています。「コーヒーメーカーのコスパ人気おすすめ10選|続けて要るもので選ぶ」をどうぞ。

全自動コーヒーメーカーおすすめ4選|豆を挽くところから

コーヒー豆とガラスサーバーから注がれるコーヒー

この4台は、豆を入れてボタンを押すと、挽く工程から淹れ終わりまで1台で終わることが公式の取扱説明書で確認できるモデルです。豆と粉の両方が使える点も公式で確認しました。

並び順は、洗浄がどこまで自動かで並べています。豆を挽く自動化の度合いでも、味の順位でもありません。

決める順番から入りたい方は、手順にした記事があります。「コーヒーメーカーの選び方|4つの順番で決める人気おすすめ10選」をどうぞ。

第1位:NC-A58-K(パナソニック)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


NC-A58-K(パナソニック)の基本情報

豆を入れると、挽く工程から保温まで自動で進みます。掲載10モデルで唯一、ミルそのものを自動で洗います。粉を使うときは、ミル豆ひきとミル自動洗浄の工程が入りません。挽き分けはメッシュフィルターの交換で、粗びきと中細びきの2種です。

良い点
  • ミル自動洗浄で、挽いた粉が残りにくい。
  • 豆と粉の両方に対応し、いただきものの粉も使える。
注意点
  • バスケット・弁・水容器などは使うたびに手洗いが要る。
  • 挽き分けは2種で、細かい調整はできない。

NC-A58-K(パナソニック)の主要スペック

ミル あり(公式の呼び名は「ひいて落とす」縦型ミル)
自動で洗える範囲 ミル自動洗浄(オートクリーニング。洗うのはミルのみ)
最大の杯数 4カップ(1カップ約120mL・マグカップ約180mL)
給水タンク 最大545mL・取り外し可
消費電力 770W(オートクリーニング時)・ミル100W・抽出720W
本体サイズと質量 幅15.2×奥行27.2×高さ34.9cm・約3.2kg

NC-A58-K(パナソニック)の口コミ

Web上では「豆から淹れる手間が減った」という声のいっぽう、「毎回洗う部品は残る」という声も見られます。

第2位:ECAM22020B(デロンギ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


ECAM22020B(デロンギ)の基本情報

15気圧(お湯を押し出す力の強さ)のエスプレッソ方式(ポンプで圧をかけて、少量を濃く押し出す淹れ方)の全自動機です。電源を入れるときと切るときに、湯の通り道を自動ですすぎます。そのかわり抽出ユニットは月1回の手洗いです。ドリップ式(粉にお湯を注いで、こしながら落とす淹れ方)とは淹れ方が違う点にご注意ください。

良い点
  • 電源の入切のたびに、湯の通り道を自動ですすぐ。
  • 給水タンク1.8Lが取り外せて、水の補給がしやすい。
注意点
  • 抽出ユニットは月1回の手洗いで、洗剤も食器洗い機も使えない。
  • 挽き目の目盛りは1〜7で、仕様表には段数の記載を確認できず。

ECAM22020B(デロンギ)の主要スペック

ミル あり(公式の呼び名はコーン式コーヒーグラインダー)
自動で洗える範囲 電源の入切で内部を自動洗浄(湯の通り道のすすぎ。抽出ユニットは月1回の手洗い)
最大の杯数 エスプレッソ約30mL(約20〜180mLで設定可)・カフェ・ジャポーネ約180mL
給水タンク 1.8L・取り外し可
消費電力 1450W
本体サイズと質量 幅24.0×奥行44.0×高さ35.0cm・9.5kg

ECAM22020B(デロンギ)の口コミ

Web上では「朝の支度中に淹れられる」という声のいっぽう、「本体が大きく置き場所を選ぶ」という声も見られます。

第3位:CM-D457B(ツインバード)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


CM-D457B(ツインバード)の基本情報

公式ストアが「低速臼式フラットミル」と呼ぶミルを積んだドリップ式です。挽き分けは粗挽き・中挽き・細挽きの3段階で、抽出温度も83℃と90℃から選べます。ただし自動洗浄の機能はありません。ミルは水洗いができないので、1週間を目安にブラシで手入れします。

良い点
  • 挽き分け3段階と抽出温度2段階を、自分で選べる。
  • 豆と粉の両方に対応する。
注意点
  • 自動洗浄の機能はなく、ミルは水洗いできない。
  • 給水タンクは本体と一体で、ふたを開けて給水する。

CM-D457B(ツインバード)の主要スペック

ミル あり(公式の呼び名は低速臼式フラットミル)
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄)
最大の杯数 3カップ・定格容量450mL(1CUP=水150mL・出来上がりは120〜130mLと公式が案内)
給水タンク 本体一体型(取り外しの案内は公式に記載を確認できず)
消費電力 610W(ミル単体は40W)
本体サイズと質量 幅16.0×奥行33.5×高さ36.0cm・約4.1kg

CM-D457B(ツインバード)の口コミ

Web上では「挽き方を変えて楽しめる」という声のいっぽう、「ミルの掃除に手間がかかる」という声も見られます。

第4位:SC-A211(シロカ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


SC-A211(シロカ)の基本情報

掲載10モデルで最も小さい全自動機です。付属のメッシュフィルターは洗って繰り返し使うので、ペーパーフィルター(紙のこし紙。使うたびに捨てる)を買い足さずに使えます。ミルは公式取扱説明書が「プロペラ式ミル」と呼ぶ方式です。挽き目を選ぶ設定は、公式の取扱説明書に記載を確認できませんでした。

良い点
  • 付属のメッシュフィルターを洗って繰り返し使える。
  • 約2.2kgで、掲載の全自動4台ではいちばん軽い。
注意点
  • 給水タンクは本体と一体で、すすぎ洗いや振り洗いを公式が禁じている。
  • 挽き目を選ぶ設定は公式に記載を確認できず。

SC-A211(シロカ)の主要スペック

ミル あり(公式の呼び名はプロペラ式ミル)
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(5部品を使うたびに手洗い)
最大の杯数 ホットコーヒー1〜4杯・最大使用水量0.58L
給水タンク 本体一体型(取り外しの案内は公式に記載を確認できず)
消費電力 600W
本体サイズと質量 幅17.3×奥行22×高さ27cm・約2.2kg

SC-A211(シロカ)の口コミ

Web上では「置き場所に困らない大きさ」という声のいっぽう、「タンクの掃除がしにくい」という声も見られます。

豆を挽く工程がないコーヒーメーカーおすすめ6選

この6台にはミルが付いていません。豆を挽く工程は入らないので、挽いた粉か専用のパックを用意します。そのぶん洗う部品が少なく、本体も軽い機種が多くなります。

並び順は、最大で淹れられる杯数が少ない順です。これらを「全自動」とは呼びません

機能をしぼった機種から見たい方は、省かれやすい装備を整理した記事があります。「安いコーヒーメーカーおすすめ10選|省かれやすい機能で見分ける」をどうぞ。

第1位:CM4905JP(ティファール)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


CM4905JP(ティファール)の基本情報

約1.18kgと、掲載10モデルでいちばん軽い1台です。ペーパーレスフィルターが付くので、紙のこし紙が要りません。アロマモードを選ぶと、お湯が断続的に出て蒸らしながら抽出します。市販の紙フィルターへの切り替えもできます。

良い点
  • 約1.18kgと軽く、出し入れがしやすい。
  • ペーパーレスフィルター付きで、紙を買い足さなくてよい。
注意点
  • 給水タンクは本体に固定されていて外せない。
  • 食器洗い機の可否は公式に記載を確認できず。

CM4905JP(ティファール)の主要スペック

ミル なし
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(約40回の使用ごとに水あか除去・クエン酸9g)
最大の杯数 5杯(1杯約120mL)
給水タンク 0.6L・本体固定で取り外し不可
消費電力 600W
本体サイズと質量 幅17.5×奥行21.0×高さ27.0cm・約1.18kg

CM4905JP(ティファール)の口コミ

Web上では「軽くて扱いやすい」という声のいっぽう、「タンクが外せず洗いにくい」という声も見られます。

第2位:ECJ-700(サーモス)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


ECJ-700(サーモス)の基本情報

真空断熱ポット(電気を使わずに温度を保つ、魔法びんの容器)に直接ドリップします。仕様表の「保温装置」は「無し」で、電気で温め続けません。保温効力の公表値は公式で確認できませんでした。粉は粗挽き・中挽きを使い、細挽きは使わないよう公式が注意しています。

良い点
  • 真空断熱ポットに直接ドリップし、電気での加熱を続けない。
  • マイコン蒸らし機能で、蒸らしてから抽出する。
注意点
  • 細挽きの粉は使わないよう公式が注意している。
  • 保温効力の公表値とタンクの取り外しは公式に記載を確認できず。

ECJ-700(サーモス)の主要スペック

ミル なし
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄)
最大の杯数 5カップ(1杯約110mL)
給水タンク 0.63L・取り外しの案内は公式に記載を確認できず
消費電力 700W
本体サイズと質量 幅15.5×奥行24.5×高さ36.0cm・約2.1kg

ECJ-700(サーモス)の口コミ

Web上では「淹れたあと保温プレートを気にしなくてよい」という声のいっぽう、「本体が縦に高い」という声も見られます。

第3位:EC-MA60-BA(象印)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


EC-MA60-BA(象印)の基本情報

水を2回加熱する「ダブル加熱 高温抽出」を積んでいます。熱湯と蒸気で蒸らしてから抽出します。水タンクとバスケットの両方が外せるので、洗う作業がしやすい1台です。濃度は2段階で選べます。

良い点
  • 水タンクとバスケットの両方が外せる。
  • 濃度を2段階で選べる。
注意点
  • 紙のこし紙に加えて、浄水フィルターも消耗品になる。
  • 保温板の保温は、取扱説明書の目安で15分くらいまで。

EC-MA60-BA(象印)の主要スペック

ミル なし
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(クエン酸洗浄は約3か月に1回が目安)
最大の杯数 6杯(1杯約120mL)
給水タンク 810mL・取り外し可
消費電力 650W
本体サイズと質量 幅23×奥行15.5×高さ28cm・約1.7kg

EC-MA60-BA(象印)の口コミ

Web上では「パーツが外れて洗いやすい」という声のいっぽう、「保温は短め」という声も見られます。

第4位:ADC-N060K(タイガー)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


ADC-N060K(タイガー)の基本情報

シャワードリップで蒸らしてから抽出します。専用のトレイを使えば、マグカップに直接ドリップできます。サーバーはステンレスですが、公式は「まほうびん構造ではありません」と明記しています。保温は本体側の通電で、目安は約15分までです。

良い点
  • マグカップに直接ドリップできる。
  • 水タンクが着脱式で、水を入れやすい。
注意点
  • ステンレスサーバーだが、まほうびん構造ではない。
  • 保温の目安は約15分までと短い。

ADC-N060K(タイガー)の主要スペック

ミル なし
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄)
最大の杯数 6杯(1杯約120mL)
給水タンク 0.81L・取り外し可
消費電力 550W
本体サイズと質量 幅15.4×奥行27.2×高さ30.1cm・約1.9kg

ADC-N060K(タイガー)の口コミ

Web上では「マグに直接落とせて洗い物が減る」という声のいっぽう、「保温を長く使いたい人には向かない」という声も見られます。

第5位:イージー トップ サーモ LKT1002-B(メリタ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


イージー トップ サーモ LKT1002-B(メリタ)の基本情報

10杯まで一度に淹れられ、掲載10モデルで最大の容量です。ポットはステンレスの二重構造で、仕様の「保温機能」は「なし」と書かれています。電気で温め続けない方式です。スイッチを入れてから約15分で電源が自動的に切れます。

良い点
  • 10杯まで一度に淹れられ、来客時にも使える。
  • 約15分で電源が自動的に切れる。
注意点
  • 水槽タンクは着脱できない。
  • 紙のこし紙は1×4サイズが必要になる。

イージー トップ サーモ LKT1002-B(メリタ)の主要スペック

ミル なし
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(クエン酸クリーニングは1〜2か月に1回・クエン酸20gを700mLの水に溶かす)
最大の杯数 10杯
給水タンク 1,400mL・取り外し不可
消費電力 850W
本体サイズと質量 幅18.0×奥行28.1×高さ34.5cm・1.8kg

イージー トップ サーモ LKT1002-B(メリタ)の口コミ

Web上では「まとめて淹れられて助かる」という声のいっぽう、「本体は大きめ」という声も見られます。

第6位:バリスタ50 SPM9639(ネスカフェ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


バリスタ50 SPM9639(ネスカフェ)の基本情報

専用の「エコ&システムパック」に入った粉を使う方式です。公式は、このパック以外は使用しないと明記しています。ビンや袋のネスカフェ製品も、他社製品も、いわゆるレギュラーコーヒーも対象外です。メニューごとに抽出量が決まっています。

良い点
  • ボタンを押すだけで、メニューごとの量で淹れられる。
  • 給水タンクが取り外せて、水を入れやすい。
注意点
  • 専用パック以外は使えず、豆も粉も使えない。
  • 毎日コーヒー抽出部を分解して水洗いする。

バリスタ50 SPM9639(ネスカフェ)の主要スペック

ミル なし(専用パックの粉を使う方式)
自動で洗える範囲 自動で洗う機能なし(すすぎは手動・湯垢洗浄は15分程度で、頻度は水の硬度別に250〜1000杯ごと)
最大の杯数 メニューごとに固定(ブラックコーヒー140mL・マグサイズ210mL・カフェラテ160mLなど)
給水タンク 約800mL・取り外し可
消費電力 1460W
本体サイズと質量 幅約15.5×奥行約30.6×高さ約32.3cm・約3.4kg

バリスタ50 SPM9639(ネスカフェ)の口コミ

Web上では「操作がわかりやすい」という声のいっぽう、「専用パックの用意が要る」という声も見られます。

全自動と手動の10モデルを杯数と洗浄の範囲で比較

掲載10モデルのうち8モデルの公式表記の最大杯数を比較した横棒グラフ

この章の持ち帰りは1つです。まずミルの有無で絞り、それから自動で洗える範囲を見てください。順番を逆にすると、候補が広がりすぎます。

10モデルのミル・洗浄・杯数の比較

掲載10モデルを、同じ項目で並べます。ミルの欄は公式の呼び名で書きました。

モデル名(ブランド) ミルの有無と公式の呼び名 自動で洗える範囲 最大の杯数と1杯のmL 給水タンク 消費電力 サイズ・質量 詳細
NC-A58-K(パナソニック) あり/「ひいて落とす」縦型ミル ミル自動洗浄(ミルのみ) 4カップ・約120mL 545mL・取り外し可 770W 15.2×27.2×34.9cm・約3.2kg 見る
ECAM22020B(デロンギ) あり/コーン式コーヒーグラインダー 電源の入切で湯の通り道をすすぐ エスプレッソ約30mL・カフェ・ジャポーネ約180mL 1.8L・取り外し可 1450W 24.0×44.0×35.0cm・9.5kg 見る
CM-D457B(ツインバード) あり/低速臼式フラットミル 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄) 3カップ・1CUP水150mL(出来上がり120〜130mL) 本体一体型 610W 16.0×33.5×36.0cm・約4.1kg 見る
SC-A211(シロカ) あり/プロペラ式ミル 自動で洗う機能なし(5部品を毎回手洗い) 1〜4杯・最大使用水量0.58L 本体一体型 600W 17.3×22×27cm・約2.2kg 見る
CM4905JP(ティファール) なし 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄) 5杯・約120mL 0.6L・本体固定 600W 17.5×21.0×27.0cm・約1.18kg 見る
ECJ-700(サーモス) なし 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄) 5カップ・約110mL 0.63L・取り外しの案内は公式に記載を確認できず 700W 15.5×24.5×36.0cm・約2.1kg 見る
EC-MA60-BA(象印) なし 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄) 6杯・約120mL 810mL・取り外し可 650W 23×15.5×28cm・約1.7kg 見る
ADC-N060K(タイガー) なし 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄) 6杯・約120mL 0.81L・取り外し可 550W 15.4×27.2×30.1cm・約1.9kg 見る
イージー トップ サーモ LKT1002-B(メリタ) なし 自動で洗う機能なし(手洗いとクエン酸洗浄) 10杯 1,400mL・取り外し不可 850W 18.0×28.1×34.5cm・1.8kg 見る
バリスタ50 SPM9639(ネスカフェ) なし/専用パックの粉を使う 自動で洗う機能なし(すすぎは手動) ブラックコーヒー140mL・マグサイズ210mL 約800mL・取り外し可 1460W 15.5×30.6×32.3cm・約3.4kg 見る

表で見ると、はっきりすることがあります。パナソニック NC-A58 とデロンギ ECAM22020B は、どちらにも「自動洗浄」があるのに、洗う場所がミルと湯の通り道で違います。同じ言葉でも中身は別物です。

全自動にするかどうかの決め方

迷ったときは、次の3パターンで考えてください。前提は変わりません。ミル付きでも全自動とは限らず、自動洗浄付きでも手洗いは残ります。

①いただきものの粉も使いたいなら、豆と粉の両対応かを見ます。全自動4台はいずれも両方に対応します。パナソニック NC-A58 なら、粉のときはミルの工程が省かれます。

②毎朝1〜2杯だけ淹れたいなら、最大の杯数を見ます。1〜4杯のシロカ SC-A211 や、5杯のティファール CM4905JP が候補になります。

③洗う手間を減らしたいなら、自動で洗う範囲と手洗いの部品数を見ます。ミルを自動で洗うのはパナソニック NC-A58 だけです。ミルそのものが要らないなら、区画Bの6台のほうが洗う部品は減ります。

全自動コーヒーメーカーのよくある質問

結局、買う前にどこを読めばいいんでしょうか。

取扱説明書の「ミルの工程」と「お手入れ」の2か所です。よくある疑問もまとめておきますね。

Q. 全自動コーヒーメーカーとミル付きは何が違いますか?

豆を挽いたあとの工程が、自動か手作業かが違います。ミルが付いていても、粉を移して押し固める機種があります。デロンギ EC9155J-B は、公式手順で粉をフィルターホルダーに詰め、タンパーで押し固めます。商品ページのミルの有無だけでは判断できません。

Q. 全自動コーヒーメーカーは粉でも使えますか?

紹介した全自動4台は、いずれも豆と粉の両方に対応すると公式が示しています。パナソニック NC-A58・シロカ SC-A211・ツインバード CM-D457B・デロンギ ECAM22020B の4台です。ただしパナソニックは、粉のときミル豆ひきとミル自動洗浄の工程が入りません。お使いの機種の取扱説明書もあわせて確認してください。

Q. 全自動コーヒーメーカーの手入れは簡単ですか?

自動で洗える範囲は限られています。ミルだけ、あるいは湯の通り道だけです。手で洗う部品はどの機種にも残ります。範囲を機種ごとに比べたい方は、「ミル付きコーヒーメーカー人気おすすめ10選|自動洗浄の範囲を比較」で詳しく扱っています。

Q. 全自動コーヒーメーカーの豆を挽く音は大きいですか?

運転音の数値は、今回の10モデルの公式仕様に記載を確認できませんでした。分かるのはミルの電気の量だけです。パナソニック NC-A58 のミルは100W、ツインバード CM-D457B のミル単体は40Wと公表されています。静かかどうかは公表値からは判断できません。

まとめ|全自動は豆を挽く工程が入るかで決まる

ここまでを短くまとめます。全自動とは、豆を挽く工程が1台に入っていることでした。

ミルが付いていても、粉を移して押し固める機種があります。ミルの呼び名は4社4通りで、挽き分けの段数は2種から8段階まで開きがありました。

自動で洗えるのはミルか湯の通り道だけです。手洗いの部品は必ず残ります。

そのうえで、豆を挽く4選と、挽く工程がない6選をあわせて10選を紹介しました。最後にもう一度お伝えします。ミル付き=全自動ではありません。自動洗浄付きでも洗う部品は残ります。表記はメーカーごとに違うので、必ず取扱説明書で確かめてください

今日はまず、気になった機種の取扱説明書を開いてみてください。豆を挽く工程と、お手入れの項目を読むところから始まります。

-キッチン家電
-