AV・カメラ・音響 音響

ワイヤレスヘッドホンの選び方|重さとドライバー径で選ぶ6選

ワイヤレスヘッドホンを店頭で見比べても、重さの違いはなかなか分かりません。数分持っただけでは、1時間かけ続けたときの差が出ないからです。

そこでこの記事では、選び方を本体質量とドライバー径(音を出す部品の直径)という2つの数字にしぼって整理します。どちらもメーカーの公式サイトに載っている値です。

掲載6機種の本体質量は、約180gから約307gまで開きがあります。差は127gで、単4形の乾電池なら10本分ほどになります。この差が、首と耳にかかる負担になります。

この記事では、本体質量250g以下の4選と250g超の2選、合計6選を紹介します。6機種とも同じ項目で並べました。音の良し悪しは主観になるため書きません。

ヘッドホンって、重さでそんなに変わるものですか?

掲載機でいちばん軽いのが約180g、重いのが約307gだよ。重い側はドライバーが大きくて、そのぶんハウジングも大きい。まず重さで絞るのがいちばん早いんだ。

📖 目次(タップで開閉)

ワイヤレスヘッドホンは重さとドライバー径で性格が分かれる

コードが付いたヘッドホン

結論から書きます。かけ心地と持ち運びやすさを左右しているのは、本体質量とドライバー(音を鳴らす部品)の大きさです。

▶ あわせてチェック:ワイヤレスヘッドホンおすすめ6選|ノイキャン有無で選ぶ

結論:まず本体質量、次にドライバー径を見る

公式の仕様表には、必ず質量とドライバー径が載っています。この2つは、店頭に行かなくても比べられます。

掲載6機種を並べると、ドライバーが30mmの機種は約192gから約250g、40mmから45mmの機種は約180gから約307gと幅が出ます。

この幅の理由は、後半のh2で説明します。

この記事で扱うのはメーカーが公表している数値だけ

扱うのは、本体質量、ドライバー径、連続再生時間、対応コーデック(音を電波で送るときの圧縮のしかた)、有線接続の可否の5つです。

出典はソニーとオーディオテクニカの公式サイトです。掲載値はすべて2026年8月24日に確認しました

音質の良し悪しを書かない理由

音の聞こえ方は、人と曲によって変わります。メーカーも「この機種の方が良い音」とは書いていません。

そのため本記事では、音の評価には踏み込みません。書けるのは、どの方式に対応しているかまでです

ワイヤレスヘッドホンとは何か|イヤホンとの違い

オーバーイヤーとオンイヤーの違い

ここで用語を整理します。ヘッドホンにはかけ方の違う2種類があり、名前も分かれています。

耳をおおうオーバーイヤーと、耳にのせるオンイヤー

オーバーイヤーは、耳をすっぽり包む形です。オンイヤーは、耳の上にのせる形です。

オーディオテクニカはATH-S220BTを「耳にのせるワイヤレスヘッドホン」と説明しています。のせる形は、包む形より小さく軽くなりやすい傾向があります

イヤホンとどちらを選ぶかの分かれ目

イヤホンは耳の穴に入れる形です。ヘッドホンより小さく、持ち運びやすくなります。

一方で、耳の穴に入れることで痛くなる人もいます。長い時間かける前提なら、重さを確かめたうえでヘッドホンを選ぶ手があります。

有線ヘッドホンとの違いは電池の有無

ワイヤレスは充電池を内蔵します。そのぶん重くなり、充電の手間も増えます。

ただし掲載6機種は、すべて有線でも使えるコードが付属します。電池が切れたときにコードでつなげる点は、選ぶうえでの安心材料になります。

本体質量を4つの段階で読む|180gから307gまで

掲載6機種の本体質量の比較

ここからは、実際の公表値を段階に分けて見ていきます。どのあたりが自分の許容範囲かを決めてください。

180g台:オンイヤーで最も軽い部類

掲載機で最も軽いのはATH-S220BTの約180gです。耳にのせる形で、ドライバーはφ40mmです。

大きなドライバーを積みながら180g台に収まっているのは、耳を包まない構造だからだと考えられます。

190g台から220g台:折りたたみ機構込みの重さ

WH-CH720Nは約192g、ATH-M20xBTは約216gです。どちらも300gを大きく下回ります。

WH-CH720Nはドライバーが30mmで、ノイズキャンセリング(周りの音を打ち消す機能)も積んでいます。

250g前後:ノイズキャンセリング搭載機の目安

WH-1000XM5は約250gです。ドライバーは30mmで、キャリングケースも付属します。

ノイズキャンセリング用のマイクや処理の部品が入ると、質量は増えます。250g前後は、機能を積んだ機種のひとつの目安になります

250gを超える機種で増えているもの

ATH-S300BTは約258g、ATH-M50xBT2は約307gです。どちらもドライバーが40mm以上です。

ATH-M50xBT2はφ45mmと掲載機で最大です。ドライバーが大きくなるほど、それを収める部分も大きくなります

本体質量250g以下のワイヤレスヘッドホン人気おすすめ4選

ここからは、本体質量を250g以下とメーカー公式が公表した4機種です。並び順は編集部の掲載順で、順位はこの区画のなかで完結します。

第1位:ATH-S220BT(オーディオテクニカ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


ATH-S220BT(オーディオテクニカ)の基本情報

耳にのせるオンイヤー型で、本体質量は約180gと公表されています。掲載6機種のなかで最も軽い値です。

ドライバーはφ40mmです。連続再生時間は最大約60時間で、マイク内蔵リモコン付きのコードも付属します。

メリット
  • 約180gで掲載6機種のなかで最軽量
  • 最大約60時間の連続再生
  • マイク内蔵リモコン付きコードが付属
注意点
  • 対応コーデックはSBCのみ
  • 充電時間は約4時間と掲載機のなかでは長め

ATH-S220BT(オーディオテクニカ)の主要スペック

ドライバー φ40mm
質量 約180g
連続再生時間(本体のみ) 最大約60時間
充電時間 約4時間
対応コーデック SBC
Bluetoothのバージョン Ver.5.0準拠
マルチポイント(2台同時接続) 対応
低遅延モード 搭載
有線接続コード 1.2mのマイク内蔵リモコン付きコード(φ3.5mm金メッキ4極ステレオミニプラグ/L型)が付属

第2位:WH-CH720N(ソニー)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


WH-CH720N(ソニー)の基本情報

ドライバー30mmで、本体質量は約192gと公表されています。ノイズキャンセリングを搭載した機種のなかでは軽い部類です。

連続再生時間はノイズキャンセリングオン時で最大35時間、オフ時で最大50時間です。条件ごとに数字が分けて書かれています。

メリット
  • 約192gでノイズキャンセリングを搭載
  • オフ時は最大50時間の連続再生
  • 3分の充電で約1時間再生できる
注意点
  • 公式に防水・防滴等級の記載を確認できず
  • 対応コーデックはSBCとAACの2つ

WH-CH720N(ソニー)の主要スペック

ドライバー 30mm
質量 約192g
連続再生時間(本体のみ) ノイズキャンセリングオン時 最大35時間/オフ時 最大50時間
充電時間 約3.5時間
急速充電 3分の充電で約1時間再生(10分で約4.5時間)
対応コーデック SBC・AAC
Bluetoothのバージョン Ver.5.2/防じん・防水
防滴等級 公式に防水・防滴等級の記載を確認できず
マルチポイント(2台同時接続) 対応
有線接続コード 約1.2mの着脱式コード(金メッキL型ステレオミニプラグ)が付属

第3位:ATH-M20xBT(オーディオテクニカ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


ATH-M20xBT(オーディオテクニカ)の基本情報

φ40mmのドライバーを積んで、本体質量は約216gです。有線のATH-M20xと同等の音質をワイヤレスで提供すると公式が説明しています。

付属コードは3極のプラグで、公式は「有線接続コードにマイク/リモコン機能は搭載されておりません」と明記しています。

メリット
  • φ40mmドライバーで約216gと軽い
  • 最大約60時間の連続再生
  • 有線に切り替えられるコードが付属
注意点
  • 付属コードにマイクとリモコンは無い
  • ノイズキャンセリングは非搭載

ATH-M20xBT(オーディオテクニカ)の主要スペック

ドライバー φ40mm
質量 約216g
連続再生時間(本体のみ) 最大約60時間
充電時間 約4時間
対応コーデック AAC・SBC
Bluetoothのバージョン Ver.5.0準拠
マルチポイント(2台同時接続) 対応
低遅延モード 搭載
有線接続コード 1.2mコード(φ3.5mm金メッキ3極ステレオミニプラグ/L型)が付属。公式は「有線接続コードにマイク/リモコン機能は搭載されておりません」と明記

第4位:WH-1000XM5(ソニー)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


WH-1000XM5(ソニー)の基本情報

ドライバー30mmで、本体質量は約250gです。この区画のなかでは最も重い値になります。

対応コーデックはSBC・AAC・LDAC(ソニーが開発した、音を電波で送るときの圧縮方式のひとつ)の3つです。キャリングケースが付属し、本体を入れないときは畳んで小さくなると公式が説明しています。

メリット
  • 対応コーデックにLDACを含む
  • ノイズキャンセリングオフ時は最大40時間の連続再生
  • キャリングケースと接続ケーブルが付属する
注意点
  • 約250gで、この区画のなかでは最も重い
  • 公式に防水・防滴等級の記載を確認できず

WH-1000XM5(ソニー)の主要スペック

ドライバー 30mm
質量 約250g
連続再生時間(本体のみ) ノイズキャンセリングオン時 最大30時間/オフ時 最大40時間
充電時間 約3.5時間
急速充電 3分の充電で1時間再生(10分で約5時間)
対応コーデック SBC・AAC・LDAC
Bluetoothのバージョン Ver.5.2/防じん・防水
防滴等級 公式に防水・防滴等級の記載を確認できず
マルチポイント(2台同時接続) 対応
有線接続コード 約1.2mの着脱式コード(金メッキL型ステレオミニプラグ)が付属

250g超・ドライバー径40mm以上のヘッドホン人気おすすめ2選

ここからは、本体質量が250gを超え、ドライバー径を40mm以上とメーカー公式が公表した2機種です。ここでも順位はこの区画のなかで完結します。

第1位:ATH-M50xBT2(オーディオテクニカ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


ATH-M50xBT2(オーディオテクニカ)の基本情報

φ45mmのドライバーを積んだ機種で、本体質量は約307gです。掲載6機種のなかで最も大きく、最も重い値になります。

対応コーデックはLDAC・AAC・SBCの3つです。付属品にはポーチも含まれます。付属コードは1.2mで、マイク内蔵リモコン付きとの記載はありません。

メリット
  • φ45mmと掲載6機種で最大のドライバー
  • 対応コーデックにLDACを含む
  • ポーチと有線コードが付属する
注意点
  • 約307gで掲載6機種のなかで最も重い
  • 公式に防滴等級の記載を確認できず

ATH-M50xBT2(オーディオテクニカ)の主要スペック

ドライバー φ45mm
質量 約307g
連続再生時間(本体のみ) 最大約50時間
充電時間 約3.5時間
対応コーデック LDAC・AAC・SBC
Bluetoothのバージョン Ver.5.0準拠/防じん・防水
防滴等級 公式に防滴等級の記載を確認できず
マルチポイント(2台同時接続) 対応
低遅延モード 搭載
有線接続コード 1.2mコード(φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ/L型)が付属。付属品欄にマイク内蔵リモコン付きとの記載は無い

第2位:ATH-S300BT(オーディオテクニカ)

▼ 各ストアで最新価格・在庫をチェック


ATH-S300BT(オーディオテクニカ)の基本情報

φ40mmのドライバーで、本体質量は約258gです。ノイズキャンセリングとヒアスルー(外の音を取り込む機能)を搭載しています。

連続再生時間はノイズキャンセリングオン時で最大約60時間、オフ時で最大約90時間と公表されています。掲載6機種で最長です。

メリット
  • オフ時は最大約90時間と掲載機で最長
  • マイク内蔵リモコン付きコードが付属
  • 充電時間は約2.5時間と短い
注意点
  • 約258gで250gを超える
  • 公式に防滴等級の記載を確認できず

ATH-S300BT(オーディオテクニカ)の主要スペック

ドライバー φ40mm
質量 約258g
連続再生時間(本体のみ) ノイズキャンセリングオン時 最大約60時間/オフ時 最大約90時間
充電時間 約2.5時間
対応コーデック AAC・SBC
Bluetoothのバージョン Ver.5.1準拠/防じん・防水
防滴等級 公式に防滴等級の記載を確認できず
マルチポイント(2台同時接続) 対応
ノイズキャンセリング 搭載
低遅延モード 搭載
有線接続コード 1.2mのマイク内蔵リモコン付きコード(φ3.5mm金メッキ4極ステレオミニプラグ/L型)が付属

ドライバー径30mm・40mm・45mmは何が変わるのか

ドライバー径と本体の大きさの関係

ドライバー径は、ヘッドホンの大きさを決める数字です。ここでは音の話には踏み込まず、形との関係だけを見ます。

ドライバーとは音を鳴らす部品のこと

ドライバーは、電気の信号を振動に変えて音を出す部品です。ヘッドホンの左右にひとつずつ入っています。

公式の仕様表では「ドライバーユニット」や「ドライバー」の欄に、直径がミリメートルで書かれています。

径が大きいほどハウジングも大きくなる

ハウジングは、ドライバーを収める外側の箱です。ドライバーが大きくなれば、ハウジングも大きくなります

掲載機で見ると、φ45mmのATH-M50xBT2が約307g、φ40mmのATH-S300BTが約258gです。

ただし例外もあります。同じφ40mmでも、ATH-S220BTは約180gです。耳にのせる形にすることで小さくまとめています。

公式が公表しているドライバー径の一覧

下の表は、6機種の質量とドライバー径を並べたものです。表の番号は掲載順で、区画ごとの順位とは別です。

掲載順 モデル名 本体質量 ドライバー径 連続再生時間 有線コード 詳細
1 ATH-S220BT 約180g φ40mm 最大約60時間 4極・マイク付き 見る
2 WH-CH720N 約192g 30mm 35時間/50時間 着脱式 見る
3 ATH-M20xBT 約216g φ40mm 最大約60時間 3極・マイク無し 見る
4 WH-1000XM5 約250g 30mm 30時間/40時間 着脱式 見る
5 ATH-S300BT 約258g φ40mm 約60時間/約90時間 4極・マイク付き 見る
6 ATH-M50xBT2 約307g φ45mm 最大約50時間 マイク記載無し 見る

再生時間が2つ書かれている機種は、ノイズキャンセリングのオン時とオフ時です。1つだけの機種は、条件の区別が公表されていません。

ワイヤレスヘッドホンについてよくある質問

最後に、検索でよく出てくる疑問をまとめます。ここでも公式が公表している範囲だけで答えます。

ワイヤレスヘッドホンは有線でも使えますか

掲載6機種は、いずれも3.5mmのステレオミニプラグが付いたコードが付属します。ソニーの2機種は着脱式で、本体側から外せます。

コードの極数は機種で違います。マイクを使いたい場合は、4極でマイク内蔵リモコン付きと書かれた機種を選んでください。

電池が寿命を迎えたらどうなりますか

内蔵の充電池なので、利用者が自分で交換する前提の作りではありません。相談先は各メーカーの修理窓口です。

ただし有線のコードが付属する機種なら、コードでつないで使う道が残ります。

処分するときはどう捨てればよいですか

充電池を内蔵しているため、燃えるごみとして出せない自治体がほとんどです。お住まいの自治体の案内を確認してください。

販売店やメーカーの回収窓口が用意されている場合もあります。

テレビにつなぐことはできますか

テレビ側がBluetoothの音声出力に対応していれば、つながる可能性があります。ただし対応の有無はテレビの機種によります。

掲載6機種の公式サイトには、テレビ接続に関する動作保証の記載はありませんでした。確実なのは、付属のコードで有線につなぐ方法です

まとめ:重さで絞ってから、ドライバー径で確かめる

ワイヤレスヘッドホンは、まず本体質量で候補を絞ってください。掲載6機種の幅は約180gから約307gでした。

この記事では250g以下の4選と250g超の2選、合計6選を紹介しました。いずれもソニーとオーディオテクニカの公式サイトで2026年8月24日に確認した公表値です

大きさが気になるなら、ドライバー径も一緒に見てください。40mmを超える機種は、ハウジングも大きくなります。

-AV・カメラ・音響, 音響