「小さい炊飯器がほしい」と検索して、うまく絞り込めなかった人は多いはずです。出てくるのは3合の機種の紹介ばかり。自分が知りたいことと、少しずれている気がします。
理由ははっきりしています。「小さい」という言葉が、3つの意味で使われているからです。本体が小さい、一度に炊ける量が小さい、使う電気が小さい。この3つは一致しません。
毎回1合しか炊かない人が本当に知りたいのは、本体の大きさではないはずです。その炊飯器が、何合から炊けるか。上限ではなく下限のほうです。
この記事では10選を紹介します。内訳は、一度に炊ける量の下限を公式が公表している5台と、いちばん強い運転で使う電気の量を公表している5台です。数値はすべてメーカーの公表値を使いました。味の順位は付けません。
文・モノフォックス編集部(運営:FiberFox編集部)。掲載10台の炊飯容量と型番の扱いは各社の公式ページで確認しています。確認の手順は編集方針と検証ポリシーに公開しています。
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小さい炊飯器の「小さい」は3つに分かれる

この章で持ち帰ってほしいことは1つです。買い物を始める前に、自分の言う「小さい」がどれなのかを決めてください。決まれば、見るべき数値も決まります。
▶ あわせてチェック:炊飯器おすすめ5合コスパ10選|省いてよい機能で選ぶ
一度に炊ける量が小さい
1つ目は、一度に炊けるお米の量が少ないという意味です。公式の仕様表では炊飯容量(一度に炊けるお米の量)の欄にあたります。
ここで大事なのは書かれ方です。多くのメーカーは「0.09〜1.0L(0.5〜5.5合)」のように、下限と上限の両方を書いています。合(ごう。お米の量の単位で、1合は約150gにあたります)で書かれることもあります。
一方、商品名や広告に出てくるのはカタログ容量(メーカーが「そこまで炊ける」として公表している上限の合数)だけです。「3合炊き」の3合がこれです。少ない量を炊く人に効くのは、上限ではなく下限のほうです。
本体が小さい
2つ目は、本体そのものが小さいという意味です。外形寸法(本体の幅・奥行・高さ)と質量の話になります。
棚に入るか、片手で動かせるかは、この数値で決まります。ただし本体の大きさと、炊ける量の下限は連動しません。3合の機種でも、5合の機種より重いことがあります。
置き場所や重さから絞りたい人のために、この記事では役割を分けました。ここでは深追いせず、下限と電気の話に進みます。
使う電気が小さい
3つ目は、使う電気が少ないという意味です。ここでよく見られているのが定格消費電力(いちばん強い運転で使う電気の量。単位はW=ワット)です。
この数字は仕様表に必ず載っているので、比べるのは簡単です。ただしWの数字が小さいことと、1回の炊飯で使う電気が少ないことは別の話です。理由は3つめの章でくわしく書きます。
置き場所の寸法から先に絞りたい人もいると思います。省かれやすい機能と置き場所の話は「炊飯器の安いおすすめ10選|省かれやすい機能と置き場所」で扱っています。
一度に炊ける量の下限はどこに書いてあるか

この章で持ち帰ってほしいことも1つです。仕様表の炊飯容量の欄を開いて、左側の数字を見てください。そこが下限です。
公式の仕様表で炊飯容量の欄を見る
手順は簡単です。メーカーの製品ページを開き、仕様の表から炊飯容量の行を探します。
そこに「0.09〜1.0L」とあれば、下限は0.09Lです。合に直すと0.5合になります。「0.5〜3合」のように合で書いてあるメーカーもあります。
ただし、すべての機種に下限が書いてあるわけではありません。上限だけを載せている機種もあります。その場合、この記事では「公式に記載を確認できず」。推測で数字を足すことはしません。
今回の10台では、8台が0.5合から、残り2台が1合からと公表されていました。同じ「3合炊き」でも、下限は同じとは限らないということです。
下限を下回る量は想定されていない
下限は、メーカーが炊飯を想定している範囲の端です。そこを下回る量について、メーカーは何も約束していません。
水加減の目盛りも、下限から上に向かって刻まれています。目盛りより下で炊いた結果は、公式には示されていません。
もう1つ大事な線引きがあります。下限が小さいことと、少ない量をおいしく炊けることは、別の話です。前者は仕様表で確かめられますが、後者は数値で比べられません。この記事は前者だけを扱います。
3合クラスにどんな型番があるのかを先に見たい人もいると思います。各社の型番の一覧は「お米マイスターおすすめ炊飯器3合10選|各社の型番一覧」にまとめてあります。
小さい炊飯器は電気も小さいのか

この章で持ち帰ってほしいことは1つです。Wの小ささで選ぶと、かえって電気を使う機種を選ぶことがあります。
定格のWと1回に使う電気は別の数値
仕様表には、似ているのに別物の数値が2つ並んでいます。1つは定格消費電力です。もう1つは消費電力量(実際に使った電気の合計。単位はWh=ワットアワー)です。
▶ あわせてチェック:炊飯器3合炊きおすすめ人気10選|1回に使う電気で選ぶ
定格消費電力は、いちばん強い運転をしたときの数字です。炊飯器はこの強さで動き続けるわけではありません。お米に水を吸わせる時間や、蒸らす時間は、電気をあまり使いません。
だからWに炊飯時間を掛けても、実際の電気の量にはなりません。炊飯器では大きくずれます。使うべきなのは、各社が公表している「1回あたりの炊飯時消費電力量」のほうです。
640Wの機種が電力量では最大になる例
実例を挙げます。シャープのKS-S10J-Sは定格640Wです。この記事の後半で紹介する5台の中では、いちばん小さい数字です。
ところが1回あたりの炊飯時消費電力量は185.5Whと公表されています。これは今回の10台の中でいちばん大きい値です。
ほかの機種と並べると差がはっきりします。パナソニックのSR-H10B-Kは定格1200Wですが148Whです。象印のNW-VE10-BAは1105Wで149Whです。定格の大小と、1回に使う電気の大小が入れ替わっています。
つまり「Wが小さい=電気の使用量が少ない」とは言えません。Wは最大値の目安であって、1回分の合計ではないからです。
1回あたりの電気代そのものを知りたい人は、計算の手順まで書いた「炊飯器5合炊きランキング10選|順位の根拠を火と電気で示す」を見てください。
一度に炊ける量の下限がわかる炊飯器おすすめ5選
この5台は、一度に炊ける量の下限をメーカーが公式に公表しているモデルです。並び順は下限の少ない順をもとにしています。ただし第4位の山善だけは、白米の下限が1カップ(1合)です。ほかの4台は0.5合から炊けます。
並び順は味の順位ではありません。下限が小さいことと、おいしく炊けることは別の話です。ここで約束しているのは、下限と加熱のしかたが公式に公表されていることだけです。
第1位:SR-JW058-KK(パナソニック)
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SR-JW058-KK(パナソニック)の基本情報
パナソニックの3合クラスです。公式の仕様表は炊飯容量を「0.54L 0.5〜3合」。下限の0.5合が、はっきり数字で示されています。加熱方式は4段全面IH(アイエイチ。内なべそのものを電気の力で発熱させて炊く方式)です。炊いている途中で圧力を上げ下げする、可変圧力IHにあたります。内なべ(内釜。お米と水を入れる、取り外せるなべ)はダイヤモンド竃釜で、厚さは2.4mmと公表されています。なおこの機種は、公式の製品ページに生産終了の表示が出ています。パナソニックの炊飯器比較表にも掲載がありません(2026年9月2日確認)。買う前に在庫を確かめてください。
SR-JW058-KK(パナソニック)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 0.5合 |
| カタログ容量 | 3合(0.54L) |
| 定格消費電力 | 炊飯時 約700W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 131Wh |
| 加熱方式 | 4段全面IH(可変圧力) |
| 内なべの名称 | ダイヤモンド竃釜 |
SR-JW058-KK(パナソニック)の口コミ
Web上では「少ない量でも目盛りどおりに炊けた」といった声が見られます。一方で「本体は3合でも思ったより場所を取る」という声も見られます。
第2位:JBS-A055KM(タイガー魔法瓶)
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JBS-A055KM(タイガー魔法瓶)の基本情報
タイガー魔法瓶の3合クラスです。公式の炊飯容量は「0.09〜0.54L(0.5〜3合)」で、こちらも下限が0.5合。加熱方式は釜包みヒーターで、いわゆるマイコン式(電気ヒーターで内なべの底を温めて炊く方式)です。定格350Wは、この10台の中でいちばん小さい数字です。1回あたりの炊飯時消費電力量も90.10Whで、10台の中で2番目に少なくなっています。内なべは遠赤黒特厚釜で、厚さは約3mmです。この機種の公式ページには「限定商品」の表示があります(2026年9月2日確認)。在庫を確かめてから選んでください。
JBS-A055KM(タイガー魔法瓶)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 0.5合(0.09L) |
| カタログ容量 | 3合(0.54L) |
| 定格消費電力 | 350W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 90.10Wh |
| 加熱方式 | 釜包みヒーター(マイコン式) |
| 内なべの名称 | 遠赤黒特厚釜 |
JBS-A055KM(タイガー魔法瓶)の口コミ
Web上では「一人分を炊くのにちょうどよい大きさ」といった声が見られます。一方で「フタの内側を毎回洗うのが手間」という声も見られます。
第3位:RC-PDA30-B(アイリスオーヤマ)
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RC-PDA30-B(アイリスオーヤマ)の基本情報
アイリスオーヤマの3合クラスです。公式の炊飯容量は「0.5〜3合」で、下限が0.5合と公表されています。今回の3合5台のうち、公式の一覧に現行として載っているのは、この機種とバーミキュラの2台です(2026年9月2日確認)。加熱方式は圧力IH(IHに加えて、なべの中に圧力をかけて炊く方式)です。内なべは極厚火釜で、厚さ3mmと公式カタログに書かれています。交換用の内釜が別売りで用意されている点も公表されています。ただし省エネ基準の達成率は公表されていません。そこは比べられない項目として扱っています。
RC-PDA30-B(アイリスオーヤマ)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 0.5合 |
| カタログ容量 | 3合 |
| 定格消費電力 | 713W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 138.5Wh |
| 加熱方式 | 圧力IH |
| 内なべの名称 | 極厚火釜(厚さ3mm) |
RC-PDA30-B(アイリスオーヤマ)の口コミ
Web上では「銘柄を選ぶ操作がわかりやすい」といった声が見られます。一方で「炊き上がりまでの時間が長めに感じる」という声も見られます。
第4位:AMRC-5M(W)(山善)
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AMRC-5M(W)(山善)の基本情報
山善の3合クラスです。公式の取扱説明書には、最大炊飯容量が0.54L(3合)。メニューの一覧では白米は1カップから3カップまで、おかゆは0.5カップから1カップまでと公表されています。3カップが3合にあたるので、白米の下限は1合ということになります。加熱方式は取扱説明書の仕様表に「マイコン」。定格425Wで、1回あたりの炊飯時消費電力量は省エネメニューで84.7Whです。この84.7Whは、今回の10台の中でいちばん少ない数字です。内なべはフッ素加工とだけ公表されており、名称と厚さは確認できない。
AMRC-5M(W)(山善)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 白米1カップ(1合) |
| カタログ容量 | 3合(0.54L) |
| 定格消費電力 | 425W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 84.7Wh(省エネメニュー) |
| 加熱方式 | マイコン式 |
| 内なべの名称 | 公式に記載を確認できず(フッ素加工の表記のみ) |
AMRC-5M(W)(山善)の口コミ
Web上では「本体が軽くて動かしやすい」といった声が見られます。一方で「予約の設定に少し慣れが必要」という声も見られます。
第5位:RP19A-WH(バーミキュラ)
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RP19A-WH(バーミキュラ)の基本情報
鍋と専用のヒーターがセットになった製品です。公式の炊飯容量は白米0.5〜3合、玄米0.5〜3合、おかゆ0.5〜1合と、メニューごとに下限まで公表されています。鍋は鋳物ホーロー(鉄で作ったなべの表面にガラスの膜を焼き付けたもの)で、原産国は日本。ここで必ず知っておきたい点が1つあります。この製品は、炊いたご飯を保温できません。公式のよくある質問に、ご飯の保温はできない。別売りの保温用の台を使った場合でも、目安は約2時間です。1回あたりの炊飯時消費電力量は公表されていないため、電気の量の比較には入れていません。
RP19A-WH(バーミキュラ)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 白米0.5合(おかゆ0.5合) |
| カタログ容量 | 3合 |
| 定格消費電力 | 1050W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 公式に記載を確認できず |
| 加熱方式 | 鋳物ホーロー鍋と専用のIHヒーター |
| 内なべの名称 | 鋳物ホーロー鍋(鋳鉄・表面はほうろう) |
RP19A-WH(バーミキュラ)の口コミ
Web上では「鍋をそのまま食卓に出せるのがよい」といった声が見られます。一方で「鍋が重いので出し入れが大変」という声も見られます。
5合クラスの本体で少ない量を炊く選び方もあります。その視点は「炊飯器おすすめ5合|1合だけ炊けるかで選ぶ人気10選」で扱っています。
定格消費電力を公表している炊飯器おすすめ5選
この5台は、いちばん強い運転で使う電気の量をメーカーが公式に公表しているモデルです。並び順はその数値の小さい順です。ただし、この数値が小さいほど1回の電気の使用量が少ない、という関係にはなりません。
実際に、この中でいちばん小さい640Wの機種が、1回あたりの炊飯で使う電力量では、今回の10台でいちばん大きい値を公表しています。この区画が約束するのは、定格の数値とカタログ容量が公式に公表されていることだけです。電気代の安さは約束していません。
第1位:KS-S10J-S(シャープ)
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KS-S10J-S(シャープ)の基本情報
シャープの5.5合クラスです。公式の炊飯容量は1〜5.5合で、最大炊飯容量は1.0Lと公表されています。定格640Wは、この5台の中でいちばん小さい数字です。ところが1回あたりの炊飯時消費電力量は185.5Whで、今回の10台の中ではいちばん大きい値です。この逆転が、この記事でいちばん伝えたい事実です。内なべは黒厚釜で、厚さ2mmの球面炊きと公表されています。内なべの中でお米を洗える点も書かれています。なお加熱方式については、公式に記載を確認できない。公式のラインアップで「IHジャー炊飯器」とは別枠の「ジャー炊飯器」に分類されている、という事実だけが確認できます。
KS-S10J-S(シャープ)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 1合 |
| カタログ容量 | 5.5合 |
| 定格消費電力 | 640W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 185.5Wh |
| 加熱方式 | 公式に記載を確認できず |
| 内なべの名称 | 黒厚釜(球面炊き・厚さ2mm) |
KS-S10J-S(シャープ)の口コミ
Web上では「表示が大きくて操作しやすい」といった声が見られます。一方で「保温の経過時間の表示が11時間までで戸惑った」という声も見られます。
第2位:JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)
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JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の基本情報
タイガー魔法瓶の土鍋圧力IHです。公式の炊飯容量は0.09〜1.0L(0.5〜5.5合)で、下限まで公表されています。販売ページでは5合と書かれることがありますが、この記事は公式の値を採りました。内なべは本土鍋で、表面は6層のコートです。なべの厚さは最大で約5mm、産地は三重県四日市市。今回の10台で、本土鍋と公式に確認できたのはこの1台だけです。定格1080Wで、1回あたりの炊飯時消費電力量は159Whです。本体の質量は7.1kgで、10台の中では重い部類にあたります。なおタイガー公式の製品ページには「生産終了品」の表示があります(2026年9月2日確認)。在庫を確かめてから選んでください。
JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 0.5合(0.09L) |
| カタログ容量 | 5.5合(1.0L) |
| 定格消費電力 | 1080W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 159Wh |
| 加熱方式 | 土鍋圧力IH |
| 内なべの名称 | 本土鍋(表面6層コート・なべ厚最大約5mm) |
JPL-H10NK(タイガー魔法瓶)の口コミ
Web上では「なべの見た目に高級感がある」といった声が見られます。一方で「本体が重くて動かしにくい」という声も見られます。
第3位:NW-VE10-BA(象印マホービン)
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NW-VE10-BA(象印マホービン)の基本情報
象印マホービンの5.5合クラスです。公式の炊飯容量は0.09〜1.0Lで、下限は0.5合にあたります。加熱方式はIHで、技術の名前は「豪熱沸とうIH」と公表されています。内なべは黒まる厚釜で、厚さは1.7mmです。保温は30時間まで可能。今回の10台の中で、保温できる時間を数字で公表しているのはこの1台だけです。定格1105Wに対して、1回あたりの炊飯時消費電力量は149Whです。生産国は日本と公表されています。なお象印の炊飯ジャー一覧に、この型番の掲載はありません(2026年9月2日確認)。
NW-VE10-BA(象印マホービン)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 0.5合(0.09L) |
| カタログ容量 | 5.5合(1.0L) |
| 定格消費電力 | 1105W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 149Wh |
| 加熱方式 | IH(豪熱沸とうIH) |
| 内なべの名称 | 黒まる厚釜(厚さ1.7mm) |
NW-VE10-BA(象印マホービン)の口コミ
Web上では「朝までの保温が使いやすい」といった声が見られます。一方で「本体の奥行きがあって置き場所を選ぶ」という声も見られます。
第4位:SR-H10B-K(パナソニック)
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SR-H10B-K(パナソニック)の基本情報
パナソニックの5.5合クラスです。公式の炊飯容量は1.0Lで、0.5〜5.5合。加熱方式は2段IHで、内なべを下と側面の2か所から温める構造と公表されています。定格1200Wに対して、1回あたりの炊飯時消費電力量は148Whです。この148Whは、電力量を公表している9台の中では少ないほうにあたります。ここでもWの大小と電気の量の大小が一致していません。内なべは備長炭釜で、厚さは約1.6mmです。質量は3.6kgで、5.5合クラスとしては軽めです。
SR-H10B-K(パナソニック)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 0.5合 |
| カタログ容量 | 5.5合(1.0L) |
| 定格消費電力 | 1200W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 148Wh |
| 加熱方式 | 2段IH |
| 内なべの名称 | 備長炭釜(釜厚 約1.6mm) |
SR-H10B-K(パナソニック)の口コミ
Web上では「洗う部品が少なくて助かる」といった声が見られます。一方で「操作パネルの文字が小さい」という声も見られます。
第5位:JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)
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JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の基本情報
タイガー魔法瓶の圧力IHです。公式の炊飯容量は0.09〜1.0L(0.5〜5.5合)で、下限まで公表されています。加熱方式は可変W圧力IHと釜包みIHの組み合わせです。定格1200Wに対して、1回あたりの炊飯時消費電力量は171Whです。同じ1200Wのパナソニックが148Whなので、ここでも定格だけでは判断できないことが分かります。内なべの名称は、商品ページの本文では遠赤9層土鍋かまどコート釜。ただし同じページの機能一覧では別の名称が該当になっており、公式の中で表記が分かれています。そのため素材については断定しません。
JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の主要スペック
| 一度に炊ける量の下限 | 0.5合(0.09L) |
| カタログ容量 | 5.5合(1.0L) |
| 定格消費電力 | 1200W |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 171Wh |
| 加熱方式 | 可変W圧力IH+釜包みIH |
| 内なべの名称 | 遠赤9層土鍋かまどコート釜(商品ページ本文の表記) |
JPI-S10NK(タイガー魔法瓶)の口コミ
Web上では「お手入れする部品が分かりやすい」といった声が見られます。一方で「ふたを開けたときの高さが必要」という声も見られます。
持ち上げられるかどうかで選びたい人もいると思います。重さとコードの長さから見る話は「小型炊飯器おすすめ人気10選|コードの長さと重さで選ぶ」で扱っています。
10台を炊ける量の下限と消費電力で比較する

ここまでの数値を1つの表にまとめます。上から5台は炊ける量の下限が公表されている機種、下の5台は定格消費電力が公表されている機種です。並び順は味の順位ではありません。
10台の下限・容量・消費電力の比較
| 順位 | モデル名(ブランド) | 一度に炊ける量の下限 | カタログ容量 | 定格消費電力 | 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 加熱方式 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | SR-JW058-KK(パナソニック) | 0.5合 | 3合 | 約700W(炊飯時) | 131Wh | 4段全面IH(可変圧力) | 見る |
| 2 | JBS-A055KM(タイガー魔法瓶) | 0.5合 | 3合 | 350W | 90.10Wh | 釜包みヒーター(マイコン式) | 見る |
| 3 | RC-PDA30-B(アイリスオーヤマ) | 0.5合 | 3合 | 713W | 138.5Wh | 圧力IH | 見る |
| 4 | AMRC-5M(W)(山善) | 白米1合 | 3合 | 425W | 84.7Wh | マイコン式 | 見る |
| 5 | RP19A-WH(バーミキュラ) | 0.5合 | 3合 | 1050W | 公式に記載を確認できず | 鋳物ホーロー鍋とIHヒーター | 見る |
| 6 | KS-S10J-S(シャープ) | 1合 | 5.5合 | 640W | 185.5Wh | 公式に記載を確認できず | 見る |
| 7 | JPL-H10NK(タイガー魔法瓶) | 0.5合 | 5.5合 | 1080W | 159Wh | 土鍋圧力IH | 見る |
| 8 | NW-VE10-BA(象印マホービン) | 0.5合 | 5.5合 | 1105W | 149Wh | IH | 見る |
| 9 | SR-H10B-K(パナソニック) | 0.5合 | 5.5合 | 1200W | 148Wh | 2段IH | 見る |
| 10 | JPI-S10NK(タイガー魔法瓶) | 0.5合 | 5.5合 | 1200W | 171Wh | 可変W圧力IH | 見る |
表を横に見ると、定格の列と電力量の列がそろっていないことが分かります。2つの列は別々に見てください。
自分の「小さい」から選ぶ
3つのパターンに分けて、見る列を決めます。
1つ目は、いつも1合前後しか炊かない場合です。見る列は「一度に炊ける量の下限」だけです。0.5合と書かれている8台が候補になります。上の5台はすべてここに入ります。
2つ目は、炊く量は変わるけれど置き場所が狭い場合です。この場合はカタログ容量の列で必要な上限を決め、そのうえで本体の寸法を確かめます。寸法は下限とは連動しないので、必ず別に見てください。
3つ目は、電気の使用量が気になる場合です。見る列は「1回あたりの炊飯時消費電力量」です。定格の列ではありません。今回の10台では84.7Whから185.5Whまで幅がありました。
本体の寸法と重さから選びたい人は、実測をまとめた「コンパクト炊飯器おすすめ人気10選|重さと置き場所」を見てください。
小さい炊飯器についてよくある質問
Q. 小さい炊飯器で1合だけ炊けますか?
機種によって分かれます。公式の仕様表で炊飯容量の下限を確かめてください。今回の10台では、8台が0.5合から、シャープと山善の2台が1合からと公表されていました。下限より少ない量は、メーカーが想定していません。
Q. 小さい炊飯器なら電気代も少なくて済みますか?
そうとは限りません。定格消費電力と、1回に使う電気の量は比例しないからです。実際、定格640Wのシャープが185.5Whで今回の10台では最大でした。計算するときは1回あたりの炊飯時消費電力量を1000で割り、1kWh(キロワットアワー。1000Wの電気を1時間使ったときの電気の量)あたり31円をかけます。185.5Whなら約5.8円です。
Q. 早炊きはふつうの炊飯と何が違いますか?
炊き上がるまでの時間が短いメニューです。早炊き(ふつうより短い時間で炊き上げるメニュー)は多くの機種にあります。たとえばタイガーのJBS-A055KMは、白米が46〜57分に対して早炊きは24〜41分と公表されています。炊き上がりの違いについては、公式に数値での説明がないため書きません。
Q. 炊飯器に入れてはいけないものはありますか?
使ってよい材料と洗い方は機種ごとに違うので、購入した機種の取扱説明書を確認するのが確実です。今回の10台で公式に確認できた例を1つ挙げます。タイガーのJBS-A055KMは、内なべを食器洗い機で洗えないと取扱説明書に書かれています。取扱説明書は各メーカーの公式サイトで公開されています。
まとめ|小さい炊飯器は下限とWを分けて見る
最後に道すじをたどり直します。「小さい」は炊ける量・本体・電気の3つに分かれます。見るのは上限ではなく下限です。そして定格のWと、1回に使う電気の量は比例しません。
紹介したのは10選です。内訳は、一度に炊ける量の下限を公式が公表している5台と、定格消費電力を公表している5台でした。比較表では、この10台を下限と2つの電気の数値で並べています。
念のため3点だけ繰り返します。並び順は公表されている数値によるもので、味の順位ではありません。Wが小さいほど電気を使わない、という関係にもなりません。公式に記載が無い項目は「公式に記載を確認できず」。
今日はまず、次に炊くときに何合入れているかを量ってみてください。その1つの数字が、あなたの言う「小さい」を決めてくれます。