スピーカーのおすすめを探すと、まず用途別の分類が出てきます。パソコン用、テレビ用、車で使う用と続きます。けれど、その分類で選んでも失敗は減りません。
実際に使わなくなる理由は、たいてい2つです。大きくて持ち出さなくなるか、1回の外出で充電が切れるかです。
どちらも、買う前に数字で確かめられます。本体質量と連続再生時間です。どちらもメーカーの公式サイトに載っています。
この記事では、本体質量200g以下の2選と200g超の2選、合計4選を紹介します。4機種とも同じ項目で並べました。音の良し悪しは主観になるため書きません。
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スピーカー選びは「持ち歩く重さ」から決まる

結論から書きます。用途を決める前に、持ち歩くのか置きっぱなしにするのかを決めてください。ここで見る数字が変わります。
結論:置きっぱなしか持ち歩くかで見る数字が変わる
持ち歩くなら本体質量が先です。置きっぱなしなら、連続再生時間の優先度が下がります。
掲載4機種の本体質量は、約177gから0.67kgまで約4倍の開きがあります。この差は、カバンに入れるかどうかを決めます。
この記事で扱うのはメーカーが公表している数値だけ
扱うのは、本体質量、連続再生時間、防じん防水の等級、使用ユニットの口径、充電時間の5つです。
出典はハーマンインターナショナルの公式プレスリリース、Marshall公式サイト、ソニー公式サイトです。掲載値はすべて2026年8月24日に確認しました。
音質の良し悪しを書かない理由
音の聞こえ方は、置く場所と部屋の広さで変わります。メーカーも機種同士の優劣は書いていません。
そのため本記事では、音の評価には踏み込みません。書けるのは、ユニットの口径や出力の公表値までです。
Bluetoothスピーカーを選ぶ4つの数字

公式サイトのどこを見ればよいかを、4つに分けて説明します。順に見ていけば候補が絞れます。
本体質量:カバンに入れるなら何gまでか
掲載機で最も軽いのはJBL Go Essential 2の約177g、最も重いのはEmberton IIIの0.67kgです。差は約493gで、500mLのペットボトル1本分に近くなります。
200gを境にすると、ポケットに入るかどうかの感覚に近くなります。この記事ではここで区画を分けました。
連続再生時間:1回の充電でどれだけ鳴るか
掲載機の幅は、約5時間から最大約32時間までです。同じ「持ち運べるスピーカー」でも6倍以上の差があります。
1日の外出で使うのか、キャンプで一晩使うのか。ここを決めてから数字を見ると、必要な長さが決まります。
JBL GO 4は条件が2つ書かれています。プレイタイムブースト機能をオンにすると約9時間、オフだと約7時間です。
防じん防水等級:IP67は水深1mに最大30分
掲載4機種は、いずれもIP67と公表されています。1桁目の6が防じん、2桁目の7が防水です。
数字が大きいほど、守る範囲が広くなります。IP67の7は、決められた条件で水に沈めても中に水が入らない段階です。
Marshallは「深さ1mの水中に最大30分間沈めても浸水しません」と、条件つきで書いています。
充電時間:空から満充電までの目安
SRS-XB100は約4.5時間、Emberton IIIは約2時間、JBL Go Essential 2は約2.5時間です。
Emberton IIIには、20分の充電で約6時間の連続再生ができる急速充電もあります。出かける直前に思い出しても間に合う長さです。
JBL GO 4は、公式のプレスリリースに充電時間の記載を確認できない。
出力W数を横並びで比べられない理由

スピーカーの説明でよく出てくるのが出力の数字です。W数(ワットで表した出力の大きさ)と呼ばれます。ところが、この数字はそのまま比べられません。
理由は、メーカーごとに測り方と書き方が違うからです。順に見ていきます。
「4.2W RMS」と「38WクラスDアンプ2基」は数え方が違う
JBL GO 4の公表値は「4.2W RMS」です。RMSは、連続して出せる出力の測り方を指します。
一方Emberton IIIの公表値は「38WクラスDアンプ×2」です。これはアンプ(信号を大きくする部品)側の数字で、スピーカーから出る音の大きさとは別の数え方になります。
土台が違う数字を並べても、大小の比較にはなりません。この記事では出力の欄を横並びの比較に使いません。
出力の公表が無い機種もある
SRS-XB100とJBL Go Essential 2は、出力の公表を確認できない。
公表が無い以上、4機種を出力で並べることはできません。空欄は0という意味ではなく、公表がないという意味です。
販売ページには数字が載っていることもあります。ただし出典がメーカーでない場合、この記事では採用しません。
比べられるのはユニットの口径まで
使用ユニットの口径は、4機種すべてで公表されています。40mm、45mm、約46mm、2インチです。
ただし口径が大きいほど良い音になる、とは書けません。ここも公表値を並べるところまでにとどめます。
あわせて見ておきたいのがパッシブラジエーターです。自分では音を出さず、本体の中の空気の動きに合わせて振動する板を指します。掲載4機種はすべて積んでいます。
本体質量200g以下のスピーカー人気おすすめ2選
ここからは、本体質量を200g以下とメーカー公式が公表した2機種です。並び順は編集部の掲載順で、順位はこの区画のなかで完結します。
第1位:GO 4(JBL)
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GO 4(JBL)の基本情報
本体質量約192g、外形は94×76×42mmと公表されています。45mm径のフルレンジ・ドライバーと長円形のパッシブラジエーターを積みます。
連続使用時間は、プレイタイムブースト機能オン時で約9時間、オフ時で約7時間です。Bluetoothはバージョン5.3でLE Audioに対応します。
GO 4(JBL)の主要スペック
| 使用ユニット | 45mm径フルレンジ・ドライバー+59×35mm長円形パッシブラジエーター |
| 質量 | 約192g |
| 外形寸法 | 94×76×42mm |
| 連続再生時間(本体のみ) | プレイタイムブーストオン時 約9時間/オフ時 約7時間 |
| 充電時間 | 公式に記載を確認できず |
| 対応コーデック(音を電波で送るときの圧縮のしかた) | SBC(LC3はアップデート対応予定) |
| Bluetoothのバージョン | バージョン5.3(LE Audio対応)/防じん・防水 |
| 防滴等級 | IP67 |
| 出力 | 4.2W RMS |
| 充電端子 | USB Type-C |
第2位:Go Essential 2(JBL)
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Go Essential 2(JBL)の基本情報
本体質量約177gで、掲載4機種のなかで最も軽い値です。外形も86×71.2×31.6mmと最小になります。
公式のプレスリリースに「充電用USBケーブルは同梱されません」と明記されています。買った日に使うには、手持ちのケーブルが要ります。
Go Essential 2(JBL)の主要スペック
| 使用ユニット | 40mm径フルレンジスピーカー×1+パッシブラジエーター×1 |
| 質量 | 約177g |
| 外形寸法 | 86×71.2×31.6mm |
| 連続再生時間(本体のみ) | 再生 約5時間 |
| 充電時間 | 約2.5時間 |
| 対応コーデック | SBC |
| Bluetoothのバージョン | バージョン4.2/防じん・防水 |
| 防滴等級 | IP67 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 付属品 | クイックスタートガイド・保証書&安全シート(充電用USBケーブルは同梱されない) |
200g超・再生16時間以上のスピーカー人気おすすめ2選
ここからは、本体質量が200gを超え、連続再生時間を16時間以上とメーカー公式が公表した2機種です。ここでも順位はこの区画のなかで完結します。
第1位:Emberton III(Marshall)
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Emberton III(Marshall)の基本情報
本体質量0.67kg、外形は幅160×高さ68×奥行76.9mmです。掲載4機種のなかで最も大きく、最も重い機種になります。
再生時間は最大約32時間で、20分の充電で約6時間の連続再生ができると公式が説明しています。USB-C充電ケーブルが同梱されます。
Emberton III(Marshall)の主要スペック
| 使用ユニット | 2インチ10Wフルレンジ+パッシブラジエーター2基 |
| 質量 | 0.67kg |
| 外形寸法 | 幅160×高さ68×奥行76.9mm |
| 連続再生時間(本体のみ) | 最大約32時間 |
| 急速充電 | 20分の充電で約6時間の連続再生 |
| 充電時間 | 約2時間 |
| 対応コーデック | 公式に対応コーデックの記載を確認できず |
| Bluetoothのバージョン | Bluetooth 5.3 LE(LE Audio対応)/防じん・防水 |
| 防滴等級 | IP67(水深1mに最大30分) |
| 出力 | 38WクラスDアンプ×2 |
| 充電端子 | USB-C充電ケーブルを同梱 |
第2位:SRS-XB100(ソニー)
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SRS-XB100(ソニー)の基本情報
本体質量約274g、外形は約φ76×95mmの円筒形です。約φ46mmのフルレンジとパッシブラジエーターを積みます。
電池持続時間は約16時間です。ストラップが本体に取り付け済みで、USB Type-Cケーブルも付属します。
SRS-XB100(ソニー)の主要スペック
| 使用ユニット | 約φ46mmフルレンジ+パッシブラジエーター1基 |
| 質量 | 約274g |
| 外形寸法 | 約φ76×95mm |
| 連続再生時間(本体のみ) | 電池持続時間 約16時間 |
| 充電時間 | 約4.5時間 |
| 対応コーデック | SBC・AAC |
| Bluetoothのバージョン | 標準規格ver5.3/防じん・防水 |
| 防滴等級 | IP67 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 付属品 | USB Type-Cケーブル・ストラップ(本体に取り付け済み)・保証書 |
置き場所別に見る、スピーカーの選び分け

数字が出そろったところで、使う場所ごとに整理します。ここでも公表値だけを根拠にします。
部屋に置きっぱなしにするなら
持ち歩かないなら、質量は判断材料になりません。充電の頻度を減らしたいなら、再生時間の長い機種が向きます。
掲載機ではEmberton IIIの最大約32時間、SRS-XB100の約16時間がこれにあたります。
置き場所が決まっているなら、外形寸法も見てください。Emberton IIIは幅160mm、SRS-XB100は約φ76mmの円筒形です。棚に置くのか、机に置くのかで収まりが変わります。
カバンに入れて持ち歩くなら
毎日持ち歩くなら、200gを超えるかどうかが目安になります。JBL Go Essential 2の約177gとJBL GO 4の約192gが、掲載機では軽い2機種です。
ただし軽い側は再生時間が短くなります。JBL Go Essential 2は約5時間です。半日の外出でも足りないことがあります。
もうひとつ確かめたいのが、充電ケーブルが付くかどうかです。JBL Go Essential 2は公式が「充電用USBケーブルは同梱されません」。買った日に鳴らしたいなら、Type-Cのケーブルを用意してください。
水がかかる場所で使うなら
掲載4機種はすべてIP67と公表されています。等級の意味を正しく理解したうえで選んでください。
ソニーもMarshallも、充電端子が乾いた状態で充電するよう案内しています。等級があっても、使い方の注意はメーカーの表記に従ってください。
Bluetoothスピーカーについてよくある質問
最後に、検索でよく出てくる疑問をまとめます。ここでも公式が公表している範囲だけで答えます。
2台つないでステレオにできますか
SRS-XB100は、ステレオペア機能に対応する。ただし同じ機種が2台必要です。
他の3機種については、この記事では公式の記載を確認していません。確認できない機能は書かないという方針です。
なおステレオペアは、左右の音を2台に振り分ける使い方を指します。1台だけではこの使い方はできません。
テレビやパソコンにつなげますか
掲載4機種の音声入力は、いずれもBluetoothです。パソコン側がBluetoothに対応していればつながります。
テレビは機種によります。Bluetoothの音声出力に対応しているかを、テレビ側の説明書で確かめてください。
有線でつなぐ端子はありますか
掲載4機種の仕様に、3.5mmの音声入力端子の記載はありませんでした。SRS-XB100の仕様表では、マイク端子の欄に「-」が入っています。
空欄や「-」は、その機能が無いか、公表されていないという意味です。0という意味ではありません。
有線でつなぎたい場合は、端子の有無を必ず確認してください。
充電しながら鳴らせますか
掲載4機種の公式ページに、充電しながら再生できるかどうかの記載は確認できない。
なおJBL GO 4のプレスリリースには、故障や発火の原因になるため、充電の際は必ず端子が乾いた状態で行うようにという注記があります。使い方の注意は、必ずメーカーの案内に従ってください。
この記事では、公表されていない範囲について可否を書きません。
まとめ:重さで絞り、再生時間で確かめる
スピーカーは、まず持ち歩くかどうかを決めてください。持ち歩くなら本体質量、置くなら再生時間が判断材料になります。
▶ あわせてチェック:ダイソーのスピーカーの公式仕様と、他社の人気11選
この記事では200g以下の2選と200g超の2選、合計4選を紹介しました。いずれも各メーカーの公式情報で2026年8月24日に確認した公表値です。
出力の数字は、メーカーごとに数え方が違います。横に並べて大小を比べないでください。